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韓国ドラマ「ただいま恋愛中」(SBS 2002年 全16話)

     韓国ドラマ「ただいま恋愛中」はクォン・サンウ、ソ・ジソプ主演のドラマということでDVDも発売され、多くのファンの方が楽しんで観たドラマだと思います。
 
 
   私は2005年にKNTVで観ましたが、恋に憧れるチェリムとモテない女の子イ・ウィジョンの二人の恋の行方を楽しんでみていました。恋多きチェリムと、一途なイ・ウィジョンの対照的な恋愛が半々にドラマは進んでいきます。元気印のチェリム主演のラブコメディーで、中でもゲストが毎回違う3話まではとても面白いです。時代は1994年から2000年までの6年間で、高卒後から大人の女性になるまでの恋愛模様が描かれます。
 
 
     チェリムとイ・ウィジョンとチェ・ユニョンの3人は女友達。チェリムの弟クォン・サンウは、階上に姉と住む
ソ・ジソプを兄貴と呼び親しくしています。真面目で純朴なソ・ジソプはチェリムを好きですが、チェリムは幼馴染の友達としか思っていません。
 
 
ソ・ジソプの姉をキム・ナウン、チェリムの両親をハン・ジニとキム・ヨンエが演じています。ドラマ後半にチェリムは小学校時代の初恋の人、イ・ジェファンと再会します。
 
 惚れっぽいチェリムは1話から3話まで毎回男性と付き合いますが、ダメ男ばかりで、振られたり、だまされたり、付きまとわれたりとひどい目に会いますす。7話でも妻子もちの男にだまされてしまいます。恋にダメージを受けて、いちばん近くにいるソ・ジソプへの愛にだんだん目覚めていきます。
 
 モテない奥手の女の子イ・ウィジョンと、モテモテの遊び人クォン・サンウがカップルに。意外性のある二人の恋が楽しく、クォン・サンウは「ただいま恋愛中」で大ブレイクしたそうです。
 
 
 
 
ただいま恋愛中 SBS 2002年 全16話
 
 演出 オ・セガン
 脚本 ユン・ソンヒ
 出演 チェリム ソ・ジソプ イ・ウィジョン クォン・サンウ チェ・ユニョン イ・ジェファン ハン・ジニ キム・ヨンエ
 
 
 
キム・ナウン イム・ヒョンシク ソヌ・ウンスク
ソン・シギョン キム・ジョンヒョン チェ・ジュニョン パク・チョル
 
 
 
 
 
  1話から3話まで、いろいろなタイプのダメ男がチェリムの恋の相手として登場。   大学生役でバラード歌手のソン・シギョンがチェリムの片思いの相手。ソン・シギョンは浮気者で、子供っぽいチェリムより、美形のチェ・ユニョンに夢中になりチェリムは失恋。
 
 
2話ゲストはキム・ジョンヒョン。友人たちは大学に合格するが、チェリムは落ちてしまう。高校の卒業祝いとチェリムをなぐさめるためにスキー旅行へいき、そこでチェリムは苦学生のキム・ジョンヒョンに一目ぼれ。大学の授業料が払えないキム・ジョンヒョンの授業料を立て替えるが、お金をもらったとたんにキム・ジョンヒョンは消えてしまい、振られてしまう。

 

 3話ゲストはチェ・ジュニョン。大学に受かり気持ちを新たにしたチェリムを好きになった写真部の先輩。嫉妬深い男で大変なことになる。家で暴れたり、外で警察沙汰になってしまう。
 振られたり、だまされたり、暴れられたりで、付き合った男性の運が悪く、チェリムは一番身近にいるソ・ジソプを意識しはじめる。
 
 7話ゲストはパク・チョル。チェリムはバーのオーナー、パクチョルと知り合いになり、付き合っていくがパクチョルは妻子持ちだった。落ち込むチェリム。
 
 
 
  チェリムの友人チェ・ユニョンはモデル志望の美人で、ソ・ジソプにアタックして二人は付き合うようになるが、その後二人は破局を迎ます。ソ・ジソプは身辺整理のために入隊するが、チェリムを好きだと自覚します。ソ・ジソプは面会にきたチェリムとキスをし、おたがいの心を確かめ合います。 その後二人は別々の道を歩み別れますが、ラストで再会します。
 
 大学教授の娘でお金持ちのイ・ウィジョンは、親友のチェリムの弟でプレイボーイのクォン・サンウが好き。クォン・サンウにとって、医者の卵のお金持ちのイ・ウィジョンは都合のいい女でしかないのだけど、徐々に好きになっていきます。
 親の猛反対にあってイ・ウィジョンは家出、サンウと同棲する、サンウもモデルになって成功。親も許し、ラストでは結婚してめでたしめでたし。
 
 後半は三角関係などで深刻なところもありますが、軽くてテンポのいい、洒落たラブコメディーで、2000年代前半の韓国ドラマの充実さをたっぷり楽しめます。
 
 採点 10点満点中7・5点
 
 
 
 「ただいま恋愛中」1話では、恋に恋するチェリムのナレーションで、「ロミオとジュリエット」「ローマの休日」「風と共に去りぬ」の名シーンが流れます。最初の10分だけでも、作品のテンポの小気味よさと楽しさが伝わってきます。音楽も洒落ていてセンスが良くて、ドラマにぴったりで、OSTが廃盤で入手できないのが残念です。
  チェリムの母親役キム・ヨンエが漫画チックで怪演しています。父親役ハン・ジニは貫禄ある会長役が多いですが、正反対の昼行灯でのんびりしたダメ親父を演じています。祖母役はパン・ヒョンジョン。
 イ・ウィジョンの父親にイム・ヒョンシク、母親にソヌ・ウンスク、ソ・ジソプの姉役にキム・ナウン。
 今では暴力的な役柄を演じるソ・ジソプですが「男女6人恋物語」「ただいま恋愛中」「ワンルンの大地」などで素朴な青年役を演じています。演技がじょうずなので地味な役柄に違和感はありません。私は素朴なソ・ジソプが好きです。
 軽いプレイボーイだけど、誠実さも持っている男をクォンサンウが好演、このドラマで人気がでたのも納得です。
 明るく愛らしい女の子イ・ウィジョンは出演した作品で、ソン・スンホン(男女六人)、イ・ドンゴン(俺たち三人組)、クォン・サンウ(ただいま恋愛中)に愛されます。「愛の挨拶」ではペ・ヨンジュンと共演していますが、カップルになれば言う事なしだったのですが、ペ・ヨンジュンとは関係なく途中降板でした。
 
 
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キム・ジョンファン ”存在の理由”

 
 
  1996年に発売された”存在の理由”は250万枚売れた大ヒット曲です。
 
 1966年にソウルで生まれたキム・ジョンファン。 教師であった父親を早くに亡くし母子家庭で育ちました。1985年にオムニバスアルバムでデビュー、1990年にキム・ジョンファンが作詞、作曲した ”ミニスカート”を、ミン・ヘギョンが歌ってヒットしました。
  1996年に発表した 2集アルバム”存在の理由”は、ペ・ヨンジュンの 「初恋」 OSTで使われて、大きな反応を呼び大ヒット曲になりました。
 ”存在の理由”が 250万枚以上売れた翌年の1997年には、 3集”愛のために”が 300万枚が超える大ヒットとなり、当時最高アイドルである H.O.T、シン・スンフン等の歌手を抜いてゴールドディスク大賞を受けました。
 その後発表する歌ごとに中年女性と全国民の愛唱曲となり、すべてのアルバム販売枚数が 1000万枚に迫ります。
 作詞家・作曲家としても才能に恵まれて、本人が歌った曲のほか、ミン・ヘギョン”愛だと分かったが”、ノ・サヨン ”希望”(20015年)、リア・キム 偉大な約束”などを作詞、作曲、プロデュースしました。
 
   存在の理由
 
 いつかは君と一緒になるだろう 今は離れているけれど
 君に会いたい気持ちを抑えているだけさ いつかはまた会うのだから
 別れはそう長くはない 君のもとへ僕は帰るよ
 何もかも投げ出して君のもとへ行きたいけれど もう少しだけ耐えて待っていてくれ
 *計りしれない今とは違う未来が僕をさらに苦しめるけれど
 君の存在が僕を存在させる 君がいるから僕は生きられる
 **もう少しだけ待ってくれ 君のもとへ駆けつけるから
 そのときまで待っていてくれるかい**
語り
 またやりなおそう 出遅れても何も変わらない
 男は時として何かのため すべてを捨てる必要がある
 君もわかるだろう 苦しめて本当にすまない
 でもそう悲しまないでくれ 君のそばにはいつも僕がいるから
 2人の未来のため少しだけ耐えてくれ 僕は君がいるから生きていける
 君を愛している
 夕方遅く僕は眠りについた 君を思う時間もなく 疲れのあまり倒れて眠り込んだ
 なぜ僕はこんな風に生きているのか
 目を開けるとまた一日が過ぎ 僕の手にはただ小さな君の写真
 君と再会した日には 強く抱きしめて離さないよ 離れていた時間の分だけ
*~** **~**
 
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私のお気に入りの韓国音楽 30曲 ⑥

 

 歌手としてだけではなく、作曲家、編曲家、プロデューサとしても一流のキム・ヒョンチョル。”月の没落”はサックスを交えたアレンジや、間奏のサックス、ギターソロ、後半の女性コーラスを中心にして、客席の人たちがさびの部分を歌えるようにした、アレンジャーとしてのキム・ヒョンチョルの才能を感じます。
 
 
 
 
 
 
 イ・ギュソク”松の木と汽車”は60年代ポップスのようなメロディーとサウンドで、中学生の頃からポップス大好き少年だったイギュソクらしい名曲だと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 ナムジン”あなたと一緒に”はビートが効いてダイナミックで、体が自然に動いてきます。歌とアクションも快調でエンターテイナーとしての魅力にあふれ、韓国の”エルビス””トム・ジョーンズ”と言いたくなります。
 
 
 
 
 アルバム「ユンサントリビュート」(2008年)より、チェ・ウォンソンのヴォーカルで”あなたは軽く言ったけれど”。洗練されてカッコイイ音楽ですね。
 
 
 
 
 
 
  
 物園(トンムルウォン)”変わっていく”。トンムルウォンの3人のメンバーで歌っています

 

 

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私のお気に入りの韓国音楽 30曲 ⑤

 

 

 
 ”苦難を乗り越えた君は、希望を捨てない君は花より美しい”の語りから始まる、アン・チファン”人は花より美しい”は1997年の曲です。人間賛歌の温かい歌。「人」が何よりも大事な社会になってほしいと願います。
 
 
 
 
 
 
 
 キム・ミヌ”入営列車の中で”は、1990年TOP10で1位に輝いた曲です。センチメンタルなキム・ミヌの歌声と、パク・ジュヨンの詩とユンサンの胸キュンの曲が重なり、入隊の不安や緊張が伝わるようです。
 
 
 
 
 
 
 
 1曲目の”青い時代”は1981年に発売されたキム・マンスの歌です。2曲目の”目の大きな子供”は1975年のアルバム収録曲で、オリジナルはフォークグループ「ポドルピリ」の歌です。
 
 
 
 
 
 
 
 
  1978年のTBC海辺歌謡際で人気賞を受賞したイ・ミョンフンとフィーバーズ”そのままそのように”。客席が楽しそうで、「コンサート7080」を観ているだけで幸せを感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 1978年第2回MBC大学歌謡祭で”あの時あの人”で銀賞に輝き、その後歌手としてデビューしたシム・スボン。”若い太陽”は同じ歌謡祭で入選したパク・グァンジュの歌です。シム・スボンの歌も数曲UPしてます。

 

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