goo

韓国時代劇 「イサン 正祖大王」(2007年~2008年MBC)②

 

 

  2011年に観た韓国時代劇ドラマ「イサン 正祖大王」 (2007年~2008年MBC)を全話観返しました。

 観終えて改めて感じたことは、”韓国の民主(民のための政治)運動・進歩主義は朝鮮王朝時代から根深く強固なものだった!”ということです。

 実在の王「正祖」の生涯はウイキペディアにも詳しく載っていますが、ドラマのほうがより具体的でわかりやすかったです。イサン(正祖)は1770年後半~当時朝鮮で最も先進的な考えを持っており、身分制度を改め例えば庶子(正妻の子ではない)や派閥を越えた人材を登用、奴婢制度の廃止、専売商人の権益廃止、教育改革、農業、生産性の拡大などを進めました。徹夜の毎日で体をこわし、急死してしまいましたが、イ・サンの改革は100年後、200年後の人々の歩む道をしさしたのかもしれません。

 2020年になって「イ・サン」を観たのはイ・ビョンフン監督の監修作品「大王の道」(MBC 1998年)を観たからです。イ・サンの父”思悼世子”と、祖父で21代王”英祖”の確執がどのようなものだったのか、父の残酷な死と無念などを知るにはとても参考になった「大王の道」でした。

 ドラマ「イ・サン」では大妃が悪役に描かれていましたが「大王の道」ではそれほど悪人には描かれていませんし、ファワン王女も思悼世子を慕っていました。ずいぶん脚色したのでしょうか。

 巨匠イ・ビョンフン監督のドラマ「イサン」です。臨場感たっぷりにイサンの子供時代から王位につくまで、王位就任後の改革はイバラの道、ワクワクハラハラなドキドキ感は最高でした。爽快で面白いドラマ作りをしたと感心するばかりでした。なかでもお忍び行脚で逸材と出会った数々の場面は夢中になって観ていました。

 ですが中盤から右腕、忠臣、盟友ともいえるのホン・グギョンが変質していき、それをくどくどと何話も描き続けたのは食傷気味でした。それより改革を中心としたドラマ展開にしてほしかった。歴史に禍根を残した大妃を生かしたイサンの寛容さが、”改革派が粛清されてしまうのではないか”と心配しながらドラマを観終わったので、後味が相当悪かったです。マイナス2点

 

 「イサン 正祖大王」(2007年~2008年MBC)

 監督 イ・ビョンフン

 脚本 キム・イヨン

 出演 イ・ソジン ハン・ジミン イ・ジョンス イ・ビョンホン組の俳優陣

 あらすじ イ・サンは10歳の頃に老倫派の陰謀によって父が米櫃の中で餓死させられる直前にソン・ソンヨン、パク・テスらと出会い、身分を超えた友情を結ぶ。世孫に擁立され10年後3人は再会。即位を阻止しようとする陰謀、何度も暗殺未遂事件があり、忠臣やテス、ソンヨンの活躍で危機を脱する。第22代国王の王位につく。朝廷内の派閥争いや当時の朝廷内の機関である図画署(トファソ、主に朝廷内で起きた行事を絵で記録するための部署)も描き、即位後も常に命を狙われつつ、政治の改革に着手する

韓国時代劇「イサン 正祖大王」(2007年~2008年MBC)①の記事↓

https://blog.goo.ne.jp/yakkogacha/e/4f3be61fba75955983d9b2faf0520860

 

 採点

 王位につくまで10点満点中/8点

 

 即位後10点満点中/6点

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

韓国時代劇ドラマ「イ・サン」OST

 イ・ソジン、ハン・ジミン主演の韓国時代劇ドラマ「イ・サン 正祖大王」(2007年~2008年MBC)で流れる音楽の数々は素晴らしいです。

13曲目 イ・サン: : ソンヨン

 

 

16曲目 イ・サン: : ハンア~私が愛した幼い女官

 「チャングムの誓い」の”オナラ”にも似て、楽しい。

 

 

 7曲目. イ・サン: : 少女 主題歌”約束”のピアノヴァージョン

 

 

youtubeから全曲UPしました。

 

Yi-san OST

 

YouTube

 

 

 

01.  オープニング

https://youtu.be/BSTK10GTCcM

02.

https://youtu.be/BSTK10GTCcM

03.  約束 主題歌”約束”は女性トロット歌手チャン・ユンジョンが歌っています。

https://youtu.be/CEr9w_2fmaU

04. イ・サン 笛

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )