今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

魔の2月

2007年02月28日 | 歳時
一年で一番短い2月が終わろうとしている。
もともと2月はその割に比較的長く感じる月だったが、
今年の2月はホント、失敗ばかりであたふたした。
そのおかげで、この2月を境に、次の新しい行動習慣が身についた。
1.MT車を止める時はギアを1速かバックに入れておく。
2.パソコン内の大事なデータは”毎日”バックアップする(.macの自動処理でネットサーバに)。
3.デジカメのデータはパソコンに取り込んだ後もすぐに消去しない(あるいは複数のバックアップ先を作る)。
4.撮影旅行にはデジカメの予備を持参する(バッテリも現地調達可能な乾電池タイプ)。

今日、一週間ぶりに大学に戻った。
修理済のパソコンを手にし、問題の会計処理もほとんど終結。
パソコンのHDは初期化されていた(山梨出張の写真はもうこの世にない…)。
ちなみに家に帰ると、強風のため、車のカバーが道路の反対側まで飛んでいた。
でも今回はカバーだけだから…。
これでトラブルは出尽くした、と思う。
来月はいい月でありますように。

九州の京都

2007年02月22日 | 小笠原氏史跡の旅

今日は、行橋からワンマンディーゼルに乗って、豊津へ。
京都郡豊津町は今は合併して「京都(みやこ)郡みやこ町」。
そう、ここは正真正銘九州の「京都」(しかもWで)。

「京都」といっても、軍艦のような威圧的な駅ビルもロウソク型のタワーもない、畑の真ん中の単線(平成筑豊鉄道)の無人駅で降りる。
ここの歴史民俗資料館に、小笠原惣領家が寄贈した古文書類が山ほどあるのだ。
幕末、高杉晋作の長州軍に攻め込まれた小倉藩は、運悪く幼い藩主だったため、自ら城に火を放ち、結果的に、ここ豊津に落ち着いた。
それが縁で、小笠原惣領家は小倉から持ち去った文書類をここに寄贈した。
どおりで今の小倉城には小笠原家の文書がなかったわけだ。
といっても実はここの礼書に関しては、後から東京で買い集めたものもあるという。
それでも室町期の礼書などあるので、さっそくデジカメを取りだして、ページごとに撮影を開始。
どんどん撮影して、ふとデジカメのバッテリ状態を見て愕然とした。
バッテリの残量がもうほとんどない!

このデジカメもご他聞に漏れず、専用の充電装置が必要。
いままで、旅先でバッテリが足りなくなることはなかったので、今回も事前にフル充電すれば足りると思っていた。
しかも今回は調子に乗って、ソニックの車内・車窓風景などを動画撮影してバッテリを余分に使っていた。
このデジカメの充電装置があるのは名古屋か東京。近い方でもここから550kmある。
デジカメで貴重な資料を撮影するのが目的で、わざわざ名古屋からここ九州の京都に出張してきたのに。
それが今や不可能になろうとしている。
撮影も丁度、室町期の貴重な礼書の真っ最中。
またしても、大チョンボ!
しかも、研究活動に直に影響する重大危機。
ああ、なんとしたとこか。

そしてとうとう、バッテリ残量が0となり、撮影不能に。
こうなったら、小倉にでも行ってこのデジカメの充電装置か安いデジカメを新たに購入してくるしかない(いずれにせよ数万の出費)。
荷物をまとめて、資料館の事務室にその旨を伝えると、職員の人がそれならと事務室内のデジカメを貸してくれた。
考えもしなかった展開。

そのデジカメはちょっと昔ので画素数などでかなり劣るが、背に腹は代えられない。
撮影を再開する。
ところが借りたデジカメのこのスマートメディアは88枚しか撮れない(私のデジカメでは2GBのSDカードなので1000枚以上)。
ほどなく満杯でこれ以上撮影できなくなる。
なら自分のパソコンにデータを転送すればいいやと、パソコンを取りに宿に帰ろうとする(行橋までの公共交通機関の便は1時間に1,2本)。
すると職員の人がそれはたいへんだろうと、事務室のパソコンにデータを転送し、スマートメディアの空きを作って撮影すればいいと言ってくれた。
それをお願いして、このあと5度もそれを繰り返して、結局借りたデジカメで礼書の必要な箇所の残りは全部撮影できた。
と同時に、借りたデジカメのバッテリも0となってしまった。

さらには、明日自分のパソコンを持参して、データを転送させてもらうつもりでいたら、
取り込んだデータを全部まとめてCD-Rに書き込んでくれた。
デジカメを借り、そのバッテリを使い果たし、その上CDまでもらってしまった。
もう頭が上がらない。

そういえば、ここんことずっと災難続きだが、「電難」(冷蔵庫・パソコン・浴室電球・エアコンのトラブル)以外の”無人車”・研究費の会計ミス、そして今日のデジカメバッテリ切れはいずれも完全に自分の責任。
しかもいずれも他人を巻き込み、迷惑をかけている。
ところが、その迷惑をこうむった人は皆嫌な顔ひとつせず、誠実に私のミスをカバーすべく頑張ってくれる。
自分の不甲斐なさ以上に申し訳なさと有り難さで涙が出る。

この後、役場にも行ったが、とにかく初めて訪れた豊津の人はいい人たち、という印象で終わった。
なるほど小笠原惣領家が気に入り、感謝した地なわけだ。
公共交通機関は乏しいが、心の”豊”かさでいえば確かにここは「みやこ」だ。

それにしても、いったいいつまで我が身のピンチは続くのか。


行橋

2007年02月21日 | 
今、福岡県の行橋(ゆくはし)にいる。
ここは北九州市の南東にあり、明日行く豊津への入口。
豊津には宿泊施設がないので、行橋のビジネスホテルに滞在するわけ。
別に北九州市に泊ってもいいのだが、昨年の出張で小倉に3泊したから、今年はせっかくなら別の土地にしたかった(九州なんてめったに来ないし)。
ここは名が知られていない土地だけに観光地ではまったくなく、ビジネスホテルしかない。

その宿はビジネスホテルを全国展開している「ホテルルートイン」。
実は前回山梨(南アルプス市)に行った時にもこの系列ホテルを利用した。
つまり、このチェーンホテルは、少なくとも私にとっては、かゆい所に手が届く絶妙なロケーションを誇っている。
もちろん南アルプス市や行橋にも他の宿泊施設はある。
でもここは、必ず”活性石”の人工温泉大浴場があって温泉気分にひたれるのが強み。
ビジネスホテルでの室内のユニットバスって旅情ゼロだもんな(民宿の家庭用風呂も)。
あとベッドがセミダブルでやや広く、ネット予約だと朝食バイキングがつくのもうれしい(細かい事だが室内照明が白熱色なのも合格)。
つまりビジネスホテル一般に漂う「生活感のない無機的わびしさ」を極力排する工夫がされているのだ。
フロア単位で禁煙になっているのもいい。
こうなると基本がビジネスホテルだけに同価格の旅館風民宿よりもよくなる(ビジネスホテルはLANを室内で使えるのが最大の強み)。

ちなみに行橋に行くには新幹線で小倉に降りて、日豊本線に乗り換えるのだが、せっかくなので特急「ソニック」に乗ってみた(15分、520円)。
車内に入って驚いたのは、床が木製、窓際も木製、椅子もなんていうか床屋の椅子的デザインで、頭を載せる部分が分離している。
とにかくこの電車は外見だけでなく内側もデザインが凝っていて、九州に行ったら乗るに値する。スピードはMioのGPSによれば120km出てた。

行橋駅に着いて、構内にあった観光案内所に行き、市内の観光名所を訪ねたら、どこもないという。
食事は何がいいか尋ねたら、これといった郷土料理はないという。
ま、そういう所。
ここに3泊するのか…


忙しさの極み

2007年02月20日 | お仕事
エアコンは管理会社に連絡して、電気屋が様子を見に来ることになり、Macはアップル社に修理に出した。

でも勤務先では、別のトラブルを抱えていて、
これはまったく自分の責任なのだが、自分が使える今年度の研究費の処理のトラブルと、会計〆間際なのに購入予定の茶道具(釜や風炉など)をぜんぜん買ってない未執行状態。
会計トラブルの方は、事務の人の仕事を増やして申し訳ないと思いつつ、頼りにするしかない(でも内容の決定は自分)。
この後始末は来週まで続く。
茶道具は買うあてがないので、適当な店をネットで探す。
学生に春休みになったら講習をする言っていたのだが、道具を揃えるのが精一杯で
自分が稽古する暇もない。

その合間に入試関係の会議など複数の会議をこなし、
別のキャンパスに飛んで、学生から作法の資格申請書類を受取り、
UVindexに関して東京からの通販雑誌の取材を受け(4月に載る予定)、
それが終わると、頼まれた高校への出張講義をどうするか担当者と相談。

家に帰って、ネットで見つけた店(2か所)へそれぞれ茶道具を予算の内で選んで購入手続き。
学生から受取った資格申請書類を東京の本部へ郵送する段取りなどをした。

入試と会計〆の業務が重なり、それと自分個人のトラブルが重なり、
さらには、突発的な用事も発生。
もう、目の回る忙しさ。
学内の階段では足を踏み外しそうになった。落ち着け。

でも明日から、福岡県へ3泊の出張。
これらをすべて投げ打って名古屋を去る。
「忙しさ」からしばし解放

電難続き

2007年02月18日 | 失敗・災難
パソコンがイカレて、データの損失を受けた次の日、
今度はエアコンが切れて電気が入らなくなってしまった(コンセントは問題ない)。
今年が暖冬だったのが不幸中の幸いだが、暖房なしの生活をしばらく続けるはめに
(まぁ、今年はさほど寒くないので厚着で対処できそう)。

そしてその翌日の今朝、風呂場の照明の電球が突然切れた。
だが密閉式の照明カバーの空け方がわからない。
へたな所を回すと壊してしまいそう。
あせる気持ちで試行錯誤しても、わからない。
仕方ないので、そのままにして出勤(日曜だけど大学院の入試なの)。
あ~、冷蔵庫から始まった電気的災難にこれでもかと襲われ続けている。
無人車の件以来、どんどん悪化して、もう最悪。
もうじき出張で九州に行くんだけど大丈夫かなぁ。

でも、車で出発したら、行方不明だった車カバーの止め器具を道路上に発見。
ペシャンコになっているが、工具でつぶれを戻せば使えそう。
少しだけ気分が晴れた。

入試の仕事を終え、
電球を買ってきて、風呂場の照明カバーをいじっていると、うまく外すことがで、
無事、電球を付け替えることができた。
さらに気分回復。
きっと、今日が最悪で、
これから少しは運気が上向いていくような気がしている。

今度は

2007年02月16日 | 失敗・災難
冷蔵庫が直っていい気分でいたら、
今度はパソコンがいかれてしまった。
先週以来、iBookからMacBookへシフトしたばかりのそのMacBookが。
しかもHDがいかれたようなので、データがおじゃん。
データをバップアップしない時に限って、どうしてこうなるの?

書き上げたばかりの提出予定の書類も、そして先日の山梨出張で撮りためた小笠原の写真も、もう二度と見ることはできない。
幸い、iBookが健在なので、それで書類を作り直し、このブログも書いているが、
山梨出張の記録(写真)もこのブログにしか残っていない(デジカメのメモリから消去していた)。
バックアップは毎日やった方がいいな。

人生、いや日々が山あり谷あり。
神よ、なんでこうも私に試練を重ねるの?


冷蔵庫

2007年02月15日 | 失敗・災難
実は今まで黙っていたが、名古屋宅の冷蔵庫が故障していた。
1月末に東京から戻ってきたら、冷蔵庫が生ぬるくなっていて、冷凍室は水びだしで、冷凍物と野菜類は全部ダメになっていた。
チェックしてみると、どうやらサーモスタットの故障で、「連続」状態にしない限り、冷蔵機能が作動しなくなっている。
連続状態にしたら、一晩で冷蔵庫の中のものがすべて氷つくしまつ。

買って15年たつが、今まで一度も故障はなかった。
冷蔵機能は問題ないので、買い替えるにはおしい。
なので、冷蔵庫に入れる物をできるだけ買わないような生活に変更。

メーカーに問い合わせても、手間がかかりそうなので、近場に修理店はないかネットで探したら、運良く、同じ街の修理店がトップにヒットした。
そこに電話して、丁度修理に来れる日がこっちが自宅にいれる今日なので、お願いした。

そして、今日の午前中、サーモスタット部分の交換修理をやってくれた。
費用は12000円だが、もちろん買い替えるより安い。
そして、夕方、スーパーで冷蔵室に入れる食材をひさびさに心置きなく買った。
冷蔵庫のある幸せを実感しながら。

山梨出張

2007年02月10日 | お仕事
入試業務を終えたその足で、車を飛ばして山梨出張。
旧タイプのミニで200kmの距離はきつかった(運転手も車も)。
南アルプス市(旧櫛形町など)のビジネスホテルで二泊する。
ここは小笠原氏発祥の地で、それ関係の史跡・資料を探るのが目的。

会議を途中で抜け出して、車を飛ばして(といってもミニだから…)、
ぎりぎり閉館間際の市立図書館に着き、郷土資料を借りる。
ホテルで読むためだ。
出張の夜も時間を無駄にしないんだよ。
図書館は2泊する間の利用なのだが、貸し出しカードを作ってもらった。
カードの絵は南アルプス北岳の写真なので気に入った。

そして、外での夕食後、ホテルの部屋でこの文を打っている。
ビジネスホテルだから、LANが使えるわけ。
ビジネスホテルって食事や居住性に難有りだけど、
値段の安さ、連休なのに独りでも空きがあり、LANが使えるのでメールチェックに暇つぶしもできるという点ではいいな。
ちなみにここは人工活性石の大浴場があるから、温泉気分にひたれるし。

わが無人車

2007年02月07日 | 失敗・災難
車検を終えたわが愛車ミニは、新車のようにサイドブレーキが硬くなっていた。
それをいつも思いきり引っぱり続けるもんだから、どんどん緩んでしまうわけだ。
今回からは緩みを防ぐため、駐車時にはサイドブレーキをできるだけ軽く引くように心がけることにした。

さて、今日は、大学での作業は早めに切り上げ、自宅に戻って残りをすることにし、
アパート下の駐車スペースに車を入れた。
車から降りる前に、今までなら、サイドブレーキを思いきり引くのだが、今回は一番低い位置で止めることを忘れなかった。
駐車スペースは全体が緩い登り傾斜になっているので、もちろん車が後退しないのを確認した。
車にボディカバーをかぶせている間も車は動かない。
安心して部屋で作業をしていた。

しばらくすると、電話がなった。
隣のなじみの美容室の人からだ。
前に一度、車のライトをつけっぱなしだったのを電話で知らせてくれたことがあった。
今回もそれかなと思ったが、車にはカバーがしっかりかかっている。
そして言うことには
「山根さんの車が、道路に出て、道の反対側にまで動いていますよ」

なんだって?!
電話を切るのも忘れて、部屋から飛び出して行った。
わが愛車が、目の前の道路の真ん中に鎮座して、道路を通行止め状態にして、
渋滞している両方向の運転手がクラクションを押し続けている情景を覚悟した。
実際、道路に出てみると、わが愛車は、カバーでその正体を隠しながらも
道路の反対側にまで移動して、繁華街の迷子のようにポツンとたたずんでいる。
そう反対側にまで移動しているもんだから、いくら道路に横向きに向いてても、小さいミニは、道を塞ぐ状態にはならず、
通行する車はちょっとハンドルを動かすだけですいすい通り過ぎていくのだった。

ボディカバーをあけて車に乗り込み、ブレーキレバーを降ろして、エンジンをかける。
道路に横向きに止まっているへんな車を通り過ぎる車列が切れたので、直進して駐車スペースに入れた。
ついでに気づいたのだが、さっき車を入れる時につけたハザードランプも消し忘れていた。

美容室の横に車が止まっていた。
その運転手のおじさんが、出てきた私の無人車とぶつかりそうになり、アパートの1階の住人に尋ねたが持ち主ではないといわれたという。
美容室の大きな窓からもそれが見えたらしく、美容室の人が持ち主を知っているので連絡してくれたわけだ。
美容室の窓には、店の夫婦と首から下がビニール姿の客の3人が並んで立って笑いながらこちらを見ていた。
おじさんは「サイドブレーキだけじゃなく、ギアもブレーキにしといた方がいいよ」と平謝りの私に言って立ち去った。
美容室にも謝りとお礼に行った。
私が在室中でよかったという。
そうだよな、あのままの状態で近所に買い物にでも出かけていたら、どうなっていたことか。
自分が車で道路に出る時も、交通量の多い交差点の脇なので、タイミングを見計らっている。
交差点が曲っているので、交差点手前の直進車からは私の車が出るのが見えないのだ。
だから今回、よくぶつけらなかったと思う。
でも車が損傷することはなくても、周囲に大迷惑をかけることになるし。
警察を呼ばれたかもしれない。

実は、これ、いつかやるかもしれないと危惧していた。
緩い傾斜面にサイドブレーキだけで止めていたから(だからブレーキを強く引く習慣になったともいえる)。
それにしても、昨日は同僚の名前を急に思いだせなくなってしまったし、
どうやら我が身は「不調期」のフェーズ(相)に入ったようだ。

今度からギアを入れた状態で駐車することにしよう。
そうすればサイドブレーキを思いきり引かなくてすむし。

部屋に戻ると管理会社から電話がかかってきた。
「なんでもおたくの車が…」というので、事態は収拾し、お騒がせして申し訳ないと謝った。
おじさんが「あなたの車?」尋ねた階下の住人がどうやら管理会社に「住人の無人車がたいへんだ」と電話したらしい。
見てみぬ振りをしなかったその住人にもインターホンごしに謝った。
自業自得で謝り続けたひととき。