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1962年の洋楽 ① ニールセダカ 「二人の並木径」 Neil Sedaka "Walk With Me"

 
 
 
 「二人の並木径(Walk with Me)」はニール・セダカが1960年初頭に録音し、1960年4月に来日した時に佐川満男にプレゼント、佐川満男のデビュー曲になりました.
 ニール・セダカでは1962年「悲しきクラウン」のB面としてリリースされました。良い曲なのに、B面で発売されたせいかほとんどカヴァーもされず、知られてもいません。  
 ただポップス・洋楽ファンで”なんだか聴いたことがあるなあ”と思う方はいませんか。この曲は大滝詠一プロヂュースのアルバム「シリア・ポール夢で逢えたら」に収録されているのです。埋もれた名曲をカヴァーする、大滝詠一の音楽に対する知識と愛と情熱には敬服します。  (Kann Dorao)
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中国あれこれ

 当ブログ「大地の子②」で1960年代後半から巻き起こった中国文化大革命の悲劇を書きました。
 
 
 中国のテレビ局CTTVで放映された「歴史転換期の鄧小平」(2014年}①では、文化大革命終了後、改革開放経済に進むプロセスを書いています。
 
 1980年代から始まった中国の改革開放経済政策。鄧小平の時代から約40年経ち経済政策が実を結び、今や世界第2の経済大国へと発展しました。
 
 2016年の「G20サミット」が、9月4・5日に中国の杭州(ハンジョー)で開催されました。杭州は「アリババ」のジャック・マー氏が創業した場所です。杭州は歴史ある古都ですが、今やソリューション・ITの中心都市として位置づけられています。中国の過去・未来に繋がる都市として開催されました
 議長である習近平は「イノベーション(全く新しい製品やサービスを生み出すこと、技術革新)」、「ソリューション・IT(電子マネーなど含む)」、「グリーン環境」を提言しました。
 
 CCTVを観ていると、中国ではスマートフォンのアプリによる経済が発達していて驚くばかりでした。ある若者は財布には小銭だけで、買い物、乗り物、旅行、ホテル、食事すべてスマートフォンで決済をしていました。IT都市杭州では貸し自転車もスマホをかざすだけで、鍵が開けられる仕組みでした。電子マネーの普及を国あげて行っているとのこと。
 農村では農産物を市場を通さずにインターネットで販売。農業に適しない地域ではアウトドア用品や、伝統品を作り、ネット販売をするという起業家が何人もいて地域経済を支えているということでした。生産者によるネット販売は日本でも普通に行われているのですが、中国ではネット流通が市町村全体の産業にまで発展していて、特筆すべきは人口が13億人以上いる(日本の約12倍)ということ。中国のソリューション・ITの発達は物凄いと思います。
  またある酒会社の社長は酪農の牛糞からバイオマスのエネルギー転嫁に成功し、大々的に酪農を進め、自社電力から地域の電力まで補うなどのイノベーションに取り組んでいるテレビ番組がありました。
 またある市においては夢を叶えたい人と、夢を叶える人の登録があって市職員が管理していました。もちろん無料です。夢を叶える人は、自分の経験やできることを教えてあげたり手伝います。起業を夢見る人は、ネット店の開き方やノウハウを教えてもらっていました。悩み相談ではなく、確実に夢を叶えるというこのシステムは素晴らしいと思いました。(宝クジで大金持になりたいなどは不可で、確実に叶えられる可能性がある夢だけ)
 
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韓国時代劇ドラマ「王の顔」

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 韓国時代劇ドラマ「王の顔」をBS日テレで観終えました。KBSのドラマなのにKBSワールドでは放送されていませんでした。検索すると11月18日から放送とのこと。「何よ、遅いのよ、日テレで切れ切れ放送の”王の顔”を観たばかりなのよ~」と文句をブツブツ言いながらも、完全版が観られる喜びもあります。「人相学」を観点においた「王の顔」。再度視聴します。
 
 15代国王なのに暴君として廃位された王であるため、廟号、尊号、諡号、陵名はなく、王の名前がないまま歴史に名を残した光海君。
 暴君とされる光海君を取り上げたドラマでは「王の女」「宮廷女官キム尚宮」「ホジュン」などを観てきました。この「王の顔」でも光海君は賢くて勇敢で民のことを考える善良な人として描かれています。「王の顔」の光海君は端正な顔立ちで卑屈なところがなくて、父親の宣祖王のほうが卑屈です。
 ドラマではあるものの光海君を良く描くことが不思議でたまりませんでしたが、検索すると韓国では光海君の歴史を改めて見直すようになっているそうです。クーデターで廃位されているので後の王となる仁祖が光海君を暴君として歴史の中へ。長く続いた王朝の歴史は朝鮮に限らず明、清の中国においても、派閥争いや陰謀や粛清の歴史でもあります。
 
 代は違いますが、第6代国王でありながら魯山君の名で歴史に残った端宗は、241年後の1698年第19代王により魯山君が復位され、端宗という諡号を贈られています。逝去550周年になる2007年5月、陵地寧越で国葬が行われ、非命に一生を終えた若き国王の冥福を祈りました。(ウイキより)
 
 韓国での評価 
 光海君は暴君という評価は国民のイメージレベルでも後退している。光海君を題材にした映画、テレビドラマなど歴史劇などでも「暴君」として描くことは少なく「いかにして暴君の烙印をおされることになったか」がテーマにされることが多いことからもうかがえる。(ウイキより)
 
 もしかしたら光海君も現代で蘇り、復位して新しい名前を贈られるかもしれません。楽しみです。
 
 
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韓国ドラマ「波」1999年 SBS (全72話) ⑤エンディングテーマ

 

 

 
  SBSドラマサイト
 
http://allvod.sbs.co.kr/allvod/vodEndPage.do?mdaId=22000225339&btn=free から「波」を字幕なしで観ることができます。4回くらいCMをスキップクリックして始まります。上手に52分までスクロールしたらエンディングが1分くらい、予告編とかぶさりながら聴くことができます。
 各話放送の長さが違います。2話は58分あるので、57分までスクロールしてくださいね。字幕なしでも1話1話楽しむことができると思います。

 

 
「波」のテーマ曲と挿入歌をずっと何年も探していましたがyoutubeでみつけました。。

 SBSのサイトで韓国ドラマ「波」を観ています。予告編に流れる音楽はオープニングテーマです。美しいスキャットですが、OSTが発売されていすが廃盤なので、幻の音楽です。スキャットはイ・テウォン(「グッキ」のテーマ曲も)。現在は教授でミュージカルなどに出演しているようです。

 20話でイ・ヨンエが落ち込んで涙を流すシーンには、ポルトガルの音楽が挿入歌として使われていました。曲名を知りたかったのですが探せませんでした。

 63話http://allvod.sbs.co.kr/allvod/vodEndPage.do?mdaId=22000223786&btn=free(47分30秒で挿入歌のコンサート場面が出てきます)で、ポルトガルの歌手、アマリア・ロドリゲスの名がでてきました。

 67話。キム・ヨンエと親友のキム・エギョンがキム・ホジン、チョン・ウンインと一緒にカラオケで歌うシーンです。とっても悲しいけれど温かいシーン。”サランヘ”を歌いました。42分からです。67話 http://allvod.sbs.co.kr/allvod/vodEndPage.do?mdaId=22000223773&btn=free (女性フォーク歌手ウニのサランヘhttps://youtu.be/jXM9p8ooxUE

 

 「波」後半のストーリー

人公キム・ヨンエとイ・ジョンギルの大人恋愛。実業家イ・ジョンギルが献身的に尽くす紳士役なので、女性ファンが増えたことでしょう。イ・ヨンエの奨学金を援助したり、末っ子イム・イェウォルの婚家で大物ぶりを発揮して、バカにされていたイム・イェウォルが面目躍如になったり、悩むイ・ジェリョンの話相手になったりと、大活躍でした。

 60話くらいでキム・ヨンエがガンに冒されてしまいます。ラスト72話までイ・ジョンギルの優しさがキム・ヨンエを包み込んでいきます。
 


 長男イ・ジェリョンとイ・ヨンエ夫婦。結婚までが大変で恋敵ワン・フィジの意地悪で、イ・ヨンエはお寺にこもって死にそうなくらいでした。反対を押し切って結婚。子供ができて、同居。幸せな結婚生活を送り、勉学に励みます。「波」のイ・ヨンエはナチュラルでとっても好感持てます。
 
 
次男キム・ホジンは大家の従妹シン・ウンギョンと喧嘩しながらも結婚。能力のある女性シン・ウンギョンは市場での服屋が成功して、本格的に事業を始めます。みんなで住む家を買います。家庭的には家事ができずに、キム・ホジンと別れ話に。

 

 末っ子イムイ・ェウォルはお金持ちと結婚しますが、身分違いで精神的に苦しみます。お手伝いさんにも軽く扱われて彼女には、良い結婚とはいえない状況が続きます。
 

イ・ドクファとイ・ギョンジン夫婦。孤児院から迎えたかわいい養女にメロメロです。養女の母親の出現でイ・ギョンジンは苦しみます。

 

キム・エギョンとチョン・ウンイン親子。チョン・ウンインが結婚して元気なキム・エギョンは寂しくなってため息ばかり。
 
 
 
 
 
 ラストはびっくりした展開でしたが、イ・ジョンギルもそれでいいのかもしれないと納得した終わり方でした。

 

 

 

 

 

 

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韓国ドラマ 「その女の海」終わり

 面白い面白いと書き続けたKBSのTV小説「その女の海」が終わりました。最終回はダメで、えぇこんな終わり方?とガックリ。もやもやとした後味の悪さが残りました。ラスト2回で中央情報部の蛮行が描かれ、悪役キム・スンウクがさらに罪を犯して逃げ回り、最後は行き止まりの崖から落ちて死んでしまうという、あっけない終わり方。主人公スイン(オ・スンア)とソヌ(チェ・ソンジェ)は結局結ばれませんでした。
 まあそれでも「その女の海」はTV小説ドラマでは久しぶりに人に勧められるドラマでした。
 
 採点10点満点中6点
 
 
 
韓国ドラマ「その女の海」を引き立たせているナレーションは声優のソ・ヘジョンです。
 
 韓国ウイキより
  TV小説のアイデンティティであったナレーションが久しぶりに「その女の海」で復活した。しかし過去のTV小説に比べるとナレーションの演出は非常に少なくなっている。
  ナレーションのソ・ヘジョン(서혜정)を調べてみました。
  ソ・ヘジョンは韓国の大物声優です。1982年KBS17期生。映画、アニメで陽気な声、かわいい声を巧みにこなす。
       
 
 
 「その女の海」が面白いのは、ソ・ヘジョンの落ち着いたナレーションの効果も大きいですね。
 現在放送中の「波よ波」はキャバレーの歌付きですが、ナレーションの演出のほうが良いと思いながら見ています。
 
 
     
    
 TV小説「その女の海」、新しく始まった「花を咲かせろダルスン」もそうですが、ムン・ジェイン政権に変わったので、脚本家や演出家が民主派の意向を組んだドラマ作りに移っているように感じました。
 「その女の海」では有無を言わせず中央情報部に連行されると水責め拷問し、「花を咲かせろダルスン」では親日派(植民地時代に日本軍に協力した人々のことを言う)の罪をベースにドラマが展開していきそうです。
 植民地時代、軍事独裁政権時代の膿を描かないと本当の韓国の姿を見ることはできないかもしれません。
 
 逃げた民主派が落としたビラを拾っただけのソン・ジョンボムが中央情報部に連行されました。
 悪役のキム・スンウクが通報で中央情報部に連行され水責め拷問が描かれました。このシーンは残酷でした。観ていて思ったのは「この拷問受けたら水を見ただけで怖くて顔など洗えないだろうし、狂ってしまうだろう」ということでした。
 拷問は人格を破壊します。受けた恐怖や痛みは永遠に記憶に残り、夢にも現れます。拷問中に亡くなる人もいます。
 日本の戦前の治安維持法のように「共謀罪」が有無を言わせぬ逮捕・拷問につながらないか心配です。
 
 
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韓国ドラマ「花を咲かせろダルスン」( KBS 2017年 全120話)

 

 

 
 KBSのTV小説「花を咲かせろダルスン」が始まりました。オープニングのテーマ曲が聴いたことあるような。
 イ・ヨンボクの”その顔に陽射しを”(1972年)のサビの部分でした。韓国音楽を聴いていると韓国ドラマを観る楽しみがもう一つ増えますね。
 「花を咲かせろダルスン」のOSTに”その顔に陽射しを”のアレンジを変えたペ・ダヘの歌が収録されています。https://youtu.be/EXvvBOebDGU
 
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