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韓国時代劇ドラマ 朝鮮王朝 「女人天下」②

 

 

 

    「女人天下」オープニングから雷鳴と女性のパンソリ風な「恨」のこもった歌声で怖い雰囲気が漂っています。跡目をめぐる権力争い、信念と政治の在り方の違いで、乱が起り、やはり中宗の時代でも粛清があり、政局の混乱が続きます。王になっても裏切りや陰謀で心休む暇もなく、かわいそうな気がします。
 
 「ナンジョン」役のカン・スヨンは、朝鮮王朝史で3大悪女の一人として、「チャン・ヒビン」「チャン・ノクス」と共に歴史に名を残す悪女を演じます。きつい、毒々しいを超えて、ヌメッとして、どんな悪事も平気の平左でやれるしたたかさ、謀らいごとを考えてる表情は見事で、カン・スヨンだからこそ「女人天下」は成功したと言えるでしょう。
 
 「文定王妃」役のチョン・インファは、美しくてりっぱな王妃を演じます。どの時代の王妃よりも強くて怖くて威厳があって、迫力のかたまりでした。王妃役はチョン・インファで決定ですが、最近は現代劇「憎くても、もう一度」(2009)や「製パン王キムタック」(2010)できつい役、悪女を演じています。負けない威厳のある姿をもう一度見たいと思います。 「王と私」では「仁粋大妃」を演じています。まだ未視聴ですが、YouTubeにUPされていて、強い王后を演じています。「王と私」を見る楽しみができました。
 
 「キョンビン」役ト・ジウォン、凄いです。キー、きつい、女狐のように陰謀を企て、王妃と戦う姿が最高でした。キョンビンのイメージが強すぎますが、「クァンキ」(2000)や「折鶴」(1999)では優しいインテリの役を演じています。「土地」(2000)はキョンビンと同じ、キーときつい役でした。最近はキョンビンのイメージから抜け出して、「総合病院2」(2009)や「怪しい3兄弟」(2010)「笑ってトンヘ」(2011)などで大活躍。新しいト・ジウォンの魅力を発揮しています。「総合病院2」の救命救急センターの医師役はクールでキビキビしていてカッコよく、「笑ってトンヘ」では事故で頭に障害を持つ女性をぽーっと演じていて素晴らしかったです。
 
 「王世子」「仁宗」役を演じたチョン・テウ、またもや悲しい王子の役でした。恫喝され、怯え、許しを乞い、大変でした。王様になって、良い政治を行うなどりっぱな仕事ぶり。ナンジョンの謀らいもあり、病弱なので逝去が早かったのですが、もう少しテウ君の治世ぶりを見たかったなあというのがありました。
 
 「チャンビン」役のチェ・ジョンウォン、このドラマで一人だけ控えめでおとなしく知恵のある側室を演じていました。きれいな人で気にいって見ていました。結局「女人天下」で最後に天下をとったのがチャンビンの孫というのが面白いですね。チェ・ジョンウォンはペ・ヨンジュン「初恋」でイ・ヘヨンと同じブティックで働くお姉さん役でした。
 
 なんといっても凄いのがヌメッとしたカン・スヨンのアップ、キィーと睨みつけるト・ジウォンのアップ、怖いチョン・インファのアップ。3人のどアップは迫力満点でした。次回に続くラストシーンはいつもカン・スヨンの斜め上を見上げるヌメッとしたアップで終わりました。  
 
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韓国ドラマ 「純粋」 (1998年 KBS) ユン・ソクホ、 リュ・シウォン、 ミョン・セビン

   
 
 「純粋」はユン・ソクホらしい作品です。.愛し合うリュ・シウォンとミョン・セビンには出生の秘密があり、リュ・シウォンの母親キム・ヘスクと父親チョン・ドンファン、ミョンセビンの母親ヤン・グムソクとの間に確執や憎しみが生まれます。そして事実を知ったリュ・シオンとミョン・セビンは別れることを決意しますが.......。
 
 「冬のソナタ」の原型ともいえる話ですが、「純粋」は他のユン・ソクホ作品とは違うところがあります。それはサイドストーリーをほのぼのとして笑える話にしていることです。リュ・シウォンのラジオ局の先輩でお互い好意を持っているのに、口喧嘩ばかりしているソ・ガプソクとイ・ハヌィ、さらにリュ・シウォンの親友ハン・ジュヒョクの会社の上司が、ソ・ガプソクを好きになってしまい、おかしな三角関係へ。
 リュ・シウォンを好きになる女性タレントも笑いを誘い、ハン・ジュヒョクに振られる社長令嬢アン・ヨノンも、「俺たち三人組」などでコメディー演技をしているほどなので悲壮感が全くありません。
 
  ユン・ソクホの作品では「インヴィテーション」はイ・ミヌとチュ・サンミがほのぼの役でしたが、とってつけたような感じで成功していたとはいえませんでした。「冬のソナタ」では、パク・ソルミ、イ・ヘウン、ク・ウォンヘョがその役割ですが、笑いをともなうほどにはしていません。「秋の童話」「夏の香り」「春のワルツ」は全体がシリアスなドラマになっています。サイドストーリーを面白くすることで、ユン・ソクホのドラマの中でも、「純粋」は全体のトーンが和らいだ仕上がりになっています。
 
 「純粋」が他のユン・ソクホのドラマと同じところは、映像の素晴らしさです。UPした動画の3:00以降のリュ・シウォンとミョ・ンセビンのベンチのシーンや、ドラマの中でミョン・セビンの住んでいるアパートにリュ・シウォンが会いにいくところでは毎回二人の姿がアパートの壁に影絵のように写ります。映画は「光と影の芸術」という言葉を思い起こさせます。
 ドラマ後半で別れを決意した二人が海辺で佇むシーンは、イタリアの名監督フェデリコフェリーニの映画のように幻想的で、二人が砂浜のブランコに乗るシーンは特殊な色彩効果を使っていて、鮮烈に印象に残ります。
 
 配役も良く、リュ・シウォンはやさしくナイーヴ、ミョン・セビンは清楚でさわやか、「折鶴」でも共演している二人はベストカップルと言えます。UPした画像をみても、黙って見つめてているだけで、切ない気持ちが伝わってきます。
 リュ・シウォンの親友役、快活で積極的なハン・ジュヒョクも好演、さっぱりしたイ・ボンも魅力的で、ドラマと映像のバランスのとれたユン・ソク ホの秀作です。
    (Kann Dorao)
 
 採点7点
 
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韓国時代劇ドラマ 朝鮮王朝 「王と妃」 (1998年~2000年KBS)

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  朝鮮王朝は1392年初代の王「太祖(テジョ)」から始まります。その「太祖」であるイ・ソンゲは李氏朝鮮を建てた人物。
 「王と妃」を見た後、「大王世宗」(2008年KBS)を見たので3代目王「太宗」(1400~1418年)から4代目「世宗」、5代目「文宗」、6代目「端宗」、7代目「世祖」の流れがよくわかりました。
 4代目「世宗(セジョン)」(1418~1450年)は在位年数も長く、ハングルの創始者でもあり、臣下には優秀なものを配するなど、歴代王のなかでも、特に優れた王様です。
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代々王を継ぐ者は直系の長男が継ぎますが、りっぱな王「世宗」は三男で跡を継いだので兄に負い目があります。それで自分の後継者には体が弱いのですが、長男「文宗(ムンジョン)」に跡を継がせることにします。
 「文宗」の弟の「王と妃」の主人公「首陽大君」は、若い頃からエネルギッシュで人徳もあり、王の器なのですが、体の弱い長兄が5代目の王に即位します。しかし「文宗」(1450~1452年)
が即位後2年で逝去するため、その子供が後をイメージ 10
継ぎます。それが悲劇の王6代目「端宗(タンジョン)」(1452~1455年)です。
 11歳で王になった、「端宗」をめぐり、実力のある叔父「首陽大君」が見守るはずが、政治力でとうとう、王を譲り受け、7代目王「世祖(セジョ)」として即位します。
 それに納得が行かない反対派は、毎日のように上訴を行い「世祖」の怒りを買い、イメージ 11「端宗」の忠実な家臣6人は「死六臣」として、激しい拷問にあい無残な死に方をし、「端宗」は暗殺されてしまいます。
 「首陽大君」は7代目王「世祖」(1455~1468年)に即位したものの、多くの血を流し、優秀な臣下も失います。この時代のドラマには「韓明澮(ハン・ミョンフェ) 朝鮮王朝を導いた天才策士」(1994年KBS)があります。
 イメージ 12「世祖」は重い病気を患い、息子の「イェ宗(イェジョン)」に譲位します。「イェ宗」(1468~1469年)は8代目王になりますが、あっけなく病気で即位1年で逝去してしまいます。
 「イェ宗」の甥で、「世祖」の孫、母「仁粋大妃」から王道を小さな頃から教育された「成宗(ソンジョン)」が9代目王に即位します。まだ13歳という若さでしたので、祖母の大王大妃と韓明澮が摂政政治を行います。20歳で摂政政治をやめ、「成宗」と母、仁粋大妃の政治が始まります。
 イメージ 13「成宗」(1469~1494年)の時代のドラマは「王と私」(2007年SBS)があり、成宗と廃妃ユン氏の物語で、二人の子である「燕山君(ヨンサングン)」が生まれ、その後「燕山君」の時代へと歴史は移っていきます。
 祖母仁粋大妃と母ユン氏の確執から、母の廃妃ユン氏は毒薬を飲まされ亡くなります。その子である燕山君の即位に仁粋大妃は猛反対し、186話と長かった「王と妃」ですが、年老いた仁粋大妃役のチェ・シラ、燕山君役のアン・ジェモの凄まじい確執がラスト近くでの盛り上がりになっていきます。
 イメージ 1410代目王「燕山君」(1494~1506年)は、もともと粗暴で勉学も嫌い遊び好きで王の器ではない人でしたが、寂しがりやでもあります。が母廃妃ユン氏が毒殺されたことを知ったので、狂人のように粛清と狂宴に明け暮れ、朝鮮王朝史上最悪の王となります。
 「燕山君」の側室で朝鮮三大悪女の1人に数えられる張緑水(チャン・ノクス)も、「王妃チャン・ノクス」(1995年KBS)としてドラマ化されています。「チャングムの誓い」もこの頃から始まり、隠れていたチャングムの父も殺されてしまいます。
 王の暴政に臣下が宮廷クーデターを起こし、「燕山君」は失脚し、王の号まで取り上げられ、歴史上でも「宗」ではなく「君」のままです。
 異母弟の「中宗(チュンジョン)」(1506~1544年)が11代目の王に即位します。「チャングムの誓い」が宮廷で料理人や医女として活躍する時代、そして中宗を取り巻く女たちの「女人天下」の時代の始まりです。
 

 

 

 「王と妃」は演出効果で全体に画面が暗くて、常に策略、陰謀と権力争いです。「世祖」役イム・ドンジンの重厚な演技が、この策謀渦巻くドラマにピッタリでした。
 「端宗」役のチョン・テウ、はかなくてかわいそうで、王子役がまさにはまり役です。テウのキャラクターはどの俳優にも真似できません。若手ですが、子役出身なので超ベテランです。演技も安定していて持ち味があり、感情移入ができる数少ない若手俳優です。
 「仁粋大妃」役のチェ・シラには参りました。苦手な女優だったのですが、演技が絶妙で、凄味もあり、晩年の老婆の役には、脱帽です。拍手です。
 「燕山君」役のアン・ジェモは、少し違う「燕山君」を演じたのではないかと思います。寂しがりやで心優しいところもあるような。残酷な粛清でだんだんと狂気の人になっていくアン・ジェモ、186話の最終回で島流しされたあずまやで寂しく病死します。アン・ジェモが演じた「燕山君」が心に残ります。
 「韓明澮(ハン・ミョンヘ)」役のチェ・ジョンウォンと、首陽大君の弟、安平君の策士「イ・ヒョルロ」を演じたホン・ソンミン(「コッチ」のキム会長、「風の息子」)の二人の怪演は今のドラマにない存在感を強く感じました。二人とも顔つきから怪しく、親友でありながら、敵の策士同士として個性あふれる戦いのかけひきを繰り広げます。
 
 
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 朝鮮王朝の3代目から11代目までの歴史が、ドラマを観ることによってわかってきました。背景が分かると、朝廷の大臣たちのシーンも飛ばさずに見る事ができるようになりました。「女人天下」はもう一度見直さなければいけませんね。朝廷のシーンは意味がわからなくて、飛ばして見ていたので。
 
 採点6.5点
 
 
 
 
 
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韓国時代劇ドラマ

 初めて韓国時代劇ドラマを見たのは、「王の女」(2003年)でした。時代背景も分からず、チソンとパク・ソニョンの恋愛陰謀ドラマを見た感じでした。
 その次は「チャングムの誓い」(2003年)です。時代劇というより、イビョンフン監督の質の高い面白い、ドラマの傑作でした。迫ってくるような臨場感もあり、本当に面白いドラマでした。近所の奥さんたちも井戸端会議で、「チャングム」の話題で盛り上がっていました。
 次は「女人天下」です。カン・スヨン、チョン・インファ、ト・ジウォンの女の戦い、凄過ぎる「大奥」を見た感じで圧倒されました。このドラマは「中宗」(1506年~1544年)の時代で「チャングム」も同じ時代です。朝鮮王朝の歴史のなかでも大きな変動があったのですが、当時は時代背景がわからないので、男の出てくる朝廷の場面は飛ばして、女の戦いだけを見ていました。
 KBSTVではチェ・スジョンの「海神」(2004年)「太祖王建」(2000年)などありましたが、ドラマ仕立てでなく戦闘シーンが多く、スケールが大きいので最後まで見ることが出来ませんでした。
 2007年にKBSが企画し北朝鮮の朝鮮中央テレビが制作した、韓国初の試みになった南北合作ドラマ「死六臣(しぶろくしん)」をたまたま見て、「女人天下」とは違う大きなショックを受けました。北朝鮮の俳優のおおげさなセリフ回し、演出のくどさになぜか惹き付けられ、「端宗」(1452~1452年)の譲位をめぐる拷問シーンが怖かったのですが、最後まで見てしまいました。
 「死六臣」で朝鮮王朝の歴史に興味を持ち、調べながら時代劇を見るようになりました。
 その後「王と妃」(186話)で、「文宗」の逝去(1452年)から「中宗」の即位(1506年)まで7代にわたる朝鮮王朝の歴史のドラマを観ました。歴史が分かると時代劇がもっと面白くなり、いろいろな時代のドラマを見る楽しみができました。ヘンボケよ!
 
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韓国ドラマ「この世の果てまで」 いい人 リュシウォン⑤

    youtubeで「この世の果てまで」の主題歌がUPされていました。この歌はいい人リュシウォンのバックでよく流れていました。そしてラストでも。
 キムヒソンのために奔走するリュシウォンがいて、そしてこの歌が流れると、もうとても切なくて、胸が痛み、毎回泣いていました。
 1曲全部聞きたくて、サントラCDを買いました。届いたときはうれしくて、毎日心ゆくまで聞きました。
 このドラマに関しては好きな人とそうでない人と二分しますが、私は「この世の果てまで」は大好きなドラマです。
 
 
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韓国時代劇ドラマ 朝鮮王朝 「女人天下」(2001年~2002年SBS) ①

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   1506年の臣下によるクーデター「中宗反正」で「燕山君(ヨンサングン)」は廃位されて、異母弟の「中宗(チュンジョン)」(1506~1544年)が11代目の王に即位します。
 「中宗」は祖母の「仁粋大妃」にかわいがられていましたが、小さな頃から異母兄に遠慮し、王になる野望は積極的には持っていませんでした。妻は「燕山君」側の臣下の娘でしたので、逆賊として廃妃となり、「中宗」だけが朝廷入りをします。
 功臣たちに担がれて王になったので、廃妃になった愛する妻のことや、政治のことには何も言えない立場になってしまいました。そこからドラマ「女人天下」が始まります。
 王妃がいないので功臣たちが我も我もと、娘や親類の娘を後宮として、宮中へ送り出します。代表が敬嬪(キョンビン)、ヒ嬪(ヒビン)、昌嬪(チャンビン)です。
 その中でも最も王の寵愛を受けたのがキョンビンですが、身分が卑しいので王妃にはなれず、第一後宮として権力を持ちます。
 妃には王の母、慈順(チャスン)大妃と同じ一門ということで、功臣で実直なユン氏の妹が選ばれ、章敬(チャンギョン)王妃になります。
 キョンビンには福城君(ボクソングン)という第一王子がいますので、王妃の懐妊を警戒します。王妃は最初女の子を産みますが、2度目の懐妊でキョンビンによって悪い薬を少しずつ飲まされて、王子の出産と同時に亡くなってしまいます。
 「中宗」は王妃の生んだ王子を大切にしますが、キョンビンはその王子を亡き者にして福城君を世子にしようと悪巧みを謀ります。王妃が亡くなったので、世子を育ててくれる王妃選びが始まります。やはり同門のユン氏から、家は落ちぶれていますが、聡明で落ち着きのある「女人天下」のもう一人の主人公「文定(ムンジョン)王妃」が宮中入りし、王の第3王妃として、キョンビンと熾烈な跡目争いを繰り広げます。
 「女人天下」の主人公ナンジョンは、謀反の「中宗反正」の際、逃げ延びた王族の子として生まれ、他人の母に庶子(めかけ)の子として育てられました。ナンジョンは文定王妃に近づいて権力を手にするため、王妃の策士となり、数々の陰謀を企てていきます。
 嫡子(王妃の子)である世子が跡目でいいのに、キョンビンの計らいで王の子全員から世子(世継ぎ)を決めるよう、世子選びが行われます。1番の年長者である福城君は、賢い世子に負けてしまい、世子が王世子として後継者に決まります。
 文定王妃とナンジョンは宿敵キョンビンを追い落とし、キョンビンに賜薬(王の命令で行われる毒薬の死刑)を飲ませます。
 ライバルがいなくなった文定王妃は実子を世弟(世継ぎの弟)にし、自分の子ではない王世子に厳しくあたるようになります。王世子は文定王妃を実の母として接し、王妃の子を実の弟としてかわいがります。 
 1544年「中宗」が逝去すると王世子が12代目王「仁宗(インジョン)」(1544~1545年)として即位します。文定王后の厳しい仕打ち、ナンジョンの謀らいなどで、体の弱い「仁宗」は即位8ヶ月で逝去してしまいます。
 文定王后の息子が13代目王「明宗(ミョンジョン)」(1545~1567年)に即位、在位当初8年間は母が実権を握る「女人天下」でした。ミョンジョンは「チャングムの誓い(51話)」で天然痘に感染しますが、チャングムが治療して回復、最終話で王として即位します。
 キョンビン亡き後も、おとなしい昌嬪(チャンビン)は文定王后に従っていました。待てば海路の日よりありで、チャンビンは亡くなっていましたが、孫の「河城君」が14代目王「宣祖(ソンジョ)」(1567~1608年)に即位します。 
 
 採点7点
 
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韓国ドラマ「明日は愛」(私たちはひとつ)イビョンホン他

 

 

    サントラの中の合唱曲 イ・ビョンホン他6人の出演者が歌う「私たちはひとつ」が、You TubeにUPされていました。

 この画像は1993年年末のKBSの演技大賞からです。司会は俳優のハン・ジニです。当時は司会をするほど人気があったのですね。
 イ・ビョンホン、キム・ジョンナン、イ・ギョンシム、パク・ソヒョン、イ・ジヒョン、キム・ジョンギュン、オ・ソルミ、レギュラー全員のパフォーマンスと歌を見ることができて、うれしい。ヘンボケヨ!(幸せです!) 
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STEVE HACKETT 「FIRTH OF FIFTH」 SOLO

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   ジェネシスのギタリスト、スティーブハケットの「Firth Of  Fifth」のギターソロがYou Tube にありました。2004年のブタペストのライブで、ギターのソロ部分だけの演奏になっています。
 You Tube にはスティーブハケットの「Firth Of Fifth」のライブが他にもありますが、このブタペストのライブが映像、演奏ともに良く、特に1:45からの大きくキーボードがフィーチャーされるところと、2:10からのギターソロが最高です。   (Kann Dorao)
 
 
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KBSドラマ 「人生は美しい」 (2001年)

 

 

  「韓国ドラマは2000年前後に黄金時代を迎えた」と前回書きましたが、ドラマの音楽も同じ頃に素晴らしいものが多くあります。
 その中でも「人生は美しい(2001年)」のテーマ曲は、メロディーが切なく、美しく、歌と共にギターのソロが胸に迫ります。
 You Tube には画像がなく、「新貴公子」と同じテレビの紹介番組からになってしまいます。サントラCDは2006年に再発されています。
 「人生は美しい」はいろいろな話を盛り込みすぎたことで、ドラマとして散漫になってしまったところがあります。ただ「新貴公子」でも書きましたが、2000年前後のドラマは配役がよく、主役のハジウォン、ユンヘヨン、チョンボソク、ユジュンサンなどの演技を観ているだけでも満足できます。特にハジウォンは生意気ではすっぱなのに、いじらしくて切ない役を演じたら絶品です。天性の名女優です。
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「新貴公子」より 「MY LOVE」

 

 韓国ドラマは1990年代半ばから、質、内容ともレベルアップしていき、2000年前後に韓国ドラマの黄金時代を迎えました。良いドラマを作ることが目標であった時代で、その結果として「あなたそして私」、「ホジュン」、「チャングムの誓い」、「冬のソナタ」、「ガラスの靴」などの名作が作られ、世界に韓国ドラマのブームが起きました。
 そして素晴らしい脚本、演出、カメラ、俳優と共に、音楽も充実していきました。
 2000年前後のドラマでは、AOR、シティーポップといってもよいのではと思う曲が多くあります。「情熱」(1999年)、「新貴公子」(2000年)などです。ただこの2作ともサントラCDが廃盤で、You Tubeにも画像がありません。UPした画像はテレビの紹介番組で使われた時のもので、途中から解説が入ってしまいますが、曲の良さは伝わってきます。
 「新貴公子」は、ジミークリフの「You Can Get Really If You Want」が使われていて、ポップス度の高いサントラになっています。  
 なおドラマとしては「新貴公子」は脚本が弱く、面白くなりそうでならないのが残念です。ただ配役は素晴らしく、最高の配役になっています。脇を固めるパクヨンギュ、チェラン、キムビョンセ、ミョンゲナム、キムヒョンジャ、ホンギョンイン、ナムニなどを見ているだけでも楽しくなります。   (Kann Dorao)
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