今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

稲城のかの地を測る

2012年02月26日 | 計測
日曜なので、カメラをぶら下げ、運動を兼ねた散歩に出よう。
今回は、南多摩の稲城にある洞窟と石仏群を見に行く。
歩くコースは『東京 自然を楽しむウォーキング』(JTB)を参考にした。
実はもう1つ秘めた目的がある…

京王線の「よみうりランド」駅で降り、駅名となっている所へは行かず、
まずは穴沢天神
鳥居は川沿い、本殿は崖の上にある。
その鳥居をくぐると湧水があり、近所の人が入れ替わり水を汲みに来る。
その隣に弁天像と浅い洞窟がある。
湧水の水脈と近いせいか、洞窟内の天井から滴が落ちて湿っている。

ここでおもむろに線量計と電磁波計を取り出す。
パワースポットらしき所の”パワー”とやらを客観的に計測するのだ。
洞窟内には空気以上の放射線も電磁波も計測されなかった。

次いで威光寺境内にある弁天洞窟
ここはパワースポットとして知る人ぞ知る所らしい。
深さ(長さ)65mもあり、壁面にはいろいろ仏像などが彫られているという。
受付で拝観料300円払い、小さな蝋燭と電池が切れそうな懐中電灯を借りて洞窟に入る。
暗黒の中、片手にたよりない照明を手にして、
足下と頭上(頭をぶつける)と進行方向を気にしながら進むので、
計測器を複数出して見るのは難しい。
それでも苦労して計器の値を読む。

さすが放射線量は外よりもずっと値が下る。
つまりこの程度の深さがあれば、”核シェルター”として使えるのだ。
一方、電磁波計の針は(高感度モードにしても)まったく動かない。

ついでにiPodtouchにインストールした「幽霊探知器」(お化け探知器「ばけたん」のソフト版)を開き、
「探索」ボタンを押すが、「何もいない」との結果。
私の計測ではこの地のパワーは確認できなかった。

その次は、”ありがた山”と地元で呼ばれている山の斜面にあるありがた山石造物群
通常の墓地のさらに上部に、江戸時代以来の無縁仏の墓石4000基を集め、山の斜面にずらりと並べられている。
その壮観さにまずはカメラのシャッターを何回も切る。

ついで計測。
線量計と電磁波計は変化なし。
だが幽霊探知器は変化を示した。
まず、一番下の無縁仏群の入口では「守り神を期待してよい」という、
通常とは違う表示が出た(過去には、複数の神社で同様な反応)。

次いで、中央部まで登ると、より強く反応し、「守り神出現」の表示。
これは今まで、お目にかかったことのない表示だ。
もちろん、周囲を見回してもそれらしき気配はない
(もともと霊感が0なので、こうして計測器にたよる)。

しかし、さらに上の江戸時代の石仏群の所に行くと(写真左下の通路を左奥に進んだ)、

さきほどとは正反対の反応となり、
「おばけ出現」の警告が表示が出た。
この表示も今まで出たことはなかった。

ついでにアメリカ製の同種のソフト「Ghost O Meter」を作動させると、
実は、これまでの場所ではほぼ0レベルだったのだが、
ここでは中央レベルに値が上がり、ランプが点灯した。
「いる」という表示だ。
ちなみにこれらのセンサーも一応物理的(+統計的)に計測しようとしている。
この手の探知器は冗談扱いしていたが、
それなりの場所できちんと反応するから、なんか信頼してしまいそう。

江戸時代から成仏できないままの霊がいるのだろうか。
こうして墓があるのだからきちんと葬式をすませたはずなのに。
それとも地縛霊化したのか。
とりあえず、その石仏の前で合掌した。

仮に悪霊がいるとしても、守護霊もそばにいるから心配はしない。
以上の結果、ここ”ありがた山”にはさまざまな霊がうようよしているかもしれない、といえそう。
地名から、守護霊の方が多いことを期待する。
ただし、それら”霊”は放射線を含む電磁波を出してはいない。
幽霊探知器のセンサーと電磁波・放射線との間に相関がないことが確認された。

以上で、計測の目的は終わったが、
散歩はさらに続き、多摩川沿いに出て、京王多摩川駅まで歩いた。

雪の奥日光

2012年02月24日 | 
1泊だと寝て起きればチェックアウト。
ただ現地をじっくり堪能できる点は日帰りよりいい。
今日は青空。
昨日はまったく見えなかった、湯元の主・金精山が白い壁面(笈吊岩)を青空に突き出している(上写真)。
せっかくの好天なので、一気に日光まで降りずに、寄り道して雪の奥日光を堪能していこう。

まず、戦場ケ原(男体山が赤城山を迎撃した所)のど真ん中の「三本松」でバスを降り、次のバス停「赤沼」まで歩く。
男体山の愛児たちの大真名子・小真名子、そして独り立ちした長男太郎山を眺めながら歩く(妻の女峰山の姿はここからは見えない)。
私は車道を歩いたが、戦場ケ原の遊歩道はスノーシューに向いている(レンタルもたくさんある)。
「中禅寺温泉」でまたバスを降りて、久しぶりの華厳の滝を見る(写真)。

昨日の雨で、氷がだいぶ溶けてしまったようだが、雪氷に向かって落下する姿もまた見事。
土産として売られていた藤村操(当時18歳)の「岩頭の感」の写真を買った(100円)。

最後に「神橋」で降りて、神橋の写真を撮って駅まで歩く。
そういえば20年以上前、日光に短大ができたら、そこに就職する予定だった自分を思い出す(その短大は出来なかった)。
日光の住人になっていたら、周囲の山に登りまくっていたろう。

東武特急の便がなかったので「区間快速」でのんびり帰京した。

日光湯元

2012年02月23日 | 

2月下旬は大学の仕事が何もなく、実質的春休み第1弾に入ったので、
年度末の簡単な慰労として、東京から気楽に行ける奥日光にある湯元温泉に1泊の旅に出た。
湯元は日光からずっと奥にあり、日光市内を抜けて、いろは坂を登り、
中禅寺湖畔を過ぎ、広大な戦場ケ原を突っ切った栃木県のどんづまりにある。
でも名前が示すように昔からの温泉場。

乗りたいバスの便に合う列車はJR経由のスぺーシアなので、
数日前、最寄り駅のみどりの窓口にスぺーシアの予約に行ったら、スぺーシアは扱っていないとにべもなくいわれた。
ならばと東武鉄道のサイトにアクセスしてみれば、スぺーシアだけネット予約ができない。
さすればとサービスセンターに電話を入れ、しばらく待ってやっと通じたら、スぺーシアであってもJR経由の便は扱っていないといわれた。
最終的には、JRのみどりの窓口に戻って、”JR経由の”スぺーシアと明瞭に言って初めて切符を買えた。

出発当日は雨の中。
池袋でスぺーシアに乗る(シーズンオフの平日なので空いている。
いや切符がスムースに買えない人がいたせいかも)。
湘南新宿ラインの線路を走り、栗橋でJRから東武の線路に入る。

ついでに線量計も持参したのでスイッチを入れる。
今市や日光の駅で最大0.2μSv/hを出した。
だが更に西の山の中に入ると、放射線の拡散ルートから外れ、また雪の遮蔽効果もあるのだろう、
高くて0.16μSv/h。
つまり市内よりも低い。
さらに宿内は0.1μSv/h前後と東京の自宅と変わらない。

湯元の積雪は40cmほど。
チェックインにはまだ早いので、湯ノ平の源泉帯を見に行く。
人の腰ほどの高さの木の屋根が並ぶそこだけは雪がなく、
屋根の下の隙間からは湯気が出て硫黄の臭気が漂う(湯気に顔を近づけると火傷するとの注意書きがあり)。
さらに奥は硫化水素が出るので立ち入り禁止。

幸い、山に入ると雨雲から外れ、しかも気温も8℃と高め。
宿にチェックインして、カメラだけを持って雪の湯ノ湖畔に出る。
湯ノ湖は半分凍結していた。
湯ノ湖の向うにデンを構えた男体山が映(は)える(写真)。

細かく移動して前景をいろいろ変えてデジカメのシャッターを押しまくる。
するといつもの違和感すなわち、風景を眺めにきたというより、写真を撮りにきたという本末転倒感におそわれる。

宿に戻り、温泉に入る。
硫黄臭(正確には硫化水素臭)がただよう白濁した湯は、「これぞ温泉!」という感じ。
湯元温泉は何はともあれ泉質が気に入っている。
アプローチの長さも転地効果のプロセスと思えば我慢できる。

初めての宿なので”おためし”のつもりで1泊にしたが、できれば2泊以上滞在したい(付近の山歩きにいい)。
ただ、山奥なのでwi-fiが届かない(=メールチェックができない)という点が”滞在”を躊躇させる。


そこの空間線量は福島原発由来かを判断

2012年02月22日 | 東日本大震災関連
文科省のサイトに、航空機モニタリングの測定結果が載っている。
そこでは、空間線量と放射性セシウムの地面沈着量(以下、セシウム)について、
東日本以西の中部地方まで測定されている(公開は昨年11月→リンクページ)。

それを見ると、福島原発由来の放射線がどこまで達しているか、いいかえると、その地域の空間線量が福島由来によるのか、地元起源の天然核種によるのかが、おおよそ判断できる
(地上の正確な値ではないと思った方がいい。
そもそも福島由来の放射性物質は、ごくごく微量なら西日本はもとより地球の半分に達しているだろう)。
元々は自然放射線の測定が趣味だった私にとって、各地の天然放射線の分布がわかるのはうれしい。

たとえば、長野県でみると、軽井沢から南の佐久穂にかけての群馬との県境地帯が、空間線量も高く、セシウムも高い。
すなわち、福島原発由来だとわかるる。
それに対して、西端の富山県境の北アルプス東面は空間線量が高いが、セシウムはない。
これは地元の花崗岩に由来する自然放射線だと判断できる。

同様に、山梨県の東北部の雲取山南西面は福島由来の線量だと判断できるが、秩父山地西端の瑞牆山南面の増富ラジウム温泉がある所はセシウムがないので、地元の花崗岩由来と判断できる。

岐阜県の中津川市(湯の島ラジウム温泉をはじめとする放射能泉が点在)や愛知県の瀬戸市と豊田市の境界(猿投山付近)も花崗岩によるものだ。

ただし静岡県川根町(南アルプス南西麓)は、空間線量が高いもののセシウムは0となっているが、ここの茶葉からセシウムが検出されている。

ちなみに福島県はもとより関東全域と宮城の空間線量は福島原発由来とみるべきである(逆にいえば、福島の一部を除き、天然核種はもともと微量な地域)。

梅は咲いたか小金井公園

2012年02月19日 | 東京周辺
今の時期は講義の準備もいらず、論文も印刷されるのを待つ状態なので、
休日に図書館に篭る必要がない。
つまり、休日を休日としてすごせる。

帰京中の日曜、カメラを持ってウォーキングに出かけようと思い、ガイドブックを開くと、
たいていの所は、桜の名所になっており、今の季節に向いた所がない。
なにしろ今年はまだ梅も芽吹いていないという。
私自身、昨日の寒さが身にしみたので、屋外にずっといる気持ちが萎えて、
屋内で見学ができる所を探す。

そこで目に留まったのが、小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」。
東京中から保存する価値のある建物を移築して集めたもので、愛知感覚でいえばさしずめ”ミニ明治村”。
建築に格別興味あるわけではないが、建物の見学は”屋内”だし、カメラの被写体にもなろう。

ウォーキングも兼ねるので、西武新宿線「花小金井」で降りてバスに乗らずに歩く(自慢するほどの距離ではない)。
小金井公園では、梅祭りを開催しているが、花は見当たらない。

その祭りのためだろう、紙コップで飲める多摩の地酒が販売されていたので、素通りできず、
一杯飲んで内から暖めて、たてもの園に入る(400円)。

園内の建物は基本的には民家なので、いちいち靴を脱いで上がるのがちと面倒。
女性の靴は(愛好者に)盗まれるのでビニール袋に入れる事が勧められていた。

園内での一番人気らしい高橋是清邸の、2.26事件(丁度今の時期)で氏が殺された2階の居間で感慨にふける。

あと和風建築の銭湯「子宝湯」は(写真)、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の巨大な湯屋のモデルになったと噂されている。

そういう目で見れば、銭湯の長方形の番台と、銭湯の手前にある文具店の店内(側面一帯が整然とした木製の引き出しになっている)は、”釜爺”の仕事場を思い起こす。

園から出て、小金井公園の広場を横切る。
広場には親子連れが、たこ揚げやボール遊びに興じている。
家の近所にこういう思いっきり遊べる広場があるのはうらやましい。

この公園は江戸時代からずっと桜が有名なのだが、
今は桜はもとより梅さえも冬枯れのまま。
主役不在の梅祭りというわけで、人出は広場で遊ぶ人たちに負けている。

だが諦めずによく探すと、数輪だけ花を開かせている梅の木があった(上写真)。
冬枯れの枝の中の貴重な花なので、
撮影会のモデルのように、とりまく人々が向けるカメラの中心となる。

梅は、冬枯れの枝から葉よりも先に花がまず咲く。
その姿は、寒さに沈んでいた人の心に、まさにパッと花を咲かせる。
梅は春の使者だ。
梅の花を待ちわびる心がわかった。

帰りは東小金井駅まで歩いた。
途中、市の看板がゴミ処理の危機的状況を訴えていた。
いい公園があっても、市政が失敗されては、住みにくかろう。

新幹線内の電磁波

2012年02月17日 | 計測

計測オタクはいつでもどこでも計測したがる。
今まで持ち歩いていた気象計と線量計による計測は、
私的には”もう済んだ”という感なので、
今後しばらくは電磁波を計りまくろう。

まずは、名古屋から帰京する新幹線内を計りたい。
毎度のように、空席の多い「ひかり」(700系)の最後尾の車両に乗る。
進行方向左側の2人席の窓際の席に座り、
まずは腹ごしらえをして、人心地ついた後、

アメリカ製の古典的電磁波計(TriField Meter 100XE)のスイッチを入れ、
時速260km台で走行中(長距離移動時に携帯するハンディカーナビにより現在速度が分かる)の窓際の桟(平らな部分)に置いた。

すると電磁波計(磁場計測モード)の針は一気に1μTを超え、
時には5μT、瞬間的には10μT(計測限界)を超える。
値の増減は走行時の加速や減速ときっちりは対応していない感じ
(ただ、加速時には上がる傾向はあるみたい)。
新横浜や品川の駅に停車中も値は0にならずに高いまま
(通過駅を通過中はちょっと下る傾向)。

つまり名古屋から東京までの間、ずっと1μT以上を出し(=浴び)続けていた。
電磁波計を窓際(自分の左側)から、2人席の間にあるひじ掛け(自分の右側)に移すと、
一挙に0.4μTを下回る。

車両の反対側(3人席)の窓際も同じく高い。
逆に中央の通路では0.2-0.3μTと低い。
これらから、車両のボディ(外壁部)に磁場が発生しているといえる
(天井や床も計測したかったが、他の客がいる車内でその勇気はなかった)。
窓際では電場もある程度あった。

東京駅でホームに降りても、両側に新幹線が停まっていたせいか、0.4μT以上だった。
ところが、在来線は低く、
山手線内では、窓際も中央部でも最大瞬間で0.2μT、すなわちまったく問題ない値だった。

以上から、電磁波が気になる人は、
新幹線では通路側に座ることをお勧めする。

ちなみに、私はこの20年間、
東京-名古屋間(片道2時間弱)を新幹線で毎月少なくとも2往復はしており、
しかも90%以上は窓際の席を利用しているが、
ガンの発病はもとより無く、白血球数も標準値を維持している。
血圧とコレステロールとγGTPは標準値を超えたが、これらは生活習慣によるものだ。


スマホはマルチ計測器

2012年02月15日 | 計測
計測オタクの私にとって嬉しいことに、スマホはマルチ計測器になる。
たとえばiPhone。
実は私が持っているのはiPod touchとiPadなのでiOS対応のものを紹介する。

これらの機種には、加速度センサーとカメラとマイクがついており、
それらのセンサーを利用した地震計、水準計、風速計、騒音計、心拍計として使うソフトが出ている。
あとGPS機能を使った緯度・経度、高度計
ネットにつなげれば、地図はもちろんのこと、最寄りの観測点の情報を紹介する気象計(気温、気圧、相対湿度など多項目)、CO2などの大気濃度計にもなる(いずれも現在地の情報ではない)。

その他に「お化け探知器」という商品もiOSに対応し、心霊スポットなどでの”霊らしきもの”も測定できる(愛用中)。
ただ専用機でなく、それどころかほとんど無料なので精度的には問題があるが(騒音計もソフトによって値が異なる)

また、「ポケットガイガーkit」という3500円程の装置をつければなんと放射線の線量計にもなる。
線量計は普通は安くても万円台なので、あまり安っぽいのはどうかと思っていたが、意外に精度はよく、実用に耐えるようだ。
汚染地帯の人は、これから何年間も自宅付近の線量をこまめに測るべきなのだが、
高価な線量計には手が出ない人には、これなどどうだろう。

今後もどんどん計測ソフトを出してほしい。
電磁波計は無理だろうけど。
→磁場を計測するソフトがあった。
ただ、値が高すぎなのでへんだと思って調べてみたら、地磁場も含めて測っていたようだ。
それなら地震予知に使えるかも。

宝くじって

2012年02月14日 | 時事
確率論の話をする時、宝くじは儲かる確率が群を抜いて低い例に使われるほどなので、
確率論を計算できる頭のいいギャンブラーは、宝くじには見向きもしない。

グリーンジャンボ宝くじの1等の賞金が今回3億円にアップした。
売り上げ増を狙うためだという。
おいおい、国民の射幸心をあおってどうする。

1000万程度までなら、高額の”おこづかい”と言えるが、
生涯賃金を越える億単位となると、たいていの人は、汗水たらして働くという気をなくし、
湯水のように金を使って遊びほうけ、あっという間に使い果たしてしまう。
残ったのは儚い思い出と、無職の状態。
つまり、人を堕落させ、不幸にする。

個人的には、最高額を1000万程度にして、
その分当たる確率を10倍以上にふやせばいいと思うのだが、
現実にはそれでは売り上げが落ちるという。
不幸になる程にあぶく銭が欲しい人が多いらしい。

ところで今回のグリーンジャンボ宝くじは、売り上げの一部が震災復興に充てられるという。
これはいいことだ。
震災後1年を迎えるので、丁度些少ながら送金をしようかと思っていたところだ。
それなら、代わりに宝くじを買ってもいいのかな。
1等は3億円、前後賞合わせて5億円だというし。
当たったらもう、仕事なんかやめて…

臨床心理士への最初の壁

2012年02月12日 | お仕事
年度末繁忙期は次々と仕事を片づけてくしかない。
今日は、休日なのに早起きして、大学院の入試をこなした。
答案の採点をして、各人面接をして、最後に受験者の合否案を皆で検討した。

臨床心理士養成の大学院なので、毎年志願者は多い。
なにしろ臨床心理領域の大学院に入ることが最初の壁だから。
でも受験者の傾向について気になる点がある。
この領域の院入試に合格できない人は、以下のいずれかあるいは両方が該当すると思ってよい。

まず、まがりなりにも心理学の専門課程に入ろうというわけだから、付け焼き刃的な勉強で受かるわけない。
万一、ヤマが当たって偶然に受かったとしても、研究の実技経験がないとまず修士論文は書けない。
心理学の勉強が足りない人が目につく。
なにしろ、学部の心理学の授業の成績が…、専門家になろうという人の成績ではない人がいる。
受験料を無駄にしないために、きちんと勉強してから受けた方がいい。

次に、自分自身に心理的問題を抱えた人は、そりゃ臨床心理学に興味を持つだろうが、
臨床心理士とは、そういう人をケアする側であって、自分自身にケアが必要なレベルではまったく勤まらない。
ある人が心に問題をかかえて、心理相談の門をたたいたら、受け持つ人が自分以上に問題をかかえた人だった、
というのは笑い話でしか通用しない。
こういう適性がない人は面接で見抜かれる。

私自身、学部時代に臨床心理学に強く惹かれたが、
それは自分の心が救われたいからであって、
そんな自分が他人を救うなんてできないことを自覚していたから、
臨床心理学へ進むことはあきらめて、
普通にきちんと社会生活している人の心を知り、それを学べば、
少なくとも表面的には社会に適応できるだろうと期待して、社会心理学を選んだのだ。
私のような人は社会心理学をお勧めする。

「臨床心理士になりたい」という気持ちだけでは、決してなれない。
専門家への道はそんな甘くはないのである。

年度末の繁忙期突入

2012年02月11日 | お仕事
後期授業は全て終わったが、
報告書作成などの年度末の業務が一斉に迫ってきた。
私的領域においても、最大のプレッシャーである”確定申告”が迫る。
明日は日曜なのに大学院入試だし
(われわれ教員は、休日出勤させられても手当は出ない)。

なので今日は祝日ながら、家に居て業務の1つである、
”来年度入学が決まっている併設高校生が作成したレポートへのコメント書き”
を片づける。
まぁ、先週末は慰労の温泉旅をしたのだから、今週は遊びに出なくてもいいだろう。
布団も干したいし。

基本的にこの時期のわれわれの業務内容は文書作成。
仕事がら苦手な作業ではないが、定型処理ができずに0から文章を考えなくてはならないので、それなりに時間を要する。

それでもなんとか午後に終わったので、気分転換と運動(身体的な労力は全然ないので)を兼ねて、
カメラを持って、近所の散歩に出た。
だが、シャッターを押したくなるような風景に出会えなかった。

街に個性がない名古屋のこの点が残念。
たとえば東京なら、秋葉原、浅草、巣鴨、吉祥寺はそれぞれ個性があって面白いが、
名古屋だとそれらの要素が小規模になって1つに集まって大須だけになってしまう。
言い換えれば、目的の異なる老若男女が集まる雑然とした大須はお気に入りの街。

2日で2kg減

2012年02月09日 | 生活
先週末の”慰労の定宿”3泊の旅で体重が2kg増えてしまったので、
旅後の2日間頑張って2kg減らし、元に戻した。
どうやって減量したかというと、朝をみそ汁だけにして、昼食を抜きにする。
そして通勤の片道を徒歩にする。
以上。

急に増えた分はこうやってすぐ戻せるが、
それ以上の減量は難しい。

いいかえると、体重が増加したなら、すぐに減量しないと
手遅れになる。
毎日の体重チェックがまず基本。

サーキュレーターの電磁波

2012年02月08日 | 計測

電磁波計の電池交換をしたついでに、久々に室内の電磁波(磁場)を測定した。
冬になって初めてだ。
そしたら、なんでもない卓上で、0.3-0.4μTに達した。
0.2μT以上は要注意といわれているので驚いた。

普通、電磁波は、電化製品のモーター部分やコンセントに近づくと高くなる。
だから卓上のパソコンやモニターに近づけると数値はあがるが、
それらの本体に接触するほどに近づいてやっと上がるので、通常は気にする必要はない。

なので、パソコンなどから数10cm離れた卓上であの値は解せない。
電磁波計をあちこち移動させて、その源がやっとわかった。
卓の向うの床に置いてあるサーキュレーターだ。
これ、エアコンの暖気を室内で鉛直循環させるために冬は必須(夏は不要)なので、
ずっと部屋にいる時はつけっぱなしでいる。

そのサーキュレーターに電磁波計を近づけると、一挙に数値が高まり、10μT(測定限界)に達する。
つまり針が振り切れる。

電磁波は源が強くても距離をとればどんどん低くなるのだが、
サーキュレーターから卓をはさんで1m以上離れた自分の座る場所で0.2μT。
腕を伸ばした卓上で0.4μTになっている。
つまり、この冬、私は室内でずっとこの値の電磁波を浴び続けていたのだ。

これは自分の身辺にある電気製品の中で最も強い電磁波を私に与えている。
同様に高いのは電気カミソリだが、これは毎日1分ほどの短時間。

さっそく、サーキュレーターをオフにした。
だが、そうなるとアエコンの暖気が床に降りてこない。
エアコンは動いているのに、。自分が座っている場所はどんどん気温が下がる(天井と床の双方の気温を測定している)。
どうしたらいいんだ。

実は自分が使っている卓は電気こたつの上面なので、電気こたつにしてみようか。
ためしに電気こたつのスイッチを入れてみた
(いいかえると冬場でも電気こたつは使わなかった)。
すると途端に卓上の電磁波計の針が振り切れた(10μT以上)!
もちろん卓の真下にこたつの発熱部分があるからだ。
こたつの前の自分の居場所は0.3μT。
これなら、サーキュレーターの方がましということがわかる。

以上、脅かしすぎた文章になったが、これらの電磁波で健康被害にあった証拠はない。
電気こたつを何十年も使っている人たちが周囲にたくさんいるでしょう。
といっても計測オタクの私としては、電磁波計のスイッチを入れ,針が動くのを見ると、平静ではいられなくなる。

さて解決策だが、
不確かな電磁波を過剰に怖がって、寒さに耐えるのもばからしい。
サーキュレーターを自分の居場所からもっと離して使うことにした。
どのくらい離せば(心理的に)安心できるかは、計測値で判断できる。
2mほど離すと、卓上で0.08μTに下がった。
これで安心。


慰労の宿での収穫

2012年02月07日 | お仕事
3泊の慰労の温泉宿を後にして、職場に直行。
さっそく会議をこなして(議長なので)、懸案事項の解決をみる。
その後も大学院の入試問題を作ったりと、完全な仕事モードに戻り、
今朝まで温泉に浸かっていた事などすっかり忘れてしまうほど。
もう少し余韻に浸(ひた)りたかった。

3泊程度では、肩の付け根と膝の痛みを消すことはできず、
連日の夜食の食べすぎ(+飲みすぎ)で体重が更に1kg増えてしまった。
もちろん精神的にはいい気分転換だったが。

それに、今回の旅は天候に恵まれなかったが、その分カメラ(Nikon CoolPixP7100)の性能を確認できた。
いままで安物のコンデジ・ユーザーだったので(P7100もコンデジだけど)、
山腹をかすめる霧の微妙な濃淡が表現されたのには感心した。
あと、薄暗い風景やズームにしても写真がぶれないし(レンズの明るさと手ブレ防止機能のおかげ)、
色の再現性もいい。
それにコンデジのくせにRAW画像も撮れるし、撮影後に写真をミニチュア(模型)画像に変換できるのも楽しい。

なるほど、カメラは一定以上のレベルのものを使うべきだ。

※このように気に入った製品は隠す必要がないので商品名を記すけど、決してステマやアフィリエイトではないからね。

雪の遮蔽効果

2012年02月06日 | 東日本大震災関連
1月22日の日の出前の夜、ふくいち原発敷地を含む福島県東部でいっせいに放射線量が下がった。
そして数時間後、もとの値に戻った。
その地域の天気をチェックしてみるとだった。
なるほど雪による遮蔽効果か。

積雪地帯ならば、この冬ずっと放射線量が低いままだったのだろう。
高原の上にある飯舘村役場では、12月まで2μSv/hだったのが、1月の間に階段状に下がり続け、0.6μSv/hまで下がり、2月に入ってもその状態を維持している。
おそらく積雪が深まっているのだろう(飯舘村のアメダスは積雪深の計測がないので確認できない)。
線量が低いこのスキに何かできないだろうか。
雪溶けになるとリバウンドするだろうから。

エアコンが止まる

2012年02月03日 | 生活
ここんところ、室内エアコンの暖房が時たま止まる。
停電ではない。
エアコンの電源は入っているのに、暖房が切れるのだ。
もちろん、その間は室温が急降下し、寒くなる。
しばらく我慢していると、また暖房が再開する。
これが繰り返される。

故障かな?と思って、取説の「故障かな?」のページを開く。
そこには、低温で室外機に霜がつくとそれを溶かすために暖房が止まると書いてあった。
外の気温は0~1℃くらい(名古屋市)。
一番寒い時に暖房がまともに使えないのか(外が暑すぎると冷房も力が落ちるという)。