最近、マスコミで言われている。
では自宅のエアコンではどうか。
ワットチェッカーを買ったので、さっそく消費電力を検証してみる。
名古屋宅のエアコンは、三菱「霧ケ峰」MSZ-SV22R
仕様書によると冷房の消費電力は420Wとある。
また本機の「除湿」は、温度をやや下げて除湿するという。
すなわち多少の冷房効果もあるのだ。
(皆さんも、自宅のエアコンの取説で確認しよう)
ワットチェッカーをコンセントに差し込み、ワットチェッカーの上にエアコンのプラグを差し込む。
まずは、冷房を入れる。
すると値はどんどん上がり、600Wを越えた。
仕様書の消費電力より多いぞ。
冷房を続けていると460~620Wの間を行き来する。
電子レンジなみの消費電力だ。
わがエアコンには「省エネモード」というのがあり、これは設定温度より2℃高くなり、風がスイングするもの。
これだと460ー510W。
すなわち”省エネ”効果は約100W分だとわかった。
次に、除湿。
3℃だけ下げるという除湿の「強」では、370W
2℃だけ下げるという「標準」では340W
ちなみに、エアコンの「送風」だけだと、「強」で20W、「中」で16W、「弱」(ほとんど風を感じない)で14-15W
以上から結論。
節電的に使うなら、消費電力が半分近く減る「除湿」がいい(実は、昨年まで除湿中心に使っていた)。
3℃下げるだけでも体感的には違う。
ただ、除湿は、冷房とちがって目標温度の設定ができず、
今の温度から最大3℃下げるという相対性がネック。
仕事から帰ると今では室内温度が35℃以上になっている。
除湿だど、32℃以下に下らない。
そこで、先日否定された”サーキュレーター”の登場となる。
まずは、冷房で部屋をガンガン下げる。
そして同時にサーキュレーターをonにする。
ちなみにわが小型サーキュレーターの消費電力は、
「強」で30W、「中」で25W。
すなわち帰宅後の数分間だけは650Wもの大盤振る舞い。
ここでのポイントは、サーキュレーターの向きを、天井ではなく、エアコンの温度センサーに向けること。
(室内温度の均質化は無意味だからね)。
ほどなく、エアコンのセンサー付近の温度が29℃に下る。
(計測オタクの私は、エアコンの温度センサー付近にも温度計を設置してある)。
ここですかさず、エアコンのスイッチを「冷房」から「除湿」に切り返る。
だが、エアコン自体は、すぐに切り替わってくれない。
3分ほど、エアコンは温度設定のため送風状態になる。
この間、室内温度が徐々に上がるのが口惜しい。
そして、待望の「除湿」が始まり、開始時の29℃から3℃低い26℃になるまで、冷房の半分近い消費電力で部屋が冷やされる。
ただし冷房よりパワーが弱いので、気温の低下はごくゆっくり。
ということは、冷房から除湿に切り替える時点で、”暑くない”温度にまで下げるのがミソ。
これ以降はずっっと「除湿」のままでいい(私の場合、翌朝まで)。
このような使い方がベストだと思う。