ほんのごく一部の人にしか役に立たないが、その中では困っている人がいると思うので、検索できるように情報をアップする。
Apple Watchは他のスマートウォッチと違って心拍などの計測データをiPhoneを経由してデータ・ファイル化できる。
これはデータを研究的に使いたい人にとって必須の手続きだ。
もちろん、この方法はネットで検索できるが、Pythonを使うのが前提だったりして敷居が高い。
これから紹介するのは、パソコンに入っているテキストエディットなどのエディタともちろんExcelだけで済む簡単な方法を試行錯誤して見つけたもの(ただし説明はMacを前提)。
Apple Watchで採取した心拍データはiPhoneに転送されているので、まずはiPhoneの「ヘルスケア」アプリを開いて、画面右上の自分のIDアイコンをタップ。
次の画面下方の「すべてのヘルスケアデータを書き出す」をタップ。
その際の書き出し先に、AirDropで近くのMacを選ぶ(WInPCの場合はこのへんが異なる)。
Macのダウンロードフォルダに「apple_health_export」というフォルダが転送され、その中の「export.xml」がデータファイル(zipファイルの場合は解凍)。
ただし、export.xmlはそのままExcelでは開けない(エラーがでる)。
それによると、どうやら「!ATTLIST」 という文字列が問題らしい(エラー表示をちゃんと読んだのが解決の第一歩だった)。
xmlファイルはエディタで難なく開ける(でもそのままの状態ではデータ分析に使えない)。
「!ATTLIST」という文字列は200行にわたって散在している。
実はその部分は、データでない部分なので削除していい。
テキストエディット上で1行目から、「<HealthData locale="ja_JP">」の前の行(219行)まで消す(この行以下を残す)。
そして保存。
今度はExcelでちゃんと開く(ただし購入以降の全データなので重い)。
しかも項目がすべて表形式で整理された画面!(元のデータ形式がCSVであるため)。
心拍データもちゃんと表形式に収まっているのでそのままデータ分析にかけられる。
あとは不要な行・列を消して、必要な部分(計測時刻とデータ)だけにして、そのままブック形式で保存すればいい。
もちろん年月日時分秒の欄は使いやすいように検索・一括置換で整形する。
この作業を卒論でやらせるつもり。