今日は桃の節句(ひな祭り)。
テレビでつぎのような質問があった。
「三人官女の中で結婚しているのは何人?」
何(幾)人だと思う?
そのテレビによると答えは一人。
三人官女の人形で、眉を剃ってお歯黒をしているのは中央の一人だからという。
それは結婚していることを表現しているだけで、
なぜ一人だけ結婚している女性がいるのか、の答えにはなっていない。
なぜ、中央の女性だけが結婚している必要があるのか。
婚礼における、”三人官女”の役割を知っていればわかる。
まず両端の二人(銚子と提子を持っている)は、
雄蝶・雌蝶として婚礼の”式三献”(三三九度)を執り行う役で、その行為に慣れてさえいれば未婚でかまわない。
中央は、本来なら何も持たないのだが
(人形ではバランス上、式三献に使う盃を載せた「三方」か、婚礼に飾る「島台」を持っている)、
待女房(介添え、介錯)といって、花嫁の隣に座って、婚礼の補佐の役。
花嫁のほとんどは、婚礼が初めてで、しかも婚礼は当事者以外には(家族にも)非公開なので、
どう振る舞っていいかわからない。
昔の花嫁は、たいてい10代だから、式三献で酒を飲む儀式もよく知らないだろう。
なので、花嫁の振るまいをいちいち指導し、動作を手伝うのが待女房の役割。
当然、婚礼の経験者でなくてはならない。
ということで、中央の女性が既婚という理由。
テレビでつぎのような質問があった。
「三人官女の中で結婚しているのは何人?」
何(幾)人だと思う?
そのテレビによると答えは一人。
三人官女の人形で、眉を剃ってお歯黒をしているのは中央の一人だからという。
それは結婚していることを表現しているだけで、
なぜ一人だけ結婚している女性がいるのか、の答えにはなっていない。
なぜ、中央の女性だけが結婚している必要があるのか。
婚礼における、”三人官女”の役割を知っていればわかる。
まず両端の二人(銚子と提子を持っている)は、
雄蝶・雌蝶として婚礼の”式三献”(三三九度)を執り行う役で、その行為に慣れてさえいれば未婚でかまわない。
中央は、本来なら何も持たないのだが
(人形ではバランス上、式三献に使う盃を載せた「三方」か、婚礼に飾る「島台」を持っている)、
待女房(介添え、介錯)といって、花嫁の隣に座って、婚礼の補佐の役。
花嫁のほとんどは、婚礼が初めてで、しかも婚礼は当事者以外には(家族にも)非公開なので、
どう振る舞っていいかわからない。
昔の花嫁は、たいてい10代だから、式三献で酒を飲む儀式もよく知らないだろう。
なので、花嫁の振るまいをいちいち指導し、動作を手伝うのが待女房の役割。
当然、婚礼の経験者でなくてはならない。
ということで、中央の女性が既婚という理由。