1つは、MacOSを使ったマルチメディア演習。
学部のパソコンがMacなのだが、パソコンを使った授業はすべてOSレベルはWindowsを使うので、
せっかくのMacがもったいない。
そこで演習用のコマをMacに宛てた。
内容は前の学部でやってたことなので、自分にとっては新しくない。
もう1つは、防災の演習。
これはまったく新しい。
さらに市民講座としても防災の講座を2回やった。
防災士の学習内容がすべての人に実用的価値があるので、それを伝えたいため。
それと気象予報士として、ネットを使って最新の気象情報をチェックすることで、
気象災害の予想が可能であることを実習させたかった。
公式の授業ではないが、小笠原流礼法の授業の延長(補講)として、
今年度から風炉点前と炉点前を追加できた。
今までは略盆点前だけだったので、
やっと本格的な点前を実習できるようになったのはうれしい(小笠原流は茶の流派としてもある)。
ただし、その分、労力が倍増しているが。
今年度は、聞香セットと煎茶点前セットも購入したので、これらもやりたいが、
そうすると労力が3倍増になるので、時間がとれなくなる。
どうしよう。
共著の『新編社会心理学』(福村出版)の改定に参加した。
自分の担当は「メディア・コミュニケーション」
マクルーハンのメディア論的発想が、社会心理学にとって新鮮らしく、
その線での執筆を依頼された。
旧版ではポケベルなどの古いメディアの話だったので、
内容を今風のインターネット(特に2ちゃんねる)に改めた。
論文は例年どおり2本。
1本目は、小笠原流礼書の翻刻。
膨大な巻数なので、その一回目。
ただ古文書の読み能力が不充分なので、専門家の協力を仰ぎ、共著にしてもらった。
2本目は、感情論文の続きで「感動」がテーマ。
感動は意外に感情研究の対象になっていないことがわかった。
なぜなら、感動は感情の単語になっていないため。
なので、本居宣長の「もののあわれ」論を軸にすすめた。
これらは年明けに活字になる。
来年度は、新しい授業はないので、その分楽。
作法の補講はどうすすめようか未定。
礼書の翻刻の続きをやり、感情論文は個別感情ではなく、
感情一般を問題にする予定。