今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

M8.8(M9.0)

2011年03月11日 | 防災・安全
マグニチュード8.8※とは、日本付近で、ということは地球上で、発生する最大級の地震。
※最初M8.4とされたが、すぐに8.8、二日後に9.0と次々上方修正された。

宮城沖は、確かに国内で最も大地震の危険度が高かったが(国民の多くがそれを知らなかったらしい。来る大地震=東海地震という古すぎる刷り込が強すぎたのか)、
これほど強いエネルギーとは予想されていなかった。


東京でも、少なくとも私が体験した最大の地震だった。
駅から帰宅途中、レンタルショップで借りるDVDを選ぼうとでしゃがんでいたら、めまいのような揺れを感じた。
あまりに揺れが長くしかも大きいので、ビルの一階であるここにいては危険と、出口に向かった。
その時、店の人は客に危険だから外に出るよう指示していた。
外に出ると、まだ揺れが大きく、道路に面した鉄骨むき出しのビルが激しく揺れている。
鉄筋のビルが揺れる姿は初めて見た。恐ろしかった。

周囲では、区の同報無線が鳴り響いている。
注意を呼びかけているようだが、あちこちのビルに反響して言っていることが分からない。
ジャマイカ系の外人が大声をだして興奮している。
日本人は、皆恐怖で押し黙っている。
道路上の車もぜんぶ自主的に停まっている(正常に運転できないんだろう)。
やっと揺れが収まって、店内に入ると、DVDが棚からどっと落ちていた(写真)。

帰宅すると、一階はほとんど無傷。
2階の部屋では、書架の上や棚に置いていた物が床に落ちていた。
書架の本は無事。

一方、ビルの12階に住む弟一家では、キッチンの食器がどっと落ちて、多くが破損したというので、
停止したエレベータを尻目に、非常階段を12階まで上がって手伝いに行った。

東京は、震源地に近くないが、死者も出た。
震源地に近い宮城や岩手の太平洋側は、恐ろしい事態になっていることが、これから明らかになっていくだろう。