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A・C・ジョビン ㊼ "Eu Sei Que Vou Te Amar" マリア・クレウーザ、トッキーニョ、レニータ・ブルーノ

 

 マリア・クレウーザ(Maria Creuza)、トッキニーョ(Toquinho)、ヴィニシウス・デ・モラエスVinicius De Moraes)の3人が集まって創られたアルバム「La Fusa」(1972年)から"Eu Sei Que Vou Te Amar"(あなたを愛してしまう)、作詞はヴィニシウスです。マリア・クレウーザの瑞々しくも飾り気のないヴォーカルが素晴らしいです。

 

 

 

 

 ブラジルの女性歌手レニータ・ブルーノ(Lenita Bruno)のアルバム「Por Toda Minha Vida」(1959nenn )から、"Eu Sei Que Vou Te Amar"です。このアルバムの曲は、殆どアントニオ・カルロス・ジョビンと詩人ヴィニシウス・デ・モラエスの作品で占められています。

 シルビア・テリスの「アントニオ・カルロス・ジョビン集」(1959年)と並んで、もっとも初期の「ジョビン集」です。ただレニータ・ブルーノは発声がクラシックに近く、気品があって美しいのですが、ボサノヴァにはあまり向いていないのではと思ってしまいます。

 

 

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ヘンリー・マンシーニ ⑩ 「バチェラー・イン・パラダイス」 「H氏のバケーション」

 

 ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)は「ティファニーで朝食を」でオスカーを受賞した1961年には、他に「バチェラー・イン・パラダイス(Bachelor in Paradise)」 「おとぼけ先生(The Great Imposter)」のサウンド・トラックを作曲しました。

 「バチェラー・イン・パラダイス」は日本未公開のボブ・ホープ(Bob Hope)、ラナ・ターナー(Lana Turner)主演のコメディー映画です。1961年アカデミー歌曲賞に「ティファニーで朝食を」と同時ノミネイトされました。コメディー映画に相応しい明るいメロディーで、マンシーニのセンスの良いコーラスとオーケストラ・アレンジが楽しめます。

 

 

 

 ヘンリー・マンシーニが音楽を担当した、映画「H氏のバケーション(Mr,Hobbs Takes a Vacation)」からテーマ曲です。ヘンリー・コスター(Henry Koster)監督、ジェームズ・ステュアート(James Stewart)、モーリン・オハラMaureen O'hara)主演のコメディー映画で、米国では1962年、日本では1963年に公開されました。もともとスウィング・ビッグ・バンドの編曲をしていたマンシーニらしいサウンドです。

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1959~60年の洋楽 ② 「G,I,ブルース」 エルヴィス・プレスリー、坂本九

 

 エルヴィス・プレスリーは1958年に軍隊に入隊、1960年3月に退役しました。退役後初の映画「G,I,ブルース(G,I,Blues〉」から、クラブでエルヴィスが歌う”G,I,ブルース”です。この曲は米国ではシングルカットされず、日本、イタリア、フランスなどでシングル盤がリリースされました。「洋楽ヒット・チャート大事典」(八木誠著)では、1960年間チャートで41位、1961年年間チャートで10位に選ばれています。

 

 

 日本では坂本九かヴァーしてヒットしました。佐々木功も録音していますが、圧倒的に坂本九がリズム感も抜群、歌も上手くて最高です。洋楽のカヴァーでオリジナルに劣らないのは、坂本九と弘田三枝子だけだと思います-。

 

 

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