今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

東京の放射線量:3月13日

2011年03月13日 | 東日本大震災関連
簡易計測として数分間の変動幅を示す(より正確には一回60分ほどの計測時間がほしいが)。

8:45 木造2階の室内で、 90-190nSv(0.09-0.19μSv)の間を変動。
昨日とくらべると、変動幅が大きくなり、大きい方にブレている。
つまり平均値的には昨日よりやや大きくなっている。

14:00 屋外。自宅から西日暮里駅までの間を歩きながら計測すると、やはり 90-190nSv(0.09-0.19μSv)。
つまり木造家屋は放射能的には屋外と同じ環境であることがわかる。

21:00 室内。60-110nSv(0.06-0.11μSv)。昼に比べて明らかに低下した。ただ、これが昼夜の差の影響によるのかは不明(大気圧や気温の影響を受けるはず)。明日朝と比較してみるべき。

放射線の基本については、以前の私の書評記事もご参考に。
『放射線と健康』舘野之男

通常の700倍の放射線量ってどうなのか

2011年03月13日 | 東日本大震災関連
宮城の女川(おながわ)原発で、「通常の700倍」の放射線量が計測されたとテレビで報道されたが、
”700倍”という倍数(相対値)に過剰反応する必要はない。
あくまでも放射線の実測値が問題。
その値は21μSvであり、岐阜県中津川市を基準にすれば、100倍にすぎない。
すなわち女川の平常値がもともと低かったのだ。
μSvの値の評価は下の記事を参照してほしい。

地震の予兆と緊急地震速報の問題

2011年03月13日 | 防災・安全
今回の三陸沖の震源による巨大地震は、二日前から群発地震が始まっていた(地震情報(ウェザーニュース)参考)。
特に9日の 11:45には M7.3(震度5弱)の大きな地震があった。
これらは今なら、前兆であったということができる。
ただ実際には、群発地震が大地震につながらない事の方が多い。
だからこれだけでは、予想に使いにくい。

兵庫県南部地震やイタリア中部地震の時は、本震前に地中からのラドン濃度が異常に上昇したという。
今回、民間レベルでそのような計測はなかったのか(私は名古屋で計測中)。

それから4日に茨城の海岸で多量のクジラが打ち上げられた。
震源の1つとなる茨城沖で地磁気の異常があったのだろうか。
ニュージーランドでも地震前に同様のことが起こった。

ただ、これら”予兆”現象は、地震の時期や規模を予想する材料にはならない。

いちばん頼りになるのは「緊急地震速報」しかない。
ただ、 M9.0の本震に対する「緊急地震速報」は無かったように記憶している(東京では)。

後で確認したところによると、速報先が青森を除く東北地方に限定されていた。
NHKでは全国の速報が流されるが、私がアイリスオーヤマの受信機にセット(民放FM局)していたのは関東のみだった。
これからNHKにセットした方がよさそうだ。
あと携帯電話もセットしたつもりになっていたが、そうでなかったらしい。