goo

1964年~66年の映画音楽 ④ 「女王陛下のダイナマイト」 「ガリアの恋人」

 
 
   今年の3月と4月にスカパーで放映したので、御覧になった方もいるかと思いますが、この映画はお・も・し・ろ・いです!
 「女王陛下のダイナマイト」(1966年・フランス)はジョルジョ・ロートネル監督のアクション・コメディー映画で、主演はリノ・バンチェラ、ミレーユ・ダルクです。
 元ギャングで今は堅気になってボート屋を経営するリノ・バンチェラのところへ昔の仲間が現れ、イギリスのギャングが絡んだ大きな事件に巻き込まれていくという話です。リノ・バンチェラと元ギャング仲間(ミシェール・コンスタンタン)、ノミ屋のジャン・ルフェーブルとのやりとりがおかしく、イギリスのギャングの殺し屋グループの格好がモッズルックで、ギターをかかえてロックを演奏するというのも笑えます。
 後半は自分たちの農場をダイナマイトで爆発させられた、リノ・バンチェラたちが堪忍袋の緒が切れて、イギリスのギャングたちをダイナマイトで吹っ飛ばしていくというドタバタ・コメディーで、からっとして明るくて、「リオの男」や「カトマンズの男」のフィリップ・ド・ブロカの映画にも通じる面白さです、1960年代のフランス映画はヌーヴェルヴァーグと、ルイス・ブニュエルやロベーロ・ブレッソンなどの芸術映画だけではないわけで、こういう映画こそDVDで発売してほしいです。
 
 
 
 
 
 「ガリアの恋人」(フランス・1966年日本公開)は、「女王陛下のダイナマイト」のジョルジョ・ロートネルが監督、ミレーユ・ダルク主演の三角関係のメロドラマです。
 音楽はミッシェルマーニュで、バロック音楽が使われています。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )