今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

今夏得た快適に過ごすグッズ2024

2024年09月07日 | 生活

2024年の夏を過ごす上で、快適さを増してくれたグッズをまとめてみる(個別には記事で紹介)。


まずは、アームカバー
太陽光の赤外放射は皮膚の表面温度を気温よりも高く上げるが、それを防止してくれるのがこれ。
私は日傘男なので、頭部は赤外放射から守られているが、傘を持つ腕は無防備で、実際日焼けしていた。
アームカバーは紫外線も防いでくれるので日焼けもしない。
出がけに水に浸して装着すると一層快適。
ついでに防虫効果もある。
放熱効果が高いので、室内でもつけていて快適なほど。
逆に冷房が効きすぎた室内・車内で腕の冷えを防いでくれる(長袖代わり)。
これが100円ショップで200円で買えるのは嬉しい。


次に、大型冷風扇
卓上用の小型だと、冷風を顔に浴びる効果しかなく、部屋を冷却できない(顔以外が暑い)。

ところが床上用の大型だと風量が多くて、エアコンと併用で、室内の温度をさらに下げることができる。
エアコン併用が前提なので、同じ室内でエアコンの冷気が届きにくい空間用としての補助として使える。
ネットで10000円ちょい。
冬は加湿器にも使える。


番外編として、秋葉のレアモノショップ・サンコーで買ったファン付きの日傘
電動ファンが傘の内側の上部で回るので風が全部頭にかかる。
日傘は日陰を持ち歩くわけだが、そよ風が付加される。
35℃越えの暑さの中でも、ないよりマシだと痛感。
バッテリも、数日分の外出にもつ。
なのでそれまで使っていたファンなしの普通の日傘は持ち歩かなくなった。
売り尽くしセールで買ったので、もう売っていないようだ。
なので、持っていない人は、日傘に首掛け式のファンを併用するとよい。


これらは、買って以降使い続けて、快適さをアップしてくれた。


みんな確定申告すればいい

2024年09月06日 | 生活

自民党の総裁選に立候補している河野太郎氏が提案した「全ての国民に確定申告を」という意見がバッシングにさらされている。

だが給与生活者ながら毎年確定申告をやっている私からすると、賛成だ。

なぜなら、お金(詐欺ではない真っ当な還付金)を振り込んでもらえる可能性が発生するから(確定申告をしないと還付金は絶対もらえない!)

すなわち確定申告をすれば、源泉徴収で天引きされた税金から、正当に払い戻しがされる可能性がある。
私の場合で言えば、自分と扶養家族(母)が支払った医療費が合わせて年間10万円を超えた分は還付の対象となる。
医療費以外にも寄付金控除とかもある(私は「国境なき医師団」に些少ながら定期送金している)。

あるいは2箇所以上から収入を得ている人(こういう人は確定申告をしなければならない)は、
個人事業主になれば控除とは別に必要経費の申告ができる。

本来、自分が払う税金は自分で管理すべきもの(資産管理の一部と思えばいい)。
それを勤務先に年末調整してもらっている方がおかしい(勤務先にとって余分な仕事)。

今ではネットで簡単に申告できる。
敷居が高いと思わない方がいい。


※:「個人事業主」の登録を税務署にすれば、自宅を事業所と兼用でき(面積配分が必要)、事業所分の経費(家賃、光熱費、交通費など)は必要経費で落とせる。その分、申告内容は複雑にはなるが(税務署内の税務相談で公認会計士からアドバイスを受けるといい)。私も過去、色々副収入があったので名古屋宅(賃貸ワンルーム)の半分を事業所にしていた。


台風10号停滞の理由

2024年09月01日 | お天気
9月1日になって、台風10号が伊勢湾沖で停滞してしまった。
元々の遅速・迷走の理由は、東から張り出している太平洋高気圧の影響とされ、
また偏西風に乗り切れないためと言われていた。
前者は地上天気図で確認できるが、後者の「偏西風に乗り切れない」ことは地上天気図ではわからない。
※:皆さんがテレビ・新聞で見る普通の天気図の正式名称。ここでは地上でない天気図を紹介する。

ならなんでそれがわかるのかというと、気象予報士のアンチョコ、
予報の直接資料である高層天気図(数値予報天気図)によるもの。
※:なので気象予報士試験の「実技」は、これら複数の図を見て予想する出題。
その一部(複数ある高層天気図の1つのその地図の部分)をここに掲載する(下図)。
これは昨日・8月31日の午前9時時点の上空500hPaの高層天気図の地上台風付近の図である。
高層天気図は、等圧面の図で等高線が記されている。
見慣れている地上天気図は、地上(海抜0m:
およそ1000hPa)での等圧線が記されている。
かような違いはあるが、見方(解釈の仕方)は同じで、地上天気図のつもりで見て大丈夫。
図の上部の「5700」と記されてるところが、高度5700mを意味し(この図では一番低高度)、しかも等高線(60mごと)が密集しているので強風地帯を示し、ここは上空なので偏西風帯そのものと見なせる。
そして、紀伊半島にかかっている「L」印が、周囲よりも低高度核、地上でいう低気圧に相当する。
高層にある「L」は地上台風の上部ともいえるが、実は地上と無関係に発生することがある。
※:台風はものすごく強い上昇気流渦なので、大気の鉛直空間内で背が高く、高層天気図中にも反映される。
南に蛇行した偏西風の一部が切り離されて、そこだけ北からの寒気が残ってまった場合で、これを「寒冷渦(かんれいうず)という。
寒冷渦は、地上天気図には反映されないが、いわゆる「上空の寒気が」大気を不安定にして、思わぬ短時間強雨(「ゲリラ豪雨」はマスコミ用語で、気象学者は絶対使わない。私も同様)をもたらす。
すなわち、寒冷渦は、気象関係者だけが知っている(素人は知らない)、地上低気圧・前線以外の悪天候の原因なのだ!
台風10号はどうやら、以前からこの付近にあったこの寒冷渦に捕まったらしい。

するとどうなるかというと、まずは停滞する。
これが現在の状態。
 
そして台風自体は、力が弱まって、風速17m/sという台風の定義を満たさない「熱帯低気圧」に弱体化するので、強風の心配は減るが(暴風圏はその前に消滅)、大気の不安定さは残るので短時間強雨の可能性は残る。
ただし、この「L」の北西隣にW(Mの逆様に見える)すなわち暖気があるので
、寒冷渦としては強くない(この暖気は台風が上空に押し上げたものなので、台風が寒冷渦を弱めたといえる)。
やがて東側のH(背の高い太平洋高気圧)からの南風に押されて、北の偏西風に誘導されると見られている。