犬小屋の正体

校舎屋上に出現した犬小屋、
その中には犬ではなくへんな器械。

その器械は、屋外用のWebカメラなのだ（写真）。

天気の画像をネット配信しようと、昨年度の追加研究費を申請し、Webカメラを購入した。
屋上に設置している風速計のポールに付ければいいと、たかをくくっていたのだが、
そのカメラは上から吊下げることしかできないことがわかった。
しかも雨ざらしと直射日光は不可とのこと。

おおいに困って、計画は頓挫。
それでも業者の人と対策を練り続けた。

最終的提案されたのは、カメラを犬小屋に入れて、小屋の出入り口にカメラを
外を伺うように設置してはどうかという案。
犬小屋なら、確かに雨と日差しをしのげる。
中にカメラを空を撮れる位置に固定するために、内部の工事は必要。

そのための、犬小屋代と作業代を今年度追加申請し、OKを得た。
ただ、その後、大学側に、屋上で犬を飼うのではないことを説明したり、
落雷対策をとるように言われたり、いろいろ難題をクリアして、
やっと今月２日になって、屋上に犬小屋を設置し、そして日曜大工で小屋の中にカメラを固定し、
カメラに送電もできるLANケーブルでカメラと研究室のルータをつなげた。

そして４日、サーバーに自動処理のプログラム設定をしてもらい、
やっとのことで、ネット配信が実現した。
2年越しの計画が実現。
これは祝杯（ヱビスビール）に値する。