今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

18きっぷで読書空間

2009年07月27日 | 
日曜はオープンキャンパスで出勤し、夜は学科教員で前期終了の納涼会。
そして今日は、18きっぷで帰京。

日頃は成績つけなどの業務にほとんど時間をとられているので(夜は頭が疲れているし)、名古屋~東京間の鈍行列車をひさびさの読書空間として利用する。

読書空間といっても、名古屋から熱海までのJR東海区間は客の出入が多い”動く(町の)図書館”(座席を確保できなかったら悲惨)。
熱海からのJR東日本区間はグリーン車があるので、suicaで950円払って、二階席へ。
天井の読書灯をつけて、飲物を窓側の手すりに置いて、読書を続ける。
グリーン車は客も極端に少なく、いても気配がないので、こちらはちょっとリッチな”動く書斎”っていう気分。

そう、18きっぷは私に交通費を浮かせるだけでなく、窓の風景が流れる飽きない読書空間も与えてくれるわけ。
当然、耳はノイズキャンセリングヘッドホンをつけてiPodでBGM。
問題は体を動かさないために襲ってくる眠気と自由席のお尻の痛さ。
あと冷房聞いた車内で6時間近くもじっとしているので、長袖・長ズボンでないと寒くて読書どころではなくなる。

地獄の採点

2009年07月24日 | お仕事
前期試験も終り、残る業務は、採点(成績つけ)のみ。
これがたいへんなんだな。

同じような内容の答案・レポートを100人分以上も読み続け、微妙な差異をもとに点数をつける。
しかもそのような科目が複数。
さらにしかも、さぼって読まないでいた同じ数の中間レポート(いわゆる中間試験の代わり)もこれを機に読まなくてはならない。
成績は学生にとっては一生ついてくるから、いい加減につけるわけにはいかない(学生側には、いろいろ伝説があるようだが)。

優秀なのやダメな答案はすぐ評価が決まるが、自分の採点基準の境界上の答案はたとえば AにするかBにするかで迷ってしまう。
そのような答案がまたつぎつぎと出てくる。
採点基準がブレてはいけないので、前に採点した答案と較べるために読み返す。

こんなことを続けるので、一日一科目分やるのが精いっぱい。
しかも他の事務処理もこなさなくてはならない。

夕方には、頭はフラフラ。
残った答案・レポートを家に持って帰るが、夕食後は疲れてやる気がでない。
明日(土曜)また出校して続けよう。
あと数日、この辛苦に耐えねばならない。


シリーズ物のDVDを観始める勇気

2009年07月18日 | 作品・作家評

うちの近所のレンタルDVDショップは、土日は旧作が10本で1050円。
1本当り105円だから、借りない手はない、
と思うのだが、
単品のDVD(しかも旧作のみ)を10本選ぶのって、けっこうたいへん。
楽して10本選ぶには、シリーズ物にすればいい。
と思うのだが、
10本以内で完結するシリーズ物って意外に少ない。

むしろ、1シーズンが10本ほどで、しかも幾シーズンも続いている
げに恐ろしき長大シリーズ物が多い。
それって、いったん見始めたら、エンドレス状態にハマり込むことになる。

実は、かつて、NHKでやっていた「ER(救急救命室)」にハマって、
DVDをボックスで次々と購入し続けた。
自分の職場がストレスフルだったので、
このドラマを見ることで、もっとストレスフルな職場があるんだ、
と安心するためだった。
だが、このシリーズの登場人物が次々交代するのと、
自分が移籍してストレスがなくなったため、買う(観る)のをやめた。

その他、笑いたかったのでアメリカの人気ドラマ「フレンズ」も全シーズン10ボックス購入した。
その後、このような自腹を切ることはなく、もっぱらレンタルにたよるようになったが、
大河ドラマ「新撰組!」、やはりNHKでやっていた「ロズウェル」などハマってしまった。

シリーズものはいったん見始めると止らなくなるから恐ろしい。
それでも「24」は最初の1巻で疲れそうなので止めたのは正解か。

逆に膨大な本数に膨れ上がったシリーズ物は、改めて挑戦する勇気がない。
アメリカの人気ドラマシリーズは、もう手を染めないつもり。

でも日本のアニメはどうしよう。
この世界もシリーズ物だらけ。
「機動戦士ガンダム」は、
実は一度も観たことがないので、一番最初の2本だけ借りてみた。
これにハマったら恐ろしい。

「ドラゴンボール」や「スラムダンク」は今更観ないだろうが、
「バスターキートン」や「るろうに剣心」は観たい…。


久々に山に行きたくなったんだけど

2009年07月17日 | 山歩き

中学以来の山好きで、
高校はワンゲル、大学は山岳部とやってきた我が身なのだが、
ここ数年(5年以上)日本アルプス級の登山をやっていない
(高い山は平成18年の富士山が最後)。

今年の夏は、例年になく余裕があるので、
7月末に久々に日本アルプスに行こうかと思ったが、
今回の大雪山系での遭難事故で、中高年の登山ツアーがいまだ隆盛なのを知って、
行く気が萎えてしまった。

高校や大学のパーティは人数が多くてもテントだから問題ない。
ところが中高年のツアーパーティは、山小屋に団体で押し掛けるから、
定員を設けることができない山小屋は、異常な混雑(寝るスペースは枕の幅)となる。
アカの他人に両隣を密着される(しかも中高年)だけでも寝にくいのに、
それにも増して恐ろしい存在が”イビキオヤジ”。

これが一人いるだけで、小屋中に一晩中イビキが響きわたる。
だから、本当に眠れない。
もちろん、睡眠不足は、翌日の活動にひびく。
小屋泊まりで人気の縦走ルートを選ぶと、
同じおやじのイビキを毎晩聞かされるはめになったりする。

そういう嫌な思いをしたので、登山は日帰り限定になっている。
かといって、彼らが足を踏み入れない上級ルートは、単独行のこちらが怖じ気づく。
そういうわけで、今年も山には行かないことになりそう。


紫外線恐怖症2

2009年07月16日 | お天気

朝のワイドショーのあちこちで、夏の風物詩のごとく紫外線の危険を訴えていた。
もちろん今どきの日中の紫外線は危険値(UVindex>8)を超えている。
ただ、”日陰や反射でも紫外線が0でない”といって、
強迫的に紫外線を遮断する方向にもっていくのは行き過ぎ。
ちなみに、WHOの基準ではUVindexが2以下であれば安全。

毎年繰り返されるこの紫外線狂想曲は、
まるで紫外線防止グッズを売らんがための戦略のよう。

そのような番組で紫外線の害(シミなど)を訴えるのは美容皮膚の専門家。
確かに皮膚にとっては紫外線はダメージの元でしかないかもしれない。

ただ紫外線を含む太陽光(可視光など)には、
殺菌、ビタミンDの合成、生体リズムの調整、うつ病の軽減など多様な効果がある。
そもそも、動物が陸上に上がった古生代以来数億年、太陽光に適応し、
それを有効に利用してきたはず(夜行性動物でない限り)。

私が勧める紫外線対策グッズは、日傘。
これは直射光を防御するので、強過ぎる紫外線を防ぎ、さらに太陽光の熱も防ぐ。
いわゆる身につける紫外線防御装備は、
太陽熱を吸収し(黒いから)、体温を昇温させ、熱中症の危険を招く。
さらに、紫外線を徹底して排除すれば、せっかくのビタミンD合成が抑制されるので、
骨粗しょう症へと導かれる。

日傘なら、道路から反射する弱い紫外線は遮らずに健康的に吸収できる。
目にもたいして入らないので、サングラスも不要。
もちろん風もすーすー通すから、帽子より快適。

さらに晴雨兼用なら、夕立に遇っても大丈夫。
夏は、折畳みの晴雨兼用傘があれば、帽子もいらない。
実に安上がりで快適。


恵那峡で一泊

2009年07月14日 | 
前期授業もほぼ終わり、前期試験を先に終え、院入試も終えたので、
今月の”慰労の温泉旅”の時機になる。
しかし7月は日曜に仕事が入る傾向なので、
今月はデフォルトの日~火の2泊旅行は無理。
しかも今週火曜は午後から教授会があるので、それまでに帰ってくる必要がある。

不本意ながらの”近場の一泊”として選んだのは、
岐阜県恵那市にある恵那峡国際ホテル。

ここは経営難に陥った旧ホテルを京都のホテルチェーンの”湯快リゾート”が買い取って、
一泊7800円でバイキングの宿にリニューアルした所。
今まで恵那峡は”かんぽの宿”に限られていたが、こちらの方がお値打ち。
ホテルのロケーションは、恵那峡の遊覧船桟橋の隣で、いわば恵那峡の内部にある。
すぐ下流の大井ダムによって、このあたりは木曽川が湖のようにたゆたっており、
それを間近に見る位置は恵那峡の特等席ともいえる。

そもそも恵那峡は、
森の中からキノコのように峻立する花崗岩の奇岩と木曽川とのコントラストがいい味出している、
私イチ押しの名勝だ(遊覧船に乗る価値あり)。

予約したのはツインの洋室。
建物自体の作りは古いが、バスルームは内装が新しく、
清潔感があり洗浄器つきになっているのはいい。

館内にはずらりとならんだマッサージ機(足先から腕先まで)があり、
無料で使い放題というもの湯快リゾートの特徴。
ただ、ここはゲームセンターと同じ空間にあるので、
ゲームの(誰も使っていなくても)うるさい音が入ってきて、
心理的リラックスができないのが玉に瑕(きず)。

浴室は、正しく最下階にある。
建物が一時代前の観光ホテルなので、浴室はタイル張りで風情がないのは否めない。
当然ながら塩素循環湯であるが、
源泉のナトリウムが強く、高張性なので、効能はありそう。

湯快リゾートは、負の遺産である旧式の建物をコストをかけずに使い回して、
客の満足度を上げる工夫(ちゃんとマーケティングしている)をしながら
リーズナブルな価格に抑えている。
なのでハード面の不満はやむを得ない。
むしろ年間均一料金(一人客も)、ツインベッドの洋室、清潔なバスルーム、
バイキング、無料マッサージ機という、ポイントを押えた改善を評価したい。

ただバイキングは、グリーンプラザ(浜名湖・北軽井沢)に較べると種類は多くなく、
また目玉になるような品もない。
といっても定番ともいえる寿司やサイコロステーキはあり、
さらにエビと茄子の天ぷら、
ビュッフェ・バイキングにぜひほしいゴーヤチャンプルーもあるので不満はない。

もっとも種類は少ないので連泊した2日目には
食べるものがなくなる(湯快リゾートの下呂の宿でもそうだった)。
食堂の眺めはよく、夕霧にかすむ恵那峡を見ながら、
ビール片手に食べるのは気分がいい。

宿代と設備的には文句はないが、連泊するほどではないので、
チェックアウトが12時ということもあり、
私的には中津川の定宿で2泊する前日に泊まるのにいいかも
(東濃・木曽路の風情は大好きだから3泊しても飽きない)。

車のギアが入らない

2009年07月13日 | 失敗・災難
わが愛車ローバー・ミニは18年目のご老体。
あちこちが傷んでおり、いつ故障するかという不安の中で運転している
(ミニは新車の段階から故障が多いというが…)。

そして今日も運転中、突然ギアの1速と3速が入らなくなった
(MT車だから)。
すなわちマニュアルのシフトレバーが前方に入らない
(後方、すなわち2速と4速とバックには入る)。

今は、出勤中の短距離走行だが、この後、恵那まで一泊ドライブの予定。
これは整備工場に持ち込むしかない。
幸い、いつも世話になっている整備工場は近場にある。
たぶんミッション内の部品間のズレが生じた程度だろうから、
すぐに修理(調整)できるだろうと楽観。

勤務先での用事はすぐ終えて、車を動かす。
はやりLow(1速)に入らない。
でも、車が軽いので、2速から難なく発進でき、
2速でちょっとふかし気味にすれば、すぐ4速につなげる。
1速と3速の組合せにくらべれば、運転に支障はない。
2速・4速だけで難なく整備工場に持込み、
「これから遠出するので、急いで診てほしい」とお願いして、
自分は旅行準備のため帰宅した。

ほどなく携帯電話に直ったという知らせがはいった(やっぱりすぐ修理できた)ので、
車を受け取りに行く。
説明によると、”エグゾースト・パイプステイ”なるものが破損し、
部品がちぎれて、ギアのリンケージに挟まってしまったのだという。
そして工場内に幸いその部品の中古があったので、交換できたという。

破損したその部品を見せてもらったら、2箇所あるリング状の部分がどちらも切断状態。
もちろん金属だから、相当な力が加わったことになる。
ちょっとしたズレかとタカをくくっていたが、けっこう重症だったんだ。
少なくとも旅先で起きなくてよかった。

若かりし頃の日記を処分

2009年07月11日 | 生活
私は中学から大学院に至るまで、すなわち10代前半から20代半ばまで、
ほぼコンスタントに日記をつけていた。
それらが合計4冊の大学ノートとして残っている。

当然、思春期~青春時代の赤裸々な内面を記したモノなので、
他人に一番見られたくない、超極秘文書だ。
でもそれが、普通の手書きノートとして家に置かれているので、
見つけられたら誰にでも読めてしまう
(一部は小学校時代に開発した自分固有文字で記してあるので解読不能)。
パソコン内のデータはセキュリティにこだわっているのに、
この超極秘文書についてはまったく無防備状態。
たとえば私の死後に、この日記群が発見され、
せっかく取りつくろってきた私のイメージが悪化したら…。

それに捨てるといっても、そのまま資源ゴミとして出しても、
再生処理される前に世間へ流出する危険はある
(少なくとも興味本位で読まれてしまう可能性が…)。
かといって自らシュレッダーなどで粉砕して出すのは、
労力と愛着の双方の点からできない。

そんな折り、職場で、機密文書の溶解処理をすることになった。
処理をする書類は自分で段ボールに入れて封をするから、中身は確認されない。
これに混ぜれば、わが超機密文書は安全に消滅される…と思う。

ただし、自分の青春時代の思い出そのものである日記を捨てることは、
過去の記憶までも捨ててしまうようで、躊躇する部分もある
(今まで捨てなかったのはむしろこの理由が大きい)。

でも、ただ保管しているだけの意味(もちろん自分自身に対する)ってあるだろうか。
ためしに、中学~高校の部を読み返してみた。
すると、友人や家族に対してやたらぷりぷり怒っていた。
日記は、日常のちょっとした不満のはけ口になっていたようだ。
その他、たとえば恋愛関係でわくわく/懊悩した部分などは
今更こっぱずかしくて読むに堪えない。

日記に記す作業は心に刻む作業でもあるので、
日記に記したおかげで、わが青春時代の記憶も、実はしっかり心に刻まれている。
なので、読み返しても、新鮮さがなかった。
逆に記憶にないエピソードは、今読み返してもどうでもいい茶飯事にすぎない。

それに、ノートが新巻になるごとに、
「他人に読まれるに値する日記を目指す」と書いてあった。
日記文学者をめざしていたというわけではなく、
文章の練習としての側面もあったのだ。
でも、それならブログという形で今こうして実行している。

そういうわけで、やっとわが日記をこの世から抹消する決心がついた。
青春の記録を失う寂しさより、
これで超極秘文書の管理が不用になるという安心が勝る。

さて、みなさんは昔の日記、どうしてます?

wii fit購入

2009年07月06日 | 生活
膝痛をかかえる母には、運動が必要。
膝のためにも体重も減らしたがっている。
でもへたに屋外で張り切られると、先日のように転倒骨折の危険がある。

そこで、新聞チラシで見た、2万円弱の”電動ウォーカー”でも買おうかと思った
(気前がいいのは、ボーナス直後だから。)。
ネットでスペックを調べたら、ローラーの幅は30cmもない。
ユーザーのコメントでも、幅が狭くてバランスくずれそうとあったので、
少なくとも、足元のおぼつかない老人には向かないと判断。

ほかにはないかとネットを巡回していると、
任天堂のwiiフィットに行き当たった。
これなら、室内でコントローラーの台の上で足踏みしていればいい。
それに最近の柊ちゃんは、祖母と二人でいても退屈するという。
wiiがあれば柊ちゃんも退屈をしのげるだろう。

というわけで、早速秋葉に立ち寄り、
wii本体と フィットソフトセットで31000円の特売をみつけて、まよわず購入。

早速、家で試してみる。
体重だけでなくBMIも管理してくれるのがいい。
有酸素運動、筋力トレーニング、バランス運動と多彩なのもいい。
電動ウォーカーより1万円ほど高いが、
場所も占めず、いろいろ遊べそうなので、こちらにしてよかった気がする。

wiiは基本的にファミリー向きなので、大の男向きではないが、
私は、シューティングゲームなら燃える。

法事

2009年07月05日 | 身内
7月4日は、亡父の祥月命日。
しかも亡くなったのは2周前(15年前)の同じ土曜だった。
当然、目黒の菩提寺で霊廟(室内の仏壇型の墓)参りをするのだが、
その後、父と仲が良かった伯父も7月に亡くなり、しかも同じ所に霊廟があるので、
以来、両家合同で法事をやっていた。

さらに、先月その伯父の妻である義理の伯母が亡くなり、49日前の7月4日、皆が集まれる週末ということもあり、49日法要と納骨を営んだ。

私は15年前と同じく名古屋から直行(そのため一人だけ平服)。
ごく身内だけの少人数での本堂での法要を終え、住職手ずからの納骨。
霊廟下の扉を開けて、新しい骨壷が夫の骨壷に並んで置かれる。
各家の納骨スペースは15人分はあるとのこと。
参列者は自分の入る分が確認できてへんな安心。

住職の読経の中、霊廟に入った伯母へまずは線香を手向ける。
故人を偲んで食事の後、父と伯父双方へも供養(線香と花と供物)。

7月はほかに父母両方の祖父の命日もあり、新暦の盆でもあるので、わが家にとってはなんか”仏事月間”という感じ。
わが誕生日も7月なのだが…。