人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
毎日韓国ドラマと映画と音楽でヘンボケヨgooblog
A・C・ジョビン ㊻ 「フェリシダーデ」 アントニオ・カルロス・ジョビン
アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「The Wonderful World of Antonio Carlos Jobim」(1966年)から”フェリシダーデFelicidade)”です。ジョビンの”フェリシダーデ”のファースト・レコーディングです。
アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバム「Tom Canta Vinicius」から”フェリシダーデ”です。1991年にブラジル銀行ホールで行われたヴィニシウス・デ・モラエスVinicius de Moraes)没後10周年のライブ録音で、2000年にリリースされました。参加アーティストはジョビン・ファミリー・バンド、Paula Mrelenbaum(Piano ,Vocal)、Paulo Jobim(Vocal)、Danilo Caymmi(Flute)、Jaques Morelenbaum(Cello)です。
アントニオ・カルロス・ジョビンが1985年に関係者向けにプライベート録音し、1994年に正式にリリースされた「Inedito」から”フェリシダーデ”です。
A・C・ジョビン ㊺ 「フェリシダーデ」ジョアン・ジルベルト、シルヴィア・テリス
ジョアン・ジルベルト(Joao Gilbert)が歌う映画「黒いオルフェ」の挿入歌”フェリシダーデ(Felicidade)"です。ジョアン・ジルベルトは映画のオーディションに参加しましたが、アゴスチーニョ・ドス・サントスが選ばれました。「ボサノヴァの歴史」には、”もしジョアン・ジルベルトがオーディションに合格していたら、歴史上最も弱弱しいオルフェウスになっていただろう”と書かれていました。1959年の録音です。
シルヴィア・テリス(Sylvia Telles)のアルバム「アントニオ・カルロス・ジョビン集」(1959年)から、”フェリシダーデ”です。
A・C・ジョビン ㊹ 映画 「黒いオルフェ」より ”フェリシダーデ” アゴスティーニョ・ドス・サントス
アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)とヴィニシウス・ヂ・モラエス(Vinicius de Moraes)の1956年の戯曲「オルフェウ・ダ・コンセイサォン(Orfeu Da Conceicao)」を映画化したいというフランスの映画プロデューサーの申し入れが1950年代後半にあり、1959年に「黒いオルフェ(Black Orfeus)」のタイトルでマルセル・カミュ(Marcel Camus)監督で映画化されました。ただ映画化の際に音楽は変えるという条件だったので、アントニオ・カルロス・ジョビンとルイス・ボンファ(Luiz Bonfa)が、新しく音楽を作曲しました。
オリジナル・サウンドトラックはルイス・ボンファ作曲の「黒いオルフェ」のテーマ曲”カーニバルの朝(Manha de Carnaval) ”や、アントニオ・カルロス・ジョビンの”フェリシダーデ(Felicidade)”など名曲が収録されています。
映画はカンヌ映画祭でパルムドールやアカデミー外国映画賞を受賞して世界中でヒットしました。私はこの映画を観ましたが、前半から中盤まではサンバやボサノヴァが流れ、カーニヴァルの踊りも躍動感があって素晴らしいのですが、後半になって全身黒タイツの死神がでてきてからは観念的になってしまいひたすら退屈でした。
アゴスチーニョ・ドス・サントス(Agostinho dos Santos)(1932年生~1973年)はブラジルの歌手・作曲家で1953年の初レコーディングから、1958年にジョアン・ジルベルト(Joao Gilbert)で有名な”想いあふれて(Chega de Saudade)を吹き込むまで、20曲SPをリリースしています。その中にはビル・ヘイリー(Bill Harey)のロック・ンロールのカヴァーもあり、もともとは若い人向けの歌手でした。1959年に映画「黒いオルフェ」のオーディションに合格し、”フェリシダーデ”を歌い、一躍有名な歌手になりました。このオーディションにはジョアン・ジルベルトも参加していました。
UPしたのは、1959年にレコーディングされた”フェリシダーデ”のギター・ヴァージョンです。アゴスチーニョ・ドス・サントスは”フェリシダーデ”を何回も録音していますが、このギター・ヴァージョンが一番良いと思います。
アゴスチーニョ・ドス・サントスが1959年にレコーディングした、”フェリシダーデ”のボンゴ入りラテン・アレンジ・ヴァージョンです。
アゴスチーニョ・ドス・サントスの”フェリシダーデ”は、この他にもアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ伴奏での録音、歴史的な1962年のカーネギー・ホールにおける「ボサノヴァ・コンサート」でのライブ録音があります。
映画「黒いオルフェ」で使われた効果音入りの、”フェリシダーデ”です。
1963年の洋楽 ㉔ 「イチゴの片想い」 ナンシー・シナトラ、ペイシャンスとプルーデンス(1956年)
ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)の日本での4枚目のシングル”イチゴの片想い(Tonight You Belong to Me)”です。米国では5枚目のシングル”かわいいボーイキラー(You Have Any Boy)”のB面として1962年にリリースされました。米国では以前の4枚のシングルと同じように100位以内にもランクされませんでした。メロディーもアレンジもナンシー・シナトラの歌も良いのに、何故米国では初期のシングル4枚すべてヒットしなかったのか不思議で仕方ありません。
日本では中尾ミエ、金井克子、ベニシスターズがカヴァーするヒットになりました。ナンシーの初期の4枚でも、特に”イチゴの片想い”は好きな曲です。「洋楽ヒットチャート大事典」(八木誠著)では1963年年チャートで68位に選ばれています。
”イチゴの片想い(Tonight You Belong to Me)”は、1926年に作曲されたアメリカのポピュラー・ソングです。1956年に14歳と11歳の姉妹ペイシャンスとプルーデン(Patience &Prudece)がレコーディング、全米4位にランクされるヒットになりました。
、
チョ・ソンモ”カシナム(茨の木)”
2000年発売”カシナム”のPVですが、イ・ヨンエがとってもきれいです。ドラマ「真実のために」(1998年16話)の雰囲気に一番近いような気がします。ストーリーはやくざ絡みで残念。ソン・ジチャンが嫌そうな悪役を演じていますね。北海道の小樽でロケをしたとのことです。
この歌はハ・ドッキュが作詞作曲をして1989年に「詩人と村長」(男性デュオ)がリリースしました。KBSTVの音楽番組「不朽の名曲」のゲストにハ・ドッキュが出演し、パク・ギヨンが”カシナム(茨の木)”を披露しました。宗教音楽の要素があり、のちに牧師になったハ・ドッキュの生き方が伺える作品です。
チョ・ソンモ”カシナム(茨の木)”
私の中には私があまりにも多すぎて あなたの休む所がない
私の中にはいくつもの虚しい願い希望で あなたの安らぐ所がない
私の中には 私のどうしようもない闇があって あなたの休む席を奪って
私の中には 私が克服できない 悲しみがあって 生い茂る茨の森のようだ
風が吹くだけでその干からびた枝で互いに傷ついて泣き叫び
休む所を求めくたびれて飛んで来た幼い鳥たちも 刺に突かれて飛びさり
風が吹くだけでさびしくて またつらくて
悲しい歌を歌った日々であふれたのに
私の中には私があまりにも多すぎて あなたの休む所がない
風が吹くだけでその干からびた枝で互いに傷ついて泣き叫び
休む所を求めくたびれて飛んで来た幼い鳥たちも 刺に突かれて飛びさり
風が吹くだけでさびしくて またつらくて
悲しい歌を歌った日々であふれたのに
あなたの休む所がない
私の中には私があまりにも多すぎて あなたの休む所がない
1969年のポップス (10) ジェイとアメリカンズ 「ディス・マジック・モーメント」 「ハッシャバイ」
ジェイとアメリカンズ (Jay & the Americans)は、ミスティックス(Mystics)のメンバーだったジョン・ジェイ・トレイナー(John J. traynor)を中心に結成され、1961年にレコード・デビュー。翌年の"シー・クライド(She Cried)"全米5位にランクされるヒットになりました。1962年にジェイ・トレイナーが脱退後、リード・ヴォーカルのジェイ・ブラック(Jay Black)が加入しました。アメリカでは"シー・クライド以降も、1963年に”Come a Little Bit Closer”が3位、1964年に "Cara Mia"が4位、”Let’s Look the Door"が11位”にランクされました。
”ディス・マジック・モーメント(This Magic Moment)"は米国では1968年10月にリリースされ、1969年3月に6位にランクされる久々のヒット・ナンバーになりました。オリジナルはドック・ポーマス(Doc Pomus )、モート・シューマン(Mort Shuman)作詞作曲で、ベン・E・キング(Ben E. King)とドリフターズ(Drifters)の歌で、1960年4月に全米16位にランクされました。
「洋楽ヒットチャート大事典」(八木誠著)では1969年間チャートで15位に選ばれています。
ジェイとアメリカンズ が1969年に”ホェン・ユー・ダンス(When You Dance)”に続いてリリースした”ハッシャバイ(Hushabye"です。米国では62位にランされました。日本ではヒットしませんでしたが、”ディス・マジック・モーメント”と並ぶ、ポップスの名曲だと思います。
オリジナルは”ディス・マジック・モーメント”と同じ、ドック・ポーマス(Doc Pomus )、モート・シューマン(Mort Shuman)作詞作曲で、白人のDooWap コーラス・グループのミステイックス(Mystics)が1959年に録音、全米20位にランクされました。ミステイックスは1959年に、後にジェイとアメリカンズ を結成するジョン・ジェイ・トレイナーがリード・ヴォーカルで参加していました。
チョ・ソンモ「深い夜を飛んで」「チョ・ソンモclassic全曲集」
2000年発売のチョ・ソンモ2.5集アルバム「classic」から”深い夜を飛んで”です。このアルバムはカバー集で私の好きな歌満載でとってもお気に入りのアルバムです。韓国音楽女性カテゴリにもUpしているパク・ヘギョン(オリジナルはイ・ムンセ)の””深い夜を飛んで”が3曲目に入っています。
チョ・ソンモ2.5集アルバム「classic」全曲UPしました。1900~2000年頃に流行った曲を集めた感じのアルバムです。軽快なアレンジあり、ピアノアレンジありで、女性歌手、男性歌手のヒットが曲満載です。どれも素晴らしくチョ・ソンモのビロードのような声にうっとりです。9曲目の”入営列車の中で”は1990年に大ヒットしたキム・ミヌの歌です。アレンジを変えてダンスが踊れそうな軽快さが引き立ちます。
1 カシナム
2 The way 6.17~
3 深い夜を飛んで11:10~「パク・ヘギョン」韓国音楽女性カテゴリにUp
4 1004 14:20~
5 ヌルチグムチョロム18:45~
6 チン22:43~
7 忘れられた傘26:25~をしっとりと「ウ・スンシル」。韓国音楽女性カテゴリにUp
8 あなたを愛しても31:00~「チョン・ユナ」韓国音楽女性カテゴリにUp
9 入営列車にて35~「キム・ミヌ」
10 春川行き列車38:40~「キム・ヒョンチョル」
11 ビジョン43:20「イ・サンウ」
12 微笑みを浮かべ私を送ったあの姿のように47:30「イ・ウナ」韓国音楽女性カテゴリにUp https://youtu.be/2H5TtYRCGu0
13「チョ・ホソプ」51:32
14「チョ・ジョンヒョン」55:20
ヘンリー・マンシーニ ⑨ 「ティファニーで朝食を」より ”Sally’sTomato” ”Latin Goligetly”
「ティファニーで朝食を」から””Sally’sTomato”です。オードリ・ーヘップバーン(Audrey Hepburn)の映画にふさわしい、センスの良い美しいメロディーです。
「ティファニーで朝食を」から”Latin Golightly"です。ラテン風味のビッグ・バンド・アレンジ、コーラスに、ジャズ奏者のアドリブが楽しめます。
「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)」のサウンドトラックには、一流のジャズ・ミュージシャンが参加しています。アルバムの完成度が高いのは当然です。
Pete Candoli 他(Trumpet)、Dick Nash他 (Trombone)、Ronnie Lang他 (Sax)、Jimmy Rowles(Piano)、 Laulind Armeida他(Guiter)、Red Mitchel (Bass)、Shelly Manne Milt Holland他 (Drums)、Toots Thielemans (Harmonica)、Lally Bunker (Vibraphone)
ヘンリー・マンシーニ ⑧ 「ティファニーで朝食を」より ”Tiffany at Breakfast” ”Moon River Cha Cha”
「ティファニーで朝食を」のサウンド・トラックから、”ティファニーで朝食を(Tiffany at Breakfast)”です。夜明けのニューヨーク、ティファニーの前でタクシーが止まり、下りてくるのはオードリー・ヘップバーン、そしてティファニーの前でパンを食べ始めるという印象的なオープニング・シーンに流れていました。マンシーニらしいやさしくソフトなコーラスの美しい曲です。
「ティファニーで朝食を」から”ムーン・リヴァー・チャチャ(Moon River Cha Cha”す。”ムーン・リヴァー”をチャチャチャのラテン風にアレンジしたものです。
ヘンリー・マンシーニ ⑦「ティファニーで朝食を」 ムーン・リヴァー
ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)はテレビ・シリーズ「ピーター・ガン」「ミスター・ラッキー」、映画「ペティコート作戦」「ハイ・タイム」に続いて、ブレイク・エドワーズ(Blake Edwa-ds))監督とのコンビで「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)」(1961年)のサウンド・トラックを作曲しました。
この映画はトルーマン・カポーティー原作、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)、ジョージ・ペパード(George Peppard)主演で、主題曲の”ムーン・リヴァー(Moon River)”はアカデミー主題歌賞、全体のスコアーでアカデミー作曲賞と二つの賞をダブル受賞しました。アルバム「Breakfast at Tiffany's: Music from Motion Picture」は、1962年ビルボード・ポップ・チャートで1位になり、90週間チャート・インしました。
ヘンリー・マンシーニは映画に使われたスコアーは映画用で、音楽として聴くものとは別のものという考え方でしたので、アルバムとしてリリースする場合は新しく編曲し直してスタジオで再録音しました。映画に使われたオリジナルのコンプリート・フィルム・スコアー(Complete Film Score)は、「Intrada」レーベルより2013年にリリースされました。また劇中でオードリー・ヘップバーンがギターを弾いて歌う「ムーン・リヴァー」は1993年に初めてCD化され、聴くことができるようになりました。
「ティファニーで朝食を」からテーマ曲の「ムーン・リヴァー」(ジョニー・マーサー作詞)です・
映画ではオードリー・ヘップバーンが窓枠に座って、ギターを弾きながら歌っていました。オードリーの声はファニーで、,品があって可愛く、聴いているだけで幸せな気持ちになります。
2013年にリリースされた「ティファニーで朝食をを」のコンプリート・フィルム・スコアー(Complete Film Score)から、映画で使われた”ムーン・リヴァー”のギターとハーモニカ・ヴァージョンです。
。
« 前ページ |