今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

アームカバーの対暑効果

2024年07月20日 | 生活

太陽から放射される”直射日光”という電磁波は、周波数帯ごとに紫外線、可視光、赤外線に分類され、いずれも異なった影響を人体に及ぼす。

紫外線は、周波数が小さいほど”放射線”に近くなって、皮膚下に浸透し、細胞にダメージを与える(最もダメージの強い周波数帯のC波は大気上空のオゾン層で防御されている)
すなわち、皮膚細胞を老化させ、水晶体の白内障を引き起こす。
ただし、殺菌効果とビタミンDの合成効果という貴重なメリットもある(なので完全防御はお勧めしない)。

可視光は、我々に視覚情報を与えてくれるありがたい周波数帯だが、強すぎると眩しさとなって視細胞を疲弊させる。
私はメガネをしているので、それだけで目への紫外線は防御できているが、眩しさを防ぐためサングラスも併用する。

赤外線は、熱放射として加熱効果を与える。
いわば、赤外線ヒーターを浴びているようなもので、冬は日向ぼっこで快適だが、夏はただでさえ暑い気温に加えてヒーター的熱を受けるので、皮膚温は40℃を軽く超える。


これら電磁波の人体照射を一挙に防ぐのがUV対応の日傘である。
すなわち、日傘は紫外線だけなく、空の眩しさと人体上半身への加熱も防いでくれる。
とりわけ、暑い夏を更に暑くさせる加熱(皮膚温の上昇)を抑えてくれるのがありがたい。

ただ、日傘はそれを持っている手も含めて、露出した両腕を日射から防ぐのは成功していない。
というのも、日傘男の先駆けたる私も、夏の終わりになると両腕は日焼けしていたから。


そこで100円ショップにあった夏用のアームカバーを買ってみた(ただし100円ではなかったかも)。
それまでは、紫外線を極端に拒否する女性たちの不要なグッズとみなしていたが、上の理由でまずは日焼け防止のために買ってみた。
そして装着してわかったことは、この製品は、紫外線だけでなく、赤外線による加熱も防いでくれることがわかった。
すなわち、直射日光が当たっても腕が熱くならないのだ。
そればかりでなく、冷感素材であるため、装着することによる不要な保温効果がなく、むしろ装着部分の体温を放散してくるので、室内で着けていても、かえってその部分が涼しい。
なるほど、男女のジョガーたちがこれを装着して走っていたわけだ。
もうこれは日傘以上に手放せない。


日傘の進化形

2024年07月09日 | 生活

”日傘男子”の先駆けとして(かつて新聞取材を受けた)、日傘の進化形に手を伸ばしたい。

それは、アキバの”レアモノショップ・サンコー”にあった。

1つは、傘の内側に折りたたみ式の3枚のファンがついていて、持ち手のスイッチを押すと、ファンが回って下に風を送るもの。
ファンの回転は強弱2段階あり、持ち手からUSB-Cで充電。
ファンの下には布製のネットが付いていて、頭がファンに当たらないようになっている。
傘自体も大きめで骨が8本あって耐久性もある。
もちろん晴雨兼用。

もう1つは、傘の内側からミストが出てくるもので、冷却効果まで期待できる優れもの。
こちらの方がいいかと思ったが、ミストの散布が5分しか続かないとのこと。
もちろん傘の先端部から水を供給する必要もある。

ファンの方は1時間は持つというので、ファン付きの方を安売りだったこともあり、買った。

実際に使用してみると、ファンの風は確かに顔に当たってその分涼しい。
通勤や買い物程度の外出ならずっと充電が持つ(切れても携帯用バッテリは常に持参している)。
もっとも外気温が35℃を超える今だとファンの風も熱風となるが、無風状態よりはましで、どうせ日傘を差すならこちらを持って行く。

上のショップでは、普通の傘に取り付けるファンが新発売されている。
それなら普通の日傘にネッククーラーという組み合わせでもいい。

またミストは持続して出し続ける必要はなく(蒸発したら出ればよい)、間歇的に作動できれば充電も長持ちするはず。

理想形は、傘全体に水分が間歇的に供給され、蒸発の気化熱によって傘の内側全てが冷却されること。
地球上で冷却作用をもたらす最強のメカニズムは、水の蒸発作用だから。

さらなる改良を期待する。


トイレの洗浄器が故障?

2024年05月23日 | 生活

2泊の旅行を終えて名古屋宅(賃貸)に帰宅した翌朝、いつものように朝のトイレで大をして、洗浄器※のスイッチを入れたが無反応。
※:後から個人の出費で取り付けたもの。年数はかなり経っているが、これより長い洗濯機・冷蔵庫・電子レンジがいずれも正常稼動。ちなみに便器に取り付けるので洗浄”器”とした。

旅に行く前は正常動作で、異状の兆候は全くなかった。
旅の期間中、工事による断水はあったが、電気的には問題ないはず。

改めてコンセントを差し込み直し、電源スイッチを入れ直したが、やはり無反応。
だが、便座と温水の温熱スイッチはちゃんと入る。

洗浄用のタンクの口を開けてみたら、水はちゃんと満タンだった。

電気的にも水的にも問題ないので、逆に無反応の理由がわからない。
考えられるとすればノズルが動きたくても動かない状態になっている以外にないが、ノズルが動こうとする気配がない。

こうなると作動しない現実が嘘っぽく思えて、そのうち幾度がスイッチを押せば直るだろうと楽観した。
機械は、生物のように自然治癒の能力がないので、この楽観に根拠は全くないのだが、なぜか致命的な故障とは思えなかった。

といっても、今さら洗浄器なしのトイレ生活は考えられないので、こういう時のために、手動の洗浄器を旅行バッグに入れておいた。

次回は、それに水を入れて、事後に手動の洗浄器を使用してみた。
ついでに機械の洗浄器のスイッチを押してみたら、そちらからの水が出てきた(手動よりそちらの方が的が正確だった)。
なぜか直ったのだ。

ライバルとして手動の洗浄器を使ったことが影響があるのか。
実は、パソコンなどで新機種を買った時、旧機種が不可解な(感情的と言っていい)反応をすることがままあった。
今回もその一種なのか。
いずれにせよ、直ってよかった。


不倶戴天井のアイツと2回の遭遇

2024年04月25日 | 生活

この寛容な私でも断固同居を拒否する、すなわち”不倶戴天井”(天井を共有できない)のアイツとなんと4月で2回も遭遇してしまった。

名古屋宅内で黒ゴキブリと。

その姿を見ると、例え就寝直前であっても、全身の血が逆流して、とにかくソイツを家から追い出すことが最優先となる(殺すことが目的でない)。

春の4月に2回とは、今までにない高頻度。

いったいどうしたことか。

黒ゴキブリは、外からの侵入者(屋内で繁殖するのは飲食店の調理場にいる茶バネゴキブリ)
2回とも見たのはワンルームの居間とは別の台所・バストイレのある空間だった(我がワンルームには別空間がある)。

奴らの侵入経路は、まずは堂々と玄関のドア。
次いで開け放たれた窓(翔んで入ってくる)。
今の時期、これらを開けっぱなしにはしていない。

すると残りは、排水口。
流しと浴室の洗面台・洗い場の排水口には、蓋状の覆いを被せてある。
唯一口を開けっぱなしにしているのは浴槽内の排水口。
週末帰京している数日間は、浴槽が不使用となるので、そこの排水溝を伝って入り込むことが可能だ。
奴らが浴槽内側の壁面を登れるのかは疑問だが、ここの浴槽は年数が経っていることもあって、それなりに細かい傷もあろう。

ということで、まずは浴槽の栓をすることにした。
ついでにドラッグストアで、従来の殺虫剤に代る、事前に空間に噴霧してゴキブリを駆除する無煙駆除剤なる新製品を購入した。
これを帰京前に噴霧してみる。

とにかく二度とアイツに逢いたくない。


18きっぷで通った静岡県

2024年03月16日 | 生活

JRのダイヤ改正(北陸新幹線延伸)初日、”青春18きっぷ”で名古屋から東京まで鈍行で帰省した。

名古屋—豊橋間の快速は従来通りだったが、

豊橋で乗り換える浜松行きは豪華な2人掛けシートになっていた。
豊橋までの快速も2人掛けシートだが、シートのふかふかさが違う。
もちろんこの型の便数は限られるのだろうが。

浜松からの上りは熱海行き(4輌)。
今までは静岡止まり(3輌)ばかりで、熱海まで直行する便はほとんどなかった。
しかも真夏の無冷房・無トイレ車という冷遇(無冷房だから暑い)だったのに。
もちろんトイレも付いている。

 今回のダイヤ改正でJR東海の静岡県(熱海ー豊橋間)に対する態度が変わったようだ。
これを受けて静岡県知事も、リニアに対する態度を軟化して欲しい。


医療費・寄付金控除で確定申告

2024年02月21日 | 生活

今年は、早めに確定申告を済ませた。
なぜ給与生活者でしかも副収入がない身なのに、毎年確定申告をするかといえば、医療費控除を受けるため(昔は副収入がかなりあったので個人事業主となって確定申告していた。個人事業主だと必要経費が落とせた)

自分と扶養家族の母の医療費を合わせると毎年10万円を越える(10万円を越えないと控除にならない)。
それに定期的に寄付もしているので、その控除も加わる。
これらの控除は、自分で確定申告をしないと、還付金として戻ってこない。

毎年記すことだが、確定申告をしていないのに、税務署と称する所からスマホに着信が来て、「還付金があるので 銀行の ATMに行って、こちらの指示通りの手続をしてくれ」なんてことは振込め詐欺以外に有り得ないから。

医療費控除の作業は、昨年分の治療費や薬代の明細書を機関別にエクセルに入力して集計し(この段階で10万円に達しなかったら作業終了)、その集計結果を税務署サイトからダウンロードした専用ファイルに入力しなおす。
寄付金控除は、寄付金の種類をリストから選択して、すべての寄付金を入力(私は1つの機関に毎月定期送金しているので、12回分入力)。

確定申告は、e-Taxでずいぶん簡単になったが、今年はなんだかパソコンではなくスマホに対応したようで、スマホだと上の作業がとてもやりにくく(一部不可能)、かえって劣化(非効率化)した感じ。
あとマイナンバーがうまく読み取れないなどのミスも発生して、思ったより時間がかかった(それでも昔のように申告書類一式を印刷し、源泉徴収票など必要書類をそれに糊付け、それらを税務署に直接か郵送で提出する必要がなくなっただけでもありがたい)。
その結果、数万円の(払い過ぎた税金の)還付が確定した(還付金が振込まれるのは4月)。

数時間の手間はかかったが、時給1万円と換算するとやらないよりはましだ。


18日ぶりの名古屋宅

2024年01月09日 | 生活

本日、新年最初の会議のため18日ぶりに帰名した。

一番気になったのは、車が動くかどうか。

長期不在中は車のバッテリーを外して、バッテリの自然放電を防ぐ。

1ヶ月も不在となる夏休み明けでは、バッテリは作動するのだが、エンジンがかからなかった。
果たして、18日ではどうか。
エンジンがかからないと、会議に遅れる。

バッテリをつなぎ、キーを回すと、無事にエンジンがかかった。
これで一安心。

もう一つ気になっていたのは、元日の能登半島地震で、名古屋は震度4だったこと。
震度4だと不安定な置き物が倒れる。

室内を点検すると、スチール本棚の上に置いていた写真立てが床に落ちていた。
写真と写真立ては無事。
室内には結構、不安定な置き物があるが、倒れていたのはこれだけだった。

あと、部屋は10℃に冷えていた。
東京宅と違って、窓ガラスが一重なので外気温に簡単に同調する(そのくせ、室内の CO2濃度は東京宅より高くなる)。

会議終了後、スーパーで食糧品を買い出して、電源を切って空にしていた冷蔵庫に入れた。
これで名古屋生活が再開だ。


音楽を聴きながら大・大掃除

2023年12月17日 | 生活

週末に名古屋にいるので、温泉旅をしたいと宿を予約したが、そういえばこの時期の日曜は名古屋宅の年に一度の大・大掃除をしなくてはならいことに気づいて、宿をキャンセル。

恥ずかしながら、名古屋宅を隈なく掃除するのは年に一回のこの時期のみ。
なので単なる大掃除ではなく、大・大掃除(だい・おおそうじ)となる。

まずは朝起きて洗濯と布団干し。
軽い朝食を済ませ、しばらくテレビを見るなどだらだらして、意を決して掃除に取りかかったのは午前11時頃。

まずは居間の片付けから始め、ハタキで本棚などのホコリを取り、便利なハンディ掃除機で床のゴミを取り、フローリングの床を雑巾掛けした後はワックスがけをする。

居間を掃除している間、中国製のロボット掃除機に台所の床の掃除を分担してもらう(その後トイレの床も)。

その間、耳が暇なので、iPadに貯めている音楽をかける(最近のものは無く、昔の曲ばかり)。
 Boseのハンディスピーカを大音量にして(隣人はいない)、音楽に聴き入りながら、体は掃除を続ける。

そうすると、音楽の歌詞が心に染み渡る。

例えば、モーニング娘。の LOVEマシーンの「ニッポンの未来は(ウォウウォウウォウウォウ)、世界が羨む(イエィイエィイエィイエィ)」という歌詞は、今の時代に聴くと、そうならずに衰退してしまった日本を痛感して心が痛む。

その一方で、おさかな天国昔スーパーの魚売り場で流れていた曲。気に入ったので購入※)の「サカナサカナサカナ〜、サカナを食べると、アタマアタマアタマ〜、アタマが良くなる」という歌詞を聴くと、魚を食べると頭が良くなるんだと、心にすんなり入ってしまう。
※:肉売り場で流れていた「呼び込み君」も購入

かように音楽の歌詞に心を奪われながら、休むことなく台所、浴室、トイレと掃除を続けて、終わったのは夕方5時(昼食抜き)。

実に1日がかりだった。
これで少なくとも今年いっぱいは、綺麗な生活空間で暮らせる。


麻婆茄子で祝う

2023年12月09日 | 生活

昨晩、帰京するので、夕食の皿として母に麻婆茄子(マーボーなす)を所望した。

帰宅すると、夕食の卓に調理された麻婆茄子が置かれていて、近所で買ってきた498円の発泡ワイン(白)の栓を抜いて、賞味した。
発泡ワインはシャンパンの代わりである。

このようなささやかな贅沢で祝杯をしたのは、🍆茄子が私の好物だからだけでなく、本日がナス日(ボーナス支給日)だから。

給与生活者ならではの特別な日。

世間の賃上げ機運が反映されたのか、昨年よりほんの少し数値の右側あたりは増えているが、「控除」欄もそれに負けじという勢いで、過去と比較すると、控除の占める率が25%から30%に上がっている。
ということは、手取り分は支給額との差に目を疑う額。

幸い、「ボーナス払い」という借金はしていないので、手取り分はそのままフトコロ(銀行口座)に入るが、ここで不要な散財はしない。

翌日に行った国会図書館でも、昼食はいつもよりハイレベルのメニューにしようかとも思ったが、結局はいつものシンプルな具のないカレー(510円)に落ち着いた。
不必要に食べてカロリーオーバーになりたくない。

もっとも今晩は、今度は私から母へのサービスで、ズワイガニとホタテの鍋にする。
これで特別な日の祝いはおしまい。


エアコンの風速は「自動」が最適とは限らない

2023年11月18日 | 生活

エアコンの風速は、(暖房でも冷房でも)「微風」(最小)はもっとも効率悪い(電気代が高くつく)ことはネットでも紹介されているが、その文脈で言われる「自動」が最も効率がいいとは限らない。
そうかどうかは、エアコンの電源につなげた電力計(ワットチェッカー)と室内の温度計との両方の計測によって実証的に確認できる。

例えば、わが名古屋宅のエアコンで、本日、室温14℃の時、エアコンの温度を17℃設定にして、風速は「自動」で暖房の電源を入れた。
風速はなかなか強まらない中、電力計を見るとどんどん上昇して745Wになっている。
そこでリモコンの風速を「最大」に変更した(わがエアコンは風速設定が3段階しかない)。
するとにわかに暖気を含んだ風が勢いよく出てきた。
ところが使用電力はどんどん下がって500W前後を行き来している。
その差およそ250W、すなわち使用電力が2/3に減った。
そのくせ、暖気が一挙に部屋に広がる。

少なくとも我が名古屋宅のエアコンはこのような調子なので、暖房も冷房も温度設定は遠慮気味にして、風速を「強」のままにする(夏は冷房で温度が下がったら、除湿に切り替える)。
もちろんエアコンにはサーモスタットがついているので、目標温度になると自動停止し、そこからずれると再び動き出すが、風速が「強」なのですぐに目標温度に達して止まる(止まっている間の使用電力は13W)。

この設定だと室内が素早く至適温度になり、しかも電気代が安くつく。
実は、エアコンの設定温度を17℃にしているのは、サーキュレーターで床の(相対的に低温の)空気を天井にもっていくと(エアコンは天井近くに設置)、室温が(床付近とエアコン付近ともに)20℃(冬の至適温度)に達するのがこの温度設定だから。

最新のエアコンはもっと賢くて自動設定が効率的かもしれないが、本当にそうかどうかはこうやって実測して確認するしかない。


ノンアル・ホッピーの試み

2023年10月06日 | 生活

10月に入り、発泡酒と第三のビールの税率が上がり、ビールの税率が下がったものの、まだ両者の差はあるので、後者の恩恵よりも前者の負担の方が響いている(そもそも酒税と消費税の二重課税が問題だ)。

実は、第三のビールよりさらに安いノンアルコールビールに目覚め、これなら日中でも罪悪感なしに、爽快になれることがわかった。
すなわち、以前の製品と違って、ほとんどビールの気分で飲めるのだ。

ただ、晩酌として飲んでみると、どうも物足りない。

そこで思いついたのは、ノンアルコールビールにアルコールを足せばいいのではということ。

家には、寝酒用の焼酎(25度)が常備してある。

ならば、飲み屋でやっている”ホッピー”(焼酎のビール割)よろしく、ノンアルコールビールに焼酎を少量足せばいい。
これを「ノンアル・ホッピー」と名付ける。

もちろん、入れる順はホッピーと同じく、まずグラスに焼酎を少量入れ、その上にノンアルビールを注ぎ、かき混ぜる。

すると、泡立ちが大きくなってまるで洗剤が入ったよう。
飲んでみると、ノンアルビールがちょっと薄まった感じで、ビールっぽい”キレ”が減った。
うーん、名案だと思ったのだが、ビールの奥深さを痛感した。

最近は、値段が手頃になった発泡ワインも嗜むようになった(発泡性が抜けない保存用のキャップを購入)。
寒候期にはビール的爽快感は不要となることだし、むしろこちらを晩酌のメインにしてみるか。


泥足毘沙門天をお迎え

2023年09月08日 | 生活

我が書斎の仏像フィギュア・コレクションに、毘沙門天が加わった。

以前、吉祥天をお迎えした折り(→記事)、吉祥天は毘沙門天の妻なので、それなら夫の毘沙門天も一緒に飾りたいと思うようになった(暫定的に安いカプセルフィギュアを配置)。

またそれとは別に、私が一番好きな戦国武将である上杉謙信がこよなく信仰したという毘沙門天※のレプリカ像が発売されていたので、ぜひ欲しかったが、本尊並に大きく、手が出ない値段だった。
※:謙信が戰さから春日山城に戻ると、毘沙門堂内に泥で汚れた足跡が点在し、それが本尊の毘沙門天まで続いていたという。謙信は「毘沙門天が我と一緒に戦ってくださっていた」と歓喜し、以来泥足毘沙門天と呼ばれるようになった。

それが今回、泥足毘沙門天の極小仏が発売され、それなら買える値段と大きさだったので、迷わず購入。

本日、台風接近のため在宅中、それが届いた。
木箱を開け、高さ11cmと小柄ながら、精巧に掘られた毘沙門天を、付属の宝棒を差して、守護神なので入り口を固めるべく吉祥天の手前に配置した(写真)。
泥足毘沙門天は宝棒は持っているものの宝塔は持っておらず、空いた手を腰につけている変則的な姿。
歓迎の線香を灯し、毘沙門天の難しい手印を結び、真言「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」を三唱した。


酷暑を快適に過ごす

2023年08月20日 | 生活

8月の業務(採点)と仕事(論文)をやり終えて迎えた日曜。
羽を伸ばしたいところだが、相変わらずの35℃超えの酷暑なので、趣味の”ウォーキング”は御法度。

せめてもの気分転換に、近場の町中華でお気に入りの”五目焼きそば”を食べ、その足で山手線に乗って御徒町で、就眠儀式である映画を見ながらの酒のつまみを買い、ついでにユニクロで、室内着のシャツを買った。

数ある夏の室内着の中で、最も快適なのは、ユニクロのドライEXのシャツとステテコだ(シャツはドライEXライト)。
これらはポリエステル80%以上(ライトは100%)なので、薄く軽く、通気性がよく、体温をよく放散し、肌触りがよい。
いわゆる綿の Tシャツなどとは涼しさが違う。
ユニクロは、衣服内環境を向上する新素材を手頃な値段で提供してくれるところがありがたい。

日中に帰宅したが、この往復だけで汗びっしょり(日傘はさしているが、気温が36℃超え)。

シャワーで汗を流し、早速買ってきたドライ EXライトのシャツを着て、
冷蔵庫からノンアルコールビールを取り出し、冷房の効いた部屋で、渓流の 環境 CDをかけながら、保温グラスについで飲む。

ノンアルコールビールは、ビール固有の爽快感を、アルコールなしで味わえるので、こうして真っ昼間から遠慮なく飲める(私は正月三が日以外は昼酒は飲まないことにしている。酒好きがアルコール依存にならないためには、飲むTPOをわきまえる自制力が必要)
サントリーなどはノンアルコールビールの健康効果(内臓脂肪を落とす)を謳っているが、確かにビールは本来は薬用だった。
ただアルコールの毒がその薬効を台無しにしていたのだ。
だからノンアルコールビールこそ、ビール本来の効能を健康的に堪能できる価値ある飲み物だ。
昼に飲んでもアルコール入りのビールと違って眠くならないのがいい(ビールより安いし)。

この後は、眠くならないので、買ったままにしておいた歴史小説を読むことにする。


ネッククーラーよりいい

2023年08月08日 | 生活

暑さ(熱中症)対策として、身につけるグッズは何がいいか。

私は長年、吸水ポリマーの首巻き(キャンドゥで110円)を愛用していて、基本的にそれで満足していたが欠点もあった。→吸水ポリマー首巻きの進化

それは、ポリマーが膨らむまで充分に吸水させるのに時間がかかり、外出時につけていこうと思いついても間に合わないこと。

今夏になって、流行りの「ネッククーラー」(Ω状の首巻き)なるものを買ってみた(買ったのは1000円近いもの)。
これはいわゆる冷凍物で、氷枕と同じく、人肌で常温に温まった後は無意味という欠点が明らかになった(いっときの冷感を味わえるだけで、屋外での長時間時の熱中症予防にならない)。
なので私にとっては使用価値なし。

自然界における冷却効果は、水の蒸発による気化熱に勝るものはない(人体も冷蔵庫もエアコンもこの物理現象を採用している)。

すなわち、氷(固体)ではなく、水(液体)として持続的に蒸発し続ける状態が理想。

吸水ポリマーは一応それを満たしているのだが、吸水状態の維持がまさって、蒸発力が弱いので、持続性は抜群なのだが、表面が乾燥してしまうと冷却効果が弱くなる。

吸水ポリマーの欠点を持たないのが、クール・タオルだ。

これもキャンドゥで110円(税込)なのだが、水にさらっと浸して、その場で絞って、首に巻くだけ。
吸水させる時間が不要で、すぐに使える。

そして、意外なことに、一向に乾かず、湿った状態がずっと維持される。
なので、肌から気化熱が奪われ続けるのだ(昇温を抑え続ける)。
しかもタオルだと面積が大きいので、装着面が暖まったら、他の面を当てれば冷たく、これを繰り返せる。

タオル型とバンド型があり、前者を首に粗く巻いていたら知らぬまに落としてしまった。
その点バンド型だと、首にも額にも付けられて落ちない。

冷たさとその持続時間、手軽さ、そして価格の総合評価でこれが一番(首と額の二箇所に巻くと気持ちいい)。


サスペンダーでシャツ・イン

2023年07月15日 | 生活

最近、サスペンダー姿を散見するようになり、私もサスペンダーを復活した。
なにしろサスペンダー姿は、それなりに目立つので、あまりに少数派だと違和感だけになるから(これがファッションの難しさ)。

実は、元々はサスペンダーが好きで、昔はその姿で授業などしていたが、いつの間にか、箪笥の肥やしとなっていた。

サスペンダーは、ベルトなしでズボンが落ちないためのもの。
そのベルトなしが、腹部(ウエスト)の開放感を与え、さらに夏には通気性を促進させることで快適性が増す。

元々ノータイなので、上半身のシャツにネクタイがわりの視覚的アクセントを加える効果もある。

そして、改めて気づいたことは、サスペンダーは、堂々とシャツ・インできる。

私は、元々シャツ・アウトが好きでなく、シャツ・インのが好みだったが、世間の暴力的とも言えるシャツ・アウト化の風潮に逆らえなかった。
締まりのないシャツ・アウトを無理矢理流行らせたのは、シャツ・インだと体型の欠点が露呈する”腹の出た”人たちに違いない。

そもそも、古代中国男性の後ろ姿が腰の帯が背中をキリっと納めている点に同性ながらセクシーさを感じるほど好きだった。
ウエストラインって、性別を超越して、人間(ホモ・サピエンス)のシルエットとして重要なはずだ!

だから日本の着物も帯や袴で腰を締めるから好きなのであって、同じ和装でも作務衣や甚兵衛はシャツ・アウト的に腹の前に布がだらしなく伸びているので好きでない(人前で着たくない)。

そうサスペンダーは、このシャツ・インが堂々とできるのだ(サスペンダーでシャツ・アウトはありえない)。
ワイシャツだけでなく、ポロシャツやTシャツすらもシャツ・インできる(それなりに味がある)。
ベルトでないので、シャツ・インの欠点である腹部の圧迫がなく、夏は空気が通って快適。
形と色が異なる数種類のサスペンダーでコーディネイトを楽しみたい。