今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

帰京したら

2008年11月28日 | 失敗・災難
昨日完成した論文原稿を提出し、
ちょっとした会議と卒論ゼミをやって帰京した。
そしたら、9月に紛失したわが携帯電話が、姪のベビーカーの底から出てきたという。
なぜ底(お尻の下のカバーの下)にあったのかは理解できないが、とにかくそばにいた自分のバッグから滑り落ちたはず。
まさか2ヶ月間ソコにあるとは、想像だにしなかった。

実は本体に電話帳データを保管してたマイクロSDを差したままだったので、本体は使用不可にしたものの、カード内のデータはもれてしまっているのを覚悟していた。
その損害がなかっただけでも安心。
あと気に入っていた革のストラップも戻った。
同じ機種が2台手元に揃った。

イタリア人に抹茶を

2008年11月24日 | 生活
仕事で帰国した姉と同行したイタリアのマンガ学校の生徒さん3人に、
東京の自宅で薄茶点前を披露した。
といっても炉はないので、
電気ポットを風炉釜代わりにして、その蓋を開けて柄杓を使った。
盆点前では電気ポットの場合はボタンを押して、湯をどぼどぼ出すことになっているけど、
それではあまりに風情がないから。

姉の通訳を通して、解説しながら茶を点て、
正座ができる彼女たちに、客の作法を教えた(写真)。
苦い茶よりも、懐紙を使った残菓包みの折り方が印象に残ったようだ。

その後は、和室で鍋パーティ。
焼きサンマから始めて、日本酒をちびちびやりながら、日本の味を堪能。
毎年来日している子はうちでのこれが楽しみだという。

甥の七五三祝い

2008年11月24日 | 身内
来月5歳になる甥っ子柊聖の七五三の祝いを週遅れの23日にやった。
まず儀式は鎮守の諏方神社で。
ここは私が5歳の時にもやった所で、その時の記憶はあるが
本殿内での神事の記憶は(退屈だったためだろう)まったくない。

今回は、当事者の親族として参加したので、祝詞を読み上げる神主の後ろに、ちょこんとすわっている甥を背後からこっそり撮影。
柊ちゃんがお神酒が入った器を渡されたときは、飲んでいいの?という顔で母親の顔をうかがう。
それに口をつけることで神事は終了。
神社側から、おもちゃのたくさん入った祝い袋をもらった(私の時はもらわなかった)。

その後は、街中のホテルで祝い膳をかこむ。
といっても本人は、食欲に無関心な年頃なので、ちっとも食べないで、母親にしかられる。
1歳半の妹の方が食欲旺盛。
われわれ大人も腹いっぱい。


急ブレーキ

2008年11月21日 | 雑感
勤務先からの帰途、交通量の少ない裏道を運転していたら、
道の左側から、枯葉が舞い上がり、それを追ってきた小猫が飛び出してきた。
あわてて急ブレーキを踏んだ。

成長した猫なら、道路が危険なことを知っている。
でも小猫は、幼児が転がったをボールを夢中に追いかけるように、舞う枯葉に夢中になってしまうようだ。

運転席からは視野の外だが、
なんら衝撃も異常な音もない。

わが愛車の左前輪は小猫の手前で止ったようだ。

狭い裏道だったこともあり、車のスピードを控えめにしていたのが幸いだった。
普通は、犬や猫が飛び出してきたら、追突を避けるために、そのまま走れと言われている。
後ろに車がなかったのも、私に幸いした。

ゆっくり右側にまわって、発進し、
ルームミラーで、背後を見ると、
小猫は、自分が生命の危機に直面したことなどまったく気づいていないらしく、
あいかわらず枯葉にじゃれていた。

いろいろな意味でホッとした。
誰かあの小猫を道路で遊ばないようしつけでほしい。

ゆせんの里ホテルなでしこ

2008年11月18日 | 温泉

岐阜県養老町の田園地帯できた「ゆせんの里」のホテルに泊ってきた。
養老町は、名神高速の大垣インターから近く、名古屋からなら距離的に手軽。
だが観光地ではないため(養老の滝の公園くらい)、周囲は宅地というロケーション的にも旅行気分にはなりにくい。
もっとも「ゆせんの里」自体が、日帰り用の大浴場やクア施設や複数の多彩な浴室があるため、日中も館内ですごせる。
なにしろ風呂は、すべて源泉掛け流し。
日帰り用までも掛け流しとは贅沢。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、茶褐色。

日帰り客用の本館は大衆的だが、ホテルの方はリゾートホテル風になっている。
客室エリアは、バリ島のリゾートホテルを思い出したくらい(造りは欧風。バリ風だったら一発で気に入ったが)。
中庭を囲んで、二階建ての宿泊棟が、イタリアあたりの古い町の一画の風情をわざとらしくもかもし出している(写真)。
各客室も独立性が高く、床も真新しいフローリングで、海外のリゾートホテルにいる気分。
室内は、木の椅子にソファもある。
シングルルームもビジネスホテルのような狭さがなく、丁度小洒落た一人暮らし的な広さで、居住性が高い。
トイレはもちろん洗浄器付き。
コンセントも多めで、持参のパソコン使うに不自由しないし、なによりLANをつなげるのがいい。
液晶テレビは15インチ程なので、ノートパソコンをつなげてDVDを観る気にはなれないが、
このような客室なら、パソコン持参での執筆滞在にうってつけ。

ただし料金は1泊2食で17500円。
この金額は、我が定宿よりも高い。
それと、水着着用のクア施設は種類が少なく、定宿の「クアリゾート湯舟沢」と較べるべくもない。
あとホテルのある新館の浴室も狭く、露天もない。
岩盤浴があるのはいいが(予約制。北投石ではない)。

食事は、ビュッフェバイキング、それにコンロ肉などの一皿がつく。
バイキングは野菜中心の健康的な内容なので、野菜好きの身としては不満ではないが、種類も少なく、バイキング的な豪快さ・ワクワク感には欠ける。
館内の喫茶室でコーヒーなどのドリンクが一日につき一杯サービス。
浴室ごとに利用時間が異なり、朝風呂は本館、寝る前のひと風呂は新館と使い分けが必要。
非接客系の従業員の応対に洗練が必要だが、まぁ観光地でないから仕方ないか。

以上、近さ・設備・客室的には、合格点。
でも料金が室内的に同等の浜名湖の2.5倍なので、年に1度くらいの利用でいいか。


高校は楽しかった?

2008年11月16日 | お仕事
2日続けての推薦入試。
私の担当は面接。
受験生、つまり現役の女子高生たちは、面接に緊張し、こちらの質問にしどろもどろになりがちだが、高校時代の思い出を尋ねると、途端に目が生き生きとして、楽しそうに話し出す。
部活での音楽、スポーツ、演劇や文化祭でのイベントなど、なにがしかの達成感、感動、ドラマを体験したようだ。
それを聞いていると、映画「スウィング・ガールズ」とだぶってくる。
高校時代に、思いっきり”青春”(w)できたなんて羨ましい。
自分の高校時代は、全寮制で、規則詰めの生活を強いられ、息抜きに付近の田園を、仏教書片手に散策していただけだもんな(その代わり、大学時代はサークル活動を堪能したけど)。

辛い面接試験

2008年11月15日 | お仕事
今日は朝から大学の推薦入学の面接試験。
午前中は5名だけなので楽だったが、午後は15名。
1人あたり10分としても(推薦試験なので面接は最終確認)、
150分もかかる。
受験生側は10分だけの緊張で終わるが、面接する側は受験生ほどの強さでないにしても150分連続の集中が必要。
最後、終わった時は、ふらふら。
面接試験が終わって一番喜んだのは、面接する側だったと思うよ。

定額給付金の愚

2008年11月08日 | 時事
景気後退の対処として、消費を喚起する目的での定額給付金とやら。
以前、似たようなことをやって効果に乏しかったはずなのに、”わが党の力”を誇示したい勢力の後押しで、なにかの一つ覚えのように繰り返そうとしている。

そして、ばらまき批判の回避のため、所得制限を設けようとして、それがかえって自治体の仕事を増やしてコストを増すという皮肉をもたらす始末。
皮肉ついでに言っておくと、低所得者は目減りした生活資金の補填か将来不安だからタンス預金にまわすって。
消費に使うのはむしろ生活資金も預金も足りてる高額所得者でしょ。
いっそ高額所得者のみに支給した方が市場に流れるよ。

後押しを受けた自民党にしても、支持率が上がらない麻生内閣の選挙の目玉にしたいだけなのが見え見え。
ところが、調整を重ねるうちに、お駄賃レベルになり下ってしまった。
今緊急に必要なのは根本的な景気対策なのに(公定歩合はいじる余地ないが)、実効に乏しい表面的な対処療法では、ボーナスカットと消費税アップの前では焼け石に水。
この件に関しては民主党の主張の方が正鵠を得ているでしょ。

ラジオの復活

2008年11月07日 | 時事
iPodで音楽ばかりというもの飽きてくる。
音楽の代わりに暇つぶしになるのは、ポッドキャストで配信されるラジオ番組。
教養モノ、時事・経済ネタ、英語、落語、音楽、バレエティとジャンルも広く、歩行中や運転中など、耳が遊んでいる時に雑誌閲覧以上の知的刺激を与えてくれる。
今どきのくだらないテレビ番組よりよっぽどいい(かといってテレビの放送大学は退屈)。

ビデオキャストという動画配信もあるが、目と耳をiPodに費やすよりも、耳だけの方が、目は他のことができるので生活には好都合。
この”ながら観賞”できることが音声メディアの利点だ。
伝える方も、音声だけの方が金も手間もかからないはず。

毎日、こんなに長くラジオ番組を聴いているのは、受験生の時以来だな。

祝、オバマ氏

2008年11月05日 | 時事
バラク・オバマ氏が44代アメリカ大統領に決まった(正式決定ではないが)。
昔みた映画で、黒人の副大統領(だったか)が、大統領が急死したため、急きょ、大統領にまつりあげられ、周囲の偏見と戦うという作品があった。
すなわち、アメリカ大統領に黒人がなるとすれば、このようなイレギュラーな偶然が重なった場合だけで、まさか選挙で選ばれることはありえない、というのが常識だった。

最近では、黒人のアメリカ大統領が登場する映画はめずらしくはなくなったが、それが現実になることは、やはりアメリカが新しい時代に入ったことを意味するのだろう。

だが、アメリカ発の金融危機の真っ最中であることを考えると、アメリカ零落の象徴になってしまうおそれもある。
彼に期待されたのは、経済政策だろう。
アメリカ経済を建て直してほしい。
私のドル投資のためにも…

お篭り向きでなかった

2008年11月04日 | お仕事
ビジネスホテルのシングルルームに2泊したが、思ったより”お篭り”の成果は上がらなかった。

一つは、昼間に屋外でノートパソコンで執筆できる場所を見出せなかった点。
恵那峡は駐車場が満杯だし、その他の場所には、リラックスチェアを広げるのにいい場所(静かで眺めが好い)がなかった。
これは宿の問題ではなく、ロケーションの問題。

仕方なしに部屋に戻ったが、ベッドと椅子だけの狭い部屋に一日中いるのも息苦しくなってきて、落ち着けなかった。

なのでもうひとつは、部屋が狭いため気分転換がしにくく、長時間作業するには苦痛になる点。
その点、浜名湖の宿は、部屋が広く、外にはリラックスチェアを広げる場所があって、理想的だった。

ビジネスホテルに連泊したことはあるが、その時はいずれも出張だったので、昼は外まわりで夜に寝に帰るだけだった。
寝に帰るだけなら、狭いシングルルームでも数日なら我慢できる。

結論として、執筆に使うビジネスホテルは1泊が限度。
”お篭り”用ではなく、レンタルオフィスの代わりにとどめておこう。

篭り癖

2008年11月02日 | お仕事
秋も深まる11月上旬は、天気も安定し、紅葉も見ごろ。
しかも連休とあらば、行楽には絶好。
昔の自分だったら、この機を逃さず北八ヶ岳あたりに行って、山上の湖畔に腰をおろし、湖面に映された紅葉のカラマツを見ながら感傷にふけったものだ。

ところが、最近は、毎年9月から11月末までは論文原稿の2度の締め切りに追われる時期になっている。
いわば研究活動の”農繁期”。
なので、レジャーにふける都会人を尻目に稲刈りにいそしむ農民よろしく、
私はひとり、連休にビジネスホテルに連泊して、狭いシングルルームに篭る。
先週は浜名湖に篭ったばかりで、すっかり篭り癖がついた。
浜名湖(前の記事)で「もうひとふんばり」までいったので、その「ふんばり」が今回のお篭りってわけ。

実際、秋晴れの連休に家にいる気もしない。
都会のホテルだと2日目の昼に適当な居場所がない(街中で遊ぶわけでない)ので、行楽地である「恵那峡」に近い、恵那市を選んだ(ちなみに恵那峡は遊覧船で巡る価値あり)。
行楽地に近いといえ、ビジネスホテルだから、連休でも部屋をとりやすい。

ビジネスホテル泊りの夕食は、近くの地元の店に入るのが楽しみの1つ。
一番安上がりなのは、近所のスーパーで安売りになった弁当を店のレンジでチンして、ホテルの部屋の狭いテーブルで食べる手であるが、これでは旅行気分台無しで惨めすぎる。

恵那では、「わかたけ」という季節料理屋に目星をつけていた。
6時前の混む前に入って、
きのこづくしの天ぷらに、この店オリジナルの「茄子餃子」を注文。
天ぷらは大皿に出てきてびっくり。
茄子餃子は、餃子の具を輪切りにした茄子に挟んで揚げたもの(茄子1本分)。
その他にきのこのあえ物に、きのこの味噌汁もでてきて、きのこづくしで秋を満喫。

部屋に帰ってから、英語論文を読まねばならないが、小料理屋的雰囲気に負けてビールの小ジョッキを注文。
本当は、地元の居酒屋で、地元の料理に箸をつけながらゆっくり地酒を堪能したいのだが…こういう旅は定年後だな。

部屋に帰れば、テレビは日本シリーズをやっている。
ペナントレースはまったく見ないが、日本シリーズは”本気”の試合なので、見る価値がある。
でも野球中継ならここまで来なくても家で見れる。
テレビの音声をオフにして(画面だけ時たま見て)、仕事、仕事。