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チュ・ヒョンミ「旅情」「月亮代表我的心」

 

 トロットの女王とも呼ばれ、トロットの世界を変えた人とも言われる韓国女性歌手チュ・ヒョンミ。
 当ブログに載せる韓国音楽の仕入れは、韓国音楽番組KBS「全国歌謡のど自慢」「歌謡舞台」からです。

「全国歌謡のど自慢」に出演する歌手の歌はチャンチャカチャンのメロディとリズムが多い中、正統派演歌”旅情”は新鮮な驚きと感動で聴いていました。  

 チュヒョンミは”新沙洞のあの人””雨降る永東橋””初恋”などヒット曲がありますし、音楽番組で何度も見ることがありましたが、心に留まることなく十数年経ちました。やっとチュヒョンミの良さがわかり、ある意味ほっとしています。  

 チュ・ヒョンミ(ウイキより)  

 中国人の父と韓国人との母との間に生まれた華僑2世。中央大学薬学科在学中の1981年にMBC川辺歌謡祭に出場して奨励賞を受賞した。大学卒業後は薬剤師として活動する。

 1985年に「雨降る永東橋(비내리는 영동교)」でデビュー。1988年に発表した「新沙洞のあの人(신사동 그 사람)」がデビュー以来最大のヒットを記録。その年のKBS歌謡大賞MBC10大歌手歌謡祭大賞、ゴールデンディスク大賞の3大歌謡大賞の大賞を独占する。翌年発表した「片思い(짝사랑)」もヒットさせ2年連続でMBC10大歌手歌謡祭の対象を受賞する。

2009年には「少女時代」のソヒョンと共に「チャラジャチャ(짜라자짜)」で活動し話題になる。
   

    旅情
 

 どれほど美しい花も月日の流れとともに 枯れるように  

 私もいつかどこかに 雲とともに流れるでしょう  

 留まっては歩き出す 人生の道に 心残りもあるけれど  

 行くべき道 旅人の道 流れに沿って進む道  

 野原に咲く美しい花も いつかは枯れるでしょう  

 私もいつかどこかに 雲とともに流れるでしょう  

 しばらく留まって帰る道に 恋もあったけれど  

 はるか遠いところに 去ってしまったけれど  

 川は流れ続けるでしょう 川は流れ続けるでしょう

 

 

 

 

 中国語で歌うチュ・ヒョンミ。父親が中国人なので発音もバッチリです。”月亮代表我的心”はテレサテンの歌声で知られる中華圏で大人気のスタンダードナンバーなのですね。チュ・ヒョンミの可憐な声がメロディにマッチしてとっても素敵です。この歌は9月14日に初めて聴きました。テレサテン、夏川りみも聴いてみましたがチュ・ヒョンミの歌が一番だと思います。まだ知らない良い歌はたっくさんあるので、音楽の旅は楽しいですね。
   

    月亮代表我的心(月はなんでも知っている)
 

 あなたは私に聞いた あなたをどのくらい愛してるのかと  

 私の気持ちは本物よ 私の愛も本物  

 あの月明かりが 私の心を照らしてくれた  

 あなたは私に聞いた あなたをどのくらい愛していのかと  

 私の心はどこにも行かない 私の愛は変わらない  

 あの月明かりが 私の心を物語っている  

 優しい口づけは 私をときめかせる  

 淡い恋しさは 今もあなたを思い描かせる  

 あなたは私に聞いた あなたをどのくらい愛してるのかと  

 思い描いて見つめて 月が私の気持ちを語っているから
 

 優しい口づけは 私をときめかせる  

 淡い恋しさは 今もあなたを恋しくさせる  

 私の心はどこにも行かない  あなたは私に聞いた 

 あなたをどのくらい愛してるのかと  

 思い描いて見つめて月が私の気持ちを語っているから  

 思い描いて見つめて月が私の気持ちを語っているから  

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ナムジン「空の背負子」

 

 

   KBSの音楽番組「全国のど自慢」では1年間の最優秀賞や人気賞受賞者が集まり、その年の大賞を決めるお祭りが催されます。
 その中で気に入った曲がナムジンの”空の背負子(ピンチゲ)”です。この歌は2005年に発売された「35周年記念アルバム」の収録曲のようです。男性コーラスが効いてトロットというより哀愁を感じさせるメロディです。吉幾三風でもあります。
 背負子で連想するのは、韓国ドラマで失業したり、すぐにお金を稼ぐ手段として建設現場で重いブロックを背負って階段を登っているシーンです。
 
   空の背負子
 
 風が吹く中を歩いてきました 過ぎ去りし僕の青春よ
 ふらつきながら歩いてきました 過ぎ去りし愛よ
 振り返るとあとかたもない 人生の道は空のさかずき
 空の背負子を背負い 僕はここに立っている
 ああ 僕の青春よ ああ僕の愛よ
 何の未練も残っていない
 *空の背負子を置いて酔いたい 酒よ 僕の気持ちがわかるだろう*
 
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リュ・ウォンジョン「椿お嬢さん(トンベクアガシ/イ・ミジャ)」「19才の純情」「”あなた花びら踏

 

 

 韓国歌謡史の偉人とも言われるイ・ミジャのトロット定番、”19才の純情””椿お嬢さん””島の村の先生”は若い人も歌います。
 大ヒット曲なのにイ・ミジャの歌にピンとくるものがなくて、歌謡舞台でも聞いていまませんでした。
 昨日の歌謡舞台でリュ・ウォンジョンの”椿お嬢さん(トンベクアガシ)”を聞いて、初めて良い歌だと思い、新進のトロット歌手リュ・ウォンジョンが気に入りました。
 23才のリュ・ウォンジョンはKBSオーデション番組「トロット後継者」で優勝。審査員のナムジン、チュ・ヒョンミ、チェ・プラムから高い評価を得ました。
 チャンチャカチャンのリズムではない正統派演歌(トロット)は情感を出すことがとても難しいとされていて、リュ・ウォンジョンの天性の声と情感がトロット歌手にふさわしいとのことです。
 確かにこれまでに百回以上イ・ミジャ曲の出だし部分を聞いてきましたがすべて素通りしてしまいました。
 やっとイ・ミジャ曲が私の琴線に触れたようです。リュ・ウォンジョンの懐かしさを感じる声。キンキン響くこぶしの強い女性歌手が多い中で彼女の声は魅力的です。それだけでなく、フォーク歌手キム・ヒジンに似たやわらかい雰囲気がベリーグッドです。息の長い歌手になってほしいと思います。
 

 

 

 

 

イ・ミジャ”19の純情”をリュ・ウォンジョンで。

 

 

  リュ・ウォンジョン2016年のオリジナル曲”あなた花びら踏んで来るの”

 

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カン ジン 「テンボル」

 

 

   ホン・ジニョン、パク・サンチョルに続きカン・ジンの”テンボル”をUPしました。この曲聴いたことがある!と思ったら、KBS韓国ドラマ「噂のチル姫」でイ・スンギが歌っていました。
 調子のいい「テンボル、テンボル」が頭から離れない不思議な歌として覚えていました。ドラマのために作ったコミックソングかと思いきや、2007年に大ヒットしたカン・ジンの歌だったのですね。
 
 韓国サラリーマンのカラオケベスト10ですが、若いサラリーマンたちの人気曲第1位がパク・サンチョルの”無条件”でした。第4位がカン・ジンの”テンボル”、第8位チャン・ユンジョンの”オモナ”、第10位がホン・ジニョンの”愛のバッテリー”です。
 ”ホン・ジニョンを応援するプログ”さんの記事によると、1995年以降KPOPとともに、トロット(ニュー・トロット)が若者世代に人気が出たようです。乗りのよいリズムと親しみやすいメロディが受け入れられたのでしょうか。カン・ジンの”テンポル”も演歌というより、ベースやブラスが利いたパンチのあるリズム歌謡です。
 ヒョン・スク、ソン・テグァンのベテランだけでなく、若手も輩出し、パク・ヒョンビン、チャン・ユンジョンはベテランの域になっています。さらに歌謡曲として老若男女に好まれる歌が人気を博しています。
 「全国のど自慢」を見ていると韓国人の方が日本人より楽天的な気がします。いつでもステージ前で踊っているおじさん、おばさんたちがいます。曲が流れると体が自然に踊りだす遺伝子があるようです。
 ”テンボル”は2001年に発売のカン・ジンの4集に収録された曲ですが、当時はヒットしませんでした。2006年のチョ・インソン主演「卑劣な街」でチョ・インソンが歌い脚光を浴び、2007年にはKBSTV「ミュージックバンク」で2週連続1位になった曲です。「噂のチル姫」でイ・スンギが歌ったのも納得ですね。
 
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パク・ヒョンビン「シャバンシャバン」「ゴンドレマンドレ」

 

 

   パク・ヒョンビン”シャバンシャバン”(2008年)
 
 韓国ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち」(KBSTV)を観ています。主演の一人チャ・インピョ夫婦が社交ダンスクラブ(キャバレー)に遊びに行きました。その場面で流れていた”シャバンシャバン”。
 韓国ドラマで時たまちょっといかがわしいような、ダンスクラブ(キャバレー)のシーンがあって驚かされます。中年の女性が連れ立って踊りに行くのですが、店には舞台があり、専属の踊り子や歌手がいてダンスホストもいます。女性だけでテーブルに座ると、男性客からダンスの誘いがあってジルバを踊っています。
 ドラマ「折鶴」はダンスクラブが舞台でした。他にも「グロリア」「青い鳥はいた」「あなたそして私」などなど。
 ホステスさんが男性を接待する日本のキャバレーとは違い、踊れる女性客を目当てに男性客が酒を飲みにくるというかんじです。元締めは金貸しかヤクザで、店には用心棒がいて、暴れる客や喧嘩を止めたり。
 ドラマを観ていて思ったのは今でもこんなダンスクラブあるのかしら?でした。2016年放送の「月桂樹洋服店の紳士たち」を観て納得。今でもダンスクラブは健在。踊れる女性は男性に誘われモテルのでした。
 
 
 

 

 

    パク・ヒョンビン2006年1集タイトル曲”ゴンドレマンドレ”
 
 トロット皇太子と呼ばれていたパク・ヒョンビン。元は声楽を専攻した本格的な歌手です。高い声が伸びてトロット以外の曲もとてもじょうずです。音楽一家に生まれトロット歌手としてデビュー。”ゴンドレマンドレ””シャバンシャバン”はパク・ヒョンビンの大大ヒット曲です。
 天然ぽいトークでKBS音楽番組「不朽の名曲」のレギュラー出演もしました。女性歌手チャン・ユンジョンとのデュエットも多く、きれいな声を活かした曲を歌っています。トロットよりしっとりとした歌謡曲を歌ったほうが良いと思うのですが。

 

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