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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

今更ながらiPhoneSEに機種変更したら

2025年08月08日 | 生活

それまで使っていたガラケーから、0円のアンドロイド端末を最安値の通信サービスで使ってきた。
たまの通話とナビ用途くらいだったので、それで支障なかったが、
アンドロイドはセキュリティ機能が落ちるためか、勝手にインストールされたアプリが勝手に起動して音を出してうざい。
そしてウイルスに感染されたとか空き容量がない(ウソ)とかのアラートもうざい。

決定的なのは、私は基本がMacとiPadユーザーで、しかもAirPods ProとApple Watchを買ったので、特に後者はiPhoneが必要となったこと。
ただし、iPhoneの新機種はバカ高いので買う気がしない。

それでずるずるそのままにしていたのだが、夏休み中にはiPhoneへの変更をしようと、
本日思い切って近くのドコモショップに予約して行った。

まずは相談だけのつもりだったが、iPhoneSEの中古(新品同様)の在庫があるというので、思わず即決した。
SEは大きさ的に最も手ごろで、旧機ながら最新OSが入るので、第一候補にしていた記憶があったから。
価格は4万円でこれを12ヶ月払いにした(手数料なし)。
回線は現状の最安値のままでいい(何しろ新しい用途はAirPods ProとApple Watch)。

いざ契約する段になって、「ホントにこれでいいのだろうか」と迷いが生じたが、これは重要な選択とする時に必ず発生する「決定後不協和」という心理現象だと理解して、迷いを吹っ切った。


機種変更が終わってから、ある意味、上の懸念が的中した部分がある。
やはり機種変更はちゃんとした準備と情報が必要だった。

まずは、モバイルSuicaの移行手続をしないで機種変更してしまったので、孤立機と化したアンドロイドからの移行手続ができないことが後でわかった。
なのでアンドロイドのモバイルSuicaを使い切って、一旦契約解除して、その後にiPhoneで再契約するしかない。
それまでは用無しのアンドロイドを余計に持ち歩くこととなる。


次に、旧機のSEはケーブルの口がUSB TypeCでなく、旧型のlightningであったこと(一応買う前に注意されたが、軽く流してしまった)。
今では、充電環境はことごとくTypeCなのに、 今更lightningを使うことになるとは…。

だが、TypeCの新機種だったらあと上乗せ額は数万円では足りない。
安く使えることを第一とするなら、このSEが正解であることは確かだ。

そこで期待したのは、TypeCからlightningへの変換アダプターの存在 。
私自身はlightningからTypeCへの変換アダプターはいくつも持っている(使わなくなったlightningケーブルを無駄にしないため)。
時代の流れから、lightningからTypeCへの需要はあっても、その逆向きは果たして製品としてあるのか。
これが唯一の不安だったが、別の買物でSeriaに行ったら、なんとSeriaオリジナル開発のTypeCからlightningへの変換アダプターが売られていた。
税抜き価格はもちろん100円。
不安なので、まず1個だけ買って、レジの外で、いつもバッグに入れているモバイルバッテリとTypeCケーブルに買ったばかりのアダプタをつけてiPhoneにつないでみた。
すると見事に充電が始まった。
欲しかったアダプターが市場最安値で買えたのだ。
売り場に戻ってそれぞれ充電する場所用に5つ買った。
500円で数万円の代わりになった。


車のバッテリ交換

2025年07月24日 | 生活

ガソリン車のバッテリは3年ほどで交換するものらしいが、私はバッテリを浪費しない使い方をしてきたことで、その期間を大幅に超えて使ってきた。
※:アイドリングストップ機能は常時オフにし、帰京で1週間以上使わない時はバッテリのマイナスケーブルを外すなど。

それでも経年劣化を防ぐことは不可能で、今夏では走行時のエアコンもフル稼働していることもあって、旅先ですんなり始動しないことがあった。

計測マンである私の愛車には、シガーライターに電圧計をつけているのだが、
始動直後でも12.6V の値(最低レベル)で、以前は走行すればすぐに14.2V(満充電)に上がったが、なかなかその値に上がらなくなった。
劣化したバッテリを意地でも使い続けるメリットはなく(いつ上がってしまうかわからない)、それにもうじき1ヶ月ほど使わない状態にするので、ディーラーにバッテリ交換を申し込んだ。

バッテリは在庫があるので、2日後に交換でき(費用は44000円もかかったが)、始動するとすぐに14.0Vに上がった(保管してあったので満充電ではない)。

これで安心して夏季休業の帰省ができる。


エアコン・冷蔵庫なしで初期投資200円で涼しく過ごす法

2025年07月22日 | 生活

北海道でも35℃を超える暑さ。
冷房の設備が不要だった北国では暑さの対処に困惑しているらしい。

今月、名古屋宅でエアコンが壊れ、交換までの数日間、室温33℃の中で就寝した私の冷却法を伝授しよう。
それはエアコンはもとより、冷蔵庫を含めた電気を一切使わない。
使うのは、常温の水とペットボトル(500ml)と霧吹きの3つだけ。
後の2つを購入しても200円で済む。

空きのペットボトルに水を入れ、キャップの代わりに100円ショップで買ったペットボトル対応の霧吹きを取り付ける。

そして自分の身体(顔と手足)に向けて、霧吹きを吹きかけるだけ。
まず水の冷たさを感じるが、これが目的ではない(なんだったらお湯でも構わない)。

しばらく待つと、水が蒸発をし始める。
すると蒸発面の温度が下がる。
すなわち、気化熱の原理だ。
この原理こそ、エアコンはもとより、動物の発汗機能にも利用されている究極の物理的冷却法だ。

実際、気化熱の冷却効果によって、体表面がかなり冷たくなり、丁度”冷房に当たり過ぎた”冷たさになる。
ただし、この効果は水の蒸発が終わるとなくなる。
なので、一定間隔でこれを繰り返す。

就寝時中なら、数時間おきに体表や衣服の上からの霧吹きを繰り返すと、一晩500mlの水を使う(これとエアコンの電気代と比べてほしい)。
上の作業が必要なので、ずっと眠り続けることはできないが、逆に暑くて眠れない事態は避けられる。

ちなみに、人体ではなく、部屋の壁面を霧吹きで広範囲に冷却することも可能。
実際に壁面は冷たくなるが、すぐに蒸発するので、室温を下げるまでには至らない。
人体に吹きかけた方が効率的だ。

災害での停電時でも、少なくとも室内での熱中症は簡単に防止できる方法として紹介しておく。


名古屋宅のエアコン交換:追記

2025年07月11日 | 生活

賃貸の名古屋宅のエアコンが壊れて(→記事)以来、茶臼山旅で外泊した以外は、連日熱帯夜、いやそれどころか室温33℃下で寝るという難行苦行を連日こなしてきた(その結果、常温水と霧吹で体表を冷却する術を心得たので、エアコンなしの熱帯夜でも安眠できる自信がついた)。

そして本日午後、待ちに待ったエアコンを新品に交換する工事が執り行われた(賃貸なので費用は大家持ち)。

この時期に室外機の交換作業は暑くて大変だろうと思っていたが、流石にプロは空調服(ファン付きのベスト)姿でやってきた。
効果を聞くと、午後の汗のかき方が違う(減った)という。

古い室外機を外して、中の(冷媒となる)ガスが経年劣化でなくなっていたという。
それが効かない原因だった。
ついでに、室外機にカバーをかける効果を尋ねてみたら、あえて勧めることはしないとのこと。

富士通の新品が取り付けられ、電源を入れると、数年ぶりに経験する強い風が出てきた(旧機は末期には風量が出なかった)。
そして室温は1週間ぶりに下がっていく。
ただその間ずっと室内が30℃以上を保っていたため、そう簡単には下がらない。
この部屋は元々高温になるタイプなのだ。

それでもさすが夜までつけていると、25℃に下がっていく。
この久々の涼しさを夜通し味わいたく、帰京するのを明日に延ばした。


追記(7/19)
新品のエアコンにして1週間。
まず驚いたことは、その省エネ性能
熱い部屋で最初に電源を入れる冷却時こそ500Wを超えるパワーを出すが、設定温度に達した後の維持期での電力はいずれもたった150W。
もっとも温度設定を「26℃」という”暑くない室温”にしていることもあるが、その設定で旧機だと倍の300Wだった。
エアコンは在宅時だと就寝中もつけっぱなしにするので、この省エネぶりはありがたい。
家の省エネ対策として「買い替え」という選択肢がありうるのを実感した。


この時期にエアコンが故障

2025年07月05日 | 生活

なんと梅雨明けのこの時期に、名古屋宅のエアコンが故障した。

スイッチは入るものの、冷房がほとんど入らず、もっぱら送風(温風)のみの状態。
間歇的に冷房が作動するものの、室温を下げる前に温風になってしまうので、結果的に室温が上がってしまう。
名古屋宅は賃貸なので、管理会社に修理を依頼するも、修理可能なのは早くて来週末とのこと(ちなみにエアコンは19年使用)。

平日の昼は涼しい職場にいるからいいものの、夜から翌朝までの熱帯夜を無冷房状態で過ごさねばならない。
その間、室内はずっと30℃以上を保ったまま。

特に辛いのは、その室温での睡眠。

エアコンの冷房なしで、いかに涼感を獲得するか。
以下の工夫をした。

まず、就寝前に、浴槽に水を張って、冷水浴で全身を冷やす(気持ちいい)。

寝床から少し離した所に扇風機を置き、中程度の風を自分に向ける(つけっぱなし)。
ただし来る風は30℃以上なので、ちっとも涼しくはない。
さらに小さな冷風扇を寝床脇に置き、30℃未満のやや冷風を自分に向ける(が、風量が乏しいのでほとんど涼しくない)。

水を含んだタオルや吸水ポリマーの鉢巻を首とおでこに巻いて、冷感ポイントを刺激する。

だが、こんな程度では就寝中に暑くて目が醒める。

そこで、暗い中、ペットボトルに水を詰めた霧吹きで、両手足・顔面に吹きつける。
体表についた霧状の水の蒸発による気化熱によって、体表面がしばらく冷たくなる。

夜間の睡眠・覚醒を繰り返す中、この霧吹きを繰り返すことで、なんとか必要な睡眠量を確保して朝を迎えることができた。
その間室温はずっと33℃。
それでも手足は冷たくなっていた。

エアコン自体も(冷風扇・そして人体も)採用している”気化熱の原理”こそが最も効果的だということだ。


車のワイパーが動かなくなった

2025年06月06日 | 生活

1ヶ月くらい前の雨の朝、出勤するために、車(フィアット500)に乗ってフロントウィンドウのワイパーのスイッチを入れた。
するとワイパーは一瞬動いたものの、元の位置に戻った状態で動かなくなった。
スイッチは動くのだが。
出勤時間なので、試行錯誤する余裕はなく、バスでの出勤に切り替えた。

帰宅後、再びキーを入れてワイバーのスイッチを入れるものの、全く反応しない。
以前の経験から、これはワイパーのヒューズが切れたと踏んだ。
ならば、切れたヒューズと同じものをカー用品ショップで数百円で買って、自分で交換すれば済む。

そう思って車の説明書を開いたものの、ワイパーのヒューズの場所とアンペアが載っていない。
ディーラーに電話して問い合わせたものの、ディーラーでもきちんと把握できないらしい。

仕方ないので、2箇所あるヒューズボックスのヒューズを1つ1つ取り出して、切れているか確認したら、どれも切れていない。
すなわち、原因はヒューズでないらしい。

こうなったらお手上げなので、ディーラーに予約して、車を持ち込む。
ディーラーで調べたところ、配線レベルではなく、ワイパーを動かすモーターそのものの故障の可能性を指摘された。
そしてモーターの在庫がないので、入荷待ちとなる。

その間、雨の日は運転できない。
本当は5月に茶臼山カエル館に泊まりで行く予定だったが、現地で雨に降られたら帰ってこれないので予定をキャンセル。
梅雨入り直前の不安定な天気が続く中、入荷待ちと、ディーラーの予約可能な日とこちらが持ち込める日、そしてその日の天気予報が雨でない日を合わせた結果、
1ヶ月ほどかかった今日、モーター交換の修理1時間ほどで、ワイパーが無事に動いた。
モーターはボディ内にあるので、フロント下の表面を壊さざるを得ず、そこの部品も交換。
しめて(税込)10万円。
旅行数回分の出費だ。
実際5月は旅行に行けず仕舞いで、6月も行かないことにすればいい。
それを見越して、7月に茶臼山の宿を予約した。


内蔵バッテリーが上がってしまったら

2025年05月12日 | 生活

季節の変わり目で、しばらく使わないでいた機器を久しぶりに使おうとしたら、内蔵バッテリーが上がって(=0)いることがある。
その内蔵バッテリーが交換不能な場合、その機器は使えなくなるのか。

車のバッテリーを上げてしまった経験から、まず時間をかけて充電する事をお勧めする。

もちろん、充電ランプが点灯していることが条件。
充電時間は、いつもより余計にかかるのを覚悟。

その際、バッテリーが異常な高温になっていない事を確認(異常な高温になっていたら充電を諦める)。

やっと満充電になったら、充電ケーブルを外して、機器のスイッチを入れてみる。

そこで作動すれば、めでたしなのだが、バッテリーがへたって作動しない場合がある。

ここで諦めないこと。

もう一度充電してみる。
すると満充電にしたはずなのに、また充電ランプがついて充電中となる。

充電→満充電→スイッチオン→動かない→充電 というサイクルを幾度か繰り返してみる。
すると、幾度目かの満充電で、作動する場合がある。

以前よりはパワーが落ちているかもしれないが、作動に問題がなければありがたい。

こうやって回復した機器を複数持っている。


確定申告終了

2025年03月05日 | 生活

昨日帰京し、雪上がりの冷たい雨が降る東京の自宅で、確定申告を済ませた(今年の締切は3月17日まで)。
毎年記事にしていることだが、最近はe-Taxというネット申告ができるので(スマホとパソコンとマイナンバーカードが必要)、とても楽でしかも間違えが起こらない(昔は自分で計算して申告書類に記入したので、間違えると後日、税務署から連絡が来た)。
※:以前の紙で税務署に提出していた頃に比べると「とても楽」だが、スマホアプリの「マイナポータル」でマイナンバーカードを読み取り、パソコンのe-Tax画面と連携させるのに手間取った。問題はマイナポータル(アプリの評価ランクが1点台と低い!)の画面の使いづらさで、e-Tax画面にあるチュートリアル映像を見ながら操作するといい。

個人事業主でなくなり、単なる単一給与生活者になって数年になるが、その間一度も休むことなく、毎年確定申告をしている。
なぜなら、毎年「還付金」をゲットできるから。

普通のサラリーマンであっても、私のように医療費控除と生命保険控除、寄附金控除の対象者は、勤務先が代行してくれる「年末調整」で終わらせるのではなく、きちんと確定申告すれば、その分、お金が手に入る(本当は天引きで取られすぎた税金の一部が戻ってくるだけ)。

私のように扶養家族の老母がいると、二人合わせて支払った医療費(薬代も含む)が毎年10万円を超える。
それに私個人の生命保険控除と寄附金控除を加えると、今年は5万円弱の還付となった
(還付金は4月にこちらが指定した口座に振り込まれる。この仕組みを知らない=確定申告をしたことがない人が、還付金詐欺に遭う)。

医療費の場合は一年分の領収書を対象機関別に集計してファイル添付する必要があるので、それらの準備作業はあるが、寄附金などは相手先から確定申告用の書類があらかじめ送られてくる。
これらの準備を含めても、申告作業自体がとても簡単になったので、時給1万円のネット入力バイトをしたようなもの(ネット申告なら、こちらが時間がある時に申告できる)。

なので、やらないともったいない(きちんと納税している国民の権利)。
だから皆さんに勧めるためにも、こうして毎年記事にしている→みんな確定申告すればいい


ボーナスもらったが:2024冬

2024年12月11日 | 生活
昨日、職場で冬のボーナスが支給された。
支給額は、昨年と同額。
ところが社会保険料など控除額が増えた分、手取りが数千円減った。
10年前と比べると、支給額そのものは増えたが、同じ理由で手取りは1万円ほど減っている。
その間、諸物価は上がっている。
これが給与生活者の現実であり、「103万円の壁」の先にある問題の本質部分。

おじさんパーカーと電車内化粧

2024年12月08日 | 生活
「おじさんパーカーがダサい」と評した女性コラムニストに、ホリエモンやひろゆき氏が反論していて、この段階では女性たちの過剰なおじさんバッシング風潮に辟易している私も反論に同調気味だったが、ファッションデザイナーのドン小西氏の「ファッションは景色でもある」という見解に、決定打を打たれた思い。

私が「自分を景色として見る」見解に初めて接したのは、はるか昔(10代の時)、つげ義春の漫画「ほんやら洞のべんさん」だった。
大雪の中であくせくする主人公の漫画家と民宿主人のべんさんの行状について、主人公は「景色の点景としてみたら、さしずめどんな趣なのかしら」と自分たちを振り返ったセリフが、心を打った(つげ作品には、こういう衝撃的なセリフと再三出会う)。
自分の振る舞いを、景色の一部として客観的に評価する視点があることを初めて教えてくれたから。
これは公共的視点、すなわち作法的視点として、当事者個人の視点より社会的で上位に位置するほど。
以来、私も心の奥にいつもこの視点をおいて、公共空間での立ち振る舞いを自己評価するようにしている。

実際自分も街中で(あるいは他者と会う時)パーカーは着ない。
ファッション(を含む社会行動)には社会的なメッセージが付きまとい、意図せずとも公共空間=居合わせた他者たちに対する敬意の有無の表現となるから。
ファッションを含めて”美しい”人がいれば、それだけで風景自体が美しくなり、居合わせたみんながいい気持ちになる。
見ず知らずの居合わせた他者を幸せにする行為は、”善行”に値する。

ただ「おじさんバッシング」に肩入れはしたくないので、別の例を示そう。
女性の電車内の化粧行為。
美しくなることはいいことだが、その過程の行為自体は他者が目を背けたくなるもの(=悪行)。
人前に出るための化粧をしている空間は本人にとって”人前”ではない。
すなわち電車内に居合わせた人たちは全員、その行為によって「お前ら全員人間に値しないから」と宣言されていることになる。
この侮蔑的行為を明らかにマナー違反としているのは名古屋市営地下鉄。
その見識の高さは頼もしい(エスカレータの片側歩行を禁止しているのは個人的にはやりすぎと思うが)。


AirPods Pro2の聴覚補助効果を確認:追記

2024年12月03日 | 生活

買おうかと思っていたAirPods Pro2(Apple)がアマゾンでセール(5000円程値引き)だったので迷わず購入ボタンを押した。

なぜ買うつもりになっていたかというと、ノイズキャンセル効果に聴覚補助効果が加わったから。
 Apple製品は、Apple Watchの心拍測定機能など、今や医療補助機能に定評(信頼性)がある。


中度難聴(耳鳴も併発)の私は、日常生活で他者との会話に困難を感じる場面がある(対面はいいのだが、会議が困る)。

そういう場合、1万円前後の集音器を装着して、会議に臨むが、完璧ではない。
ちなみに「補聴器」はバカ高い(約10倍)割に、性能が集音器に毛の生えた程度なので、実用性とコスパの観点から、補聴器から集音器に鞍替えする人が多い。
ただ集音器の欠点は、周波数帯の個別調整ができないこと。
その結果、不必要な環境音も拾ってしまう(会議中にくしゃみされると耳が痛い)。

そんな中、AirPods Pro2は個別調整が可能という。
iPhoneは持っていないが、MacとiPadは持っているので、それを使えば機能の設定ができるという。
それでいてノイズキャンセル機能も増したので、音楽視聴にも使える。

ただし値段は4万円弱。
今持っているBoseのノイキャンイヤホン(当時は最高機能)よりも高い。
ただ、Boseのノイキャン機能に不満だし、それに集音器としても使えるうならば、むしろ安いとも言える。
そう思っていた矢先のアマゾンでの割引販売だったのだ。


数日後の昨日、実家に帰宅したら届いていた。
付随の紙には説明がほとんどなく、マシンとの無線接続の仕方のみ。
MacともiPadとも接続もすぐにでき、それらのOSにAirPods Pro2の設定項目があるので、専用アプリなどは不要。
ただ聴覚補助をするための操作手順などは、ネットで探るしかなかった。
「聴覚補助」を作動すると、私の聴覚チェックを左右の耳ごとにやってくれる。
その結果、「中程度の難聴」と診断され、それに応じた補助機能が設定された(いつでも再診できる)。
これぞ医療機器としての補聴器レベル。
あとBoseにはなかったのが、イヤーパッドのサイズの適性もチェックしれくれる点(密封性の確認)。


まずはノイズキャンセル機能を国会図書館で確認。
ノイズコントロールでノイズキャンセルのみオンにする(音楽を再生せず)と、閲覧席の周囲の雑音(椅子の音、ページをめくる音など)が消えた。
館内放送のチャイムは聞こえるが、喋っている内容は聞こえない(耳元のスイッチを押して「外部音取り込み」に切り替えた)。
これで集中できる音環境が実現された。

ノイズコントロールを「適応型」にした状態で自宅で音楽を聴きながら、家族と会話した。
すると音楽が消え、会話の音声だけとなった。
そして会話が終わると、音楽が鳴り出した。

入力音量の調整などの基本操作は、アプリのメニュー以外に、イヤホンの縦の部分を指で上下する、あるいはSiriを呼び出して「音量を小さく/大きくして」と言えばよい(イヤホンにマイクが付いている)。


肝心の聴覚補助機能の効果は、以下の3段階で調整できる。

①ノイズコントロールで「外部音取り込み」モードにする。
これだけで外部音が強調され、未装着状態(裸耳)より聞こえがよくなる。

②「耳」のアイコンをクリックして聴覚補助メニューを開いて以下の調整をする。
「増幅」を100にする。
「環境雑音除去」を100にする(余分な環境音がカットされる→集音器にはこの機能がない)
「会話を強調」に✔︎(中音域が強調される)
「トーン」も右端にする(多分高周波成分の強調だろうが、あまり違いはない)
これでさらに聞こえが良くなる。

③聴覚補助メニューの最下段の「ライブリスニング」をクリック
すると、最初は外部音がさらに強調されるものの、若干タイムラグが発生するので、その分言葉は聞き取り難くもなるが、
入力ボリュームを最大にする(最初から最大になっていたら、いったん下げて最大にする)。
この状態が補助機能のマックスレベルとなる。

会議では③でかなり聞きやすくなった。

以上、AirPods Pro2の聴覚補助機能は実用に耐えるが、以上の機能を駆使するとバッテリの消耗が早くなるので、長時間の会議にはきついこともわかった(ただし充電は急速)。


追記
その後、外出時はAirPods Pro2を常時装着状態になった(=他のイヤホンは全く使わなくなった)。
なにしろ、ノイズキャンセリングと集音機能の両方を享受できるから。
他の機種はどちらか1つでしかない。
具体的には、電車内でポッドキャストや音楽を聴く時は「ノイズキャンセング」モード。
そのまま道を歩く時は「適応型」モード。
そして他者と対面する時は「外部音取り込み」モードに切り替える。
切り替えは左耳のスイッチを長押し。
「適応型」はノイズキャンセリングと聴覚補助機能の並立で、「外部音取り込み」は聴覚補助(集音)機能のみがオンになるので、単なるノイズキャンセング・オフではなく、外部音が非装着より聞き取りやすくなる。
会議中は集音機能をさらにアップする「ライブリスニング」をオンにする※。
きちんと音量設定すれば、既存の集音器を上回る”聞こえの良さ”(相手の発言がクリア)が実現される。
なので、私のような難聴者は、むしろ常時装着に値するのだ。
すごい機器だ。
※:ライブリスニングがオンにならない場合:音楽などの聴取を”一旦停止”状態にしている(右耳のスイッチ押し)とそうなる。この場合は、聴取を”停止”ではなく、スマホ・タブレットの画面を使って”終了”すればよい。
 

幸せのあんかけスパ

2024年11月16日 | 生活

日曜に業務があるため、帰京せずに名古屋にいる。
昨日、大学院の論文審査を終え、目の前にあったプレッシャーがなくなった。
開放感に浸りたいが、土曜は天気が芳しくないので、出かける予定も入れてない。

なので、いつもより遅い目覚めて起き、テレビを見ながらゆっくりコーヒーをのみ、11時に早めのランチを食べに商店街のある駅前に行く。

基本朝夕2食の自炊生活なのだが、休日は朝を摂らない代わりに、昼くらいはあえて外食にしたい。

駅前の商店街で、一応、惣菜店やスーパーのランチも見て回る。
これらのランチは確かに安いのだが、プラケースに入ったそれを自宅に持ち帰ってレンチンして食べるのはどうも味気ない。
いわば、空腹を満たすため、あるいは栄養補給のため、という義務感での食事になってしまう。
プラケース食を買って帰るとすれば、やや高めの握り寿司セットくらいだが、先日そうしたので、今回は選択外。
ということで、結局予定通り、あんかけスパの店「あんかけ家」に入る。

同じ駅前には、本格的なスバ専門店「五右衛門」や安く食べれる「サイゼリア」もある。
でも名古屋でスパを食べるなら、イタリアンでも和風でもなく、名古屋でしか食せないあんかけスパに限る。

幸い、開店して間もないので空席がある。
少々迷って、タマネギベースで野菜たっぷりの「カントリー」(税抜き740円)の”1"(人前)を注文。
あんかけスパにおいては、男性は”1.5”が標準なのだが、今の私には糖質過剰となるので、  泣く泣く”1”にした。

出てきたのは、大きめの丸皿に独特のあんがたっぷり敷かれ、その上に太めのパスタが250g、さらにその上に調理されたタマネギ・ピーマン・ニンジン・オニオン・マッシュルームがたっぷり乗っている。
そして卓上の粉チーズをかけて、あんと麺と具材の3つをフォークで絡めて口に入れる。
すると舌と口内から幸福感が行き渡る。

確かにスーパーなどでのプラケースに入ったスパよりは300円ほど高い。
だがそれらではこの幸福感は味わえない。
そう、食べることは、空腹を満たすだけでも栄養素を摂取するだけもない、この幸福感を味わうことでもあるのだ。

私にこの幸福感を確実に味わわせてくれるのが、あんかけスパだ。
ちなみにあんかけスパは冷凍食品でも(名古屋なら)売っている(200円前後)。
これもよく買って食べるが、やはり専門店のあんかけスパにはかなわない。
ただ、1食800円は、1食100円程度の自炊者にとってはとても贅沢なので、たまの休日のみのささやかな楽しみ(幸福感)となる。

いつの日か、若い時代のようにあんかけスバの1.5(400g)を食べることが許されたら、と思いを馳せる(許すのは、健康管理に厳しいもう1人の自分)。


今夏得た快適に過ごすグッズ2024

2024年09月07日 | 生活

2024年の夏を過ごす上で、快適さを増してくれたグッズをまとめてみる(個別には記事で紹介)。


まずは、アームカバー
太陽光の赤外放射は皮膚の表面温度を気温よりも高く上げるが、それを防止してくれるのがこれ。
私は日傘男なので、頭部は赤外放射から守られているが、傘を持つ腕は無防備で、実際日焼けしていた。
アームカバーは紫外線も防いでくれるので日焼けもしない。
出がけに水に浸して装着すると一層快適。
ついでに防虫効果もある。
放熱効果が高いので、室内でもつけていて快適なほど。
逆に冷房が効きすぎた室内・車内で腕の冷えを防いでくれる(長袖代わり)。
これが100円ショップで200円で買えるのは嬉しい。


次に、大型冷風扇
卓上用の小型だと、冷風を顔に浴びる効果しかなく、部屋を冷却できない(顔以外が暑い)。

ところが床上用の大型だと風量が多くて、エアコンと併用で、室内の温度をさらに下げることができる。
エアコン併用が前提なので、同じ室内でエアコンの冷気が届きにくい空間用としての補助として使える。
ネットで10000円ちょい。
冬は加湿器にも使える。


番外編として、秋葉のレアモノショップ・サンコーで買ったファン付きの日傘
電動ファンが傘の内側の上部で回るので風が全部頭にかかる。
日傘は日陰を持ち歩くわけだが、そよ風が付加される。
35℃越えの暑さの中でも、ないよりマシだと痛感。
バッテリも、数日分の外出にもつ。
なのでそれまで使っていたファンなしの普通の日傘は持ち歩かなくなった。
売り尽くしセールで買ったので、もう売っていないようだ。
なので、持っていない人は、日傘に首掛け式のファンを併用するとよい。


これらは、買って以降使い続けて、快適さをアップしてくれた。


みんな確定申告すればいい

2024年09月06日 | 生活

自民党の総裁選に立候補している河野太郎氏が提案した「全ての国民に確定申告を」という意見がバッシングにさらされている。

だが給与生活者ながら毎年確定申告をやっている私からすると、賛成だ。

なぜなら、お金(詐欺ではない真っ当な還付金)を振り込んでもらえる可能性が発生するから(確定申告をしないと還付金は絶対もらえない!)

すなわち確定申告をすれば、源泉徴収で天引きされた税金から、正当に払い戻しがされる可能性がある。
私の場合で言えば、自分と扶養家族(母)が支払った医療費が合わせて年間10万円を超えた分は還付の対象となる。
医療費以外にも寄付金控除とかもある(私は「国境なき医師団」に些少ながら定期送金している)。

あるいは2箇所以上から収入を得ている人(こういう人は確定申告をしなければならない)は、
個人事業主になれば控除とは別に必要経費の申告ができる。

本来、自分が払う税金は自分で管理すべきもの(資産管理の一部と思えばいい)。
それを勤務先に年末調整してもらっている方がおかしい(勤務先にとって余分な仕事)。

今ではネットで簡単に申告できる。
敷居が高いと思わない方がいい。


※:「個人事業主」の登録を税務署にすれば、自宅を事業所と兼用でき(面積配分が必要)、事業所分の経費(家賃、光熱費、交通費など)は必要経費で落とせる。その分、申告内容は複雑にはなるが(税務署内の税務相談で公認会計士からアドバイスを受けるといい)。私も過去、色々副収入があったので名古屋宅(賃貸ワンルーム)の半分を事業所にしていた。


冷風扇はエアコンとの併用が前提

2024年07月28日 | 生活

こうも暑い夏、エアコンの補助として冷風扇を買い足している。

エアコンだと、設置場所の都合でどうしても冷気が届かない場所が室内にできてしまって、しかものその場所こそ、自分が居たい場所だったりする。

サーキュレーターや扇風機を併用してもいいが、どうせなら冷気を直接浴びたい。

そこで水の気化熱原理(2.5×10^6J/kg)を使った冷風扇である。
この水の気化熱(を奪う)原理は、人体の発汗機能と同じく、自然界ではもっともエネルギー効率のよい冷却方法だ。

冷風扇は安いもの(中国製)だと2000円台から手に入る。
ただ安い物は卓上用のコンパクトサイズなので、自分の体の一部にしか冷気が来ない。
そこでもっと大きい床置きサイズのものをネットで購入した(10000円ほど)。

大きい冷風扇は水もたっぷり入り、冷気の出口(風口)も大きい。
しかも消費電力は60Wなのでエアコンの1/10。
そして風口面以外の3側面すべてが空気の吸い込み口なので、強い風量が出る。
さっそく水と保冷剤を入れて風量最大でフル稼働してみた。

たしかに冷気が出るが、室内の温度を下げるほどではない。
まさにその名の通り”冷風扇”にすぎない。
試しに、エアコンを切った状態で稼働すると、室温がどんどん上ってしまう。

このように冷気が弱いので、温度計を風口に当てて試行錯誤してみた。
風量を最大にした時の風口の温度は、冷風をオフにした温度とほとんど同じで、冷風効果がない(単なる扇風機)。

これは故障(初期不良)かと思ったが、もしやと思い、風量を最小にしてみた。
すると、風口の気温は1℃以上下がり、ちゃんと冷風になる。

冷風扇の風量を多くすると、室温の空気を多量に吸い込むことになり、風口の温度が限りなく室温に近くなる(すなわち冷風の要素が減る)のだ。
となると確かな冷風を出したいのなら、風量を最小にするしかない。
これが第一のジレンマで、エアコンとは逆の非効率さだ。

ちなみに、冷風扇から出る冷風の温度は、理論的には湿球温度だ。
湿球温度とは、乾湿温度計(中学の教室にあった)のガーゼで湿らせた湿球が気化熱で冷却する温度で、これが冷風扇の理論的冷風温度に相当する。
ということは冷風の温度を下げるには、湿球温度を下げればよい
※:Kestrel社のハンディ気象計なら気温・相対湿度・露点温度のほかに湿球温度・乾湿温度間の差(Delta T)も計測される。
ついでに(私が好きな)露点温度は、気温の理論的下限で、湿球温度よりやや低い。湿球温度が水蒸気の蒸発の結果の温度なら、露点温度は逆に水蒸気が結露する温度。冷風扇は湿球温度より低くはならないが、エアコンは(室外機で空気を取り込んで)露点温度より低い冷気を生産している。だからエアコンの内部は結露してカビが生えるのだ。エアコンの冷風温度はリモコンの温度設定では制御できないので、内部クリーン機能で防ぐしかない。

湿球温度は乾球温度(通常の気温)が理論的上限なので、乾球温度(気温)を下げると自動的に下がる。
ということは、エアコンで室温(乾球温度)を下げることで、湿球温度も下る。

また、相対湿度が低いほど、水分の蒸発(気化)量が増えるので、湿球温度も下る。
そのためにはエアコンの除湿機能で相対湿度を下げる。
冷風扇の単独稼働だと、水蒸気を放出するため室内の相対湿度が上昇して湿球温度が上がり、冷風が弱くなる(すなわち単独稼働は逆効果)。

ということは、冷風扇から充分な冷風を出すには、エアコンの併用が必須ということ。
電気代が1/10の冷風扇はエアコンの代替にはならないのだ。
これが第二のジレンマ

以上、2つのジレンマにより、冷風扇で充分な冷風を出すには、エアコンを稼働して室温と湿度を下げ、さらに風量を最小にするということになる。

なるほど冷風扇は、エアコンの冷気が来ない場所での補助用以上ではない。


追記:部屋のエアコンと併用することで、左右両側に本棚の壁があってエアコンの冷気が届かない自分の机付近の空間に冷気を届けることができた。
エアコンの設定を省エネレベルにできるので、エアコン(がんがん)+サーキュレーターよりも、電力的にも温度的にも効率がいいので満足している。
さらにはUV除菌・マイナスイオンの空気洗浄機能もある。
※:計測マンとして、静電位計を風口にかざすと、機能オフで-200V,オンで-600Vに下るので確かに陰イオンが出ているようだ。オフでの-200Vは冷風機能によるミスト発生によるもので、冷風もオフにすると静電位は0になる。いいかえれば冷風機能だけでも若干の”マイナスイオン”効果はある。