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韓国ドラマ「ストック」(2001年KBS)

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  韓国ドラマ「ストック」は2001年のKBSのドラマです。切ないラブストリーあり、企業ものありでとても楽しめたドラマでした。 
 主演のパク・ジニは愛する夫イ・チャンフンを亡くし、シングルマザーとして生きていきます。全部一人で抱え込んで強く生きようとしているので、高校の同級生であり、夫の弟である、チェ・ミニョンの真摯な愛や、夫の友人であったリュ・ジンの大きな愛さえも拒否します。パク・ジニは強い女の役、特に”想う人”を拒絶する役が多いのですが、この「ストック」はまさにパク・ジニの”愛を拒絶する女”の典型的なドラマでした。
 チェ・ミニョンの切ない愛の演技がとても光っていて、パク・ジニに届かない愛が観ていて心痛くなり、かわいそうになります。音楽とセピア色の映像が、チェ・ミニョンの切なさを引き立たせていました。
 スーツの似合うリュ・ジンも弁護士役、クールな雰囲気がぴったり合っていました。リュ・ジンもパク・ジニを愛して彼女の力になります。
 パク・ジニはデザインの才能を認められ大手の会社に勤め、企画開発に携わりますが、会社の不良品を指摘するなどまっすぐな性格が会長(ミョン・ゲナム)に嫌われてしまいます。
 義父(パク・クニョン)の会社はパク・ジニが勤めてる会社のライバル社で、ミョン・ゲナムが会社乗っ取りなどを展開していきます。2000年前後の韓国ドラマは、「ストック」だけでなく、「守護天使」「Mr.Q」「恋の予感」など企業物としても面白いドラマが多いです。
 このドラマでヨ・ウンゲとミョン・ゲナムが好演しています。同僚役のキム・ナウンも良かった。
 
 採点7点
 
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韓国ドラマ「純情」(KBS2001年)

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 韓国ドラマ「純情」は韓流ブームになる前、2001年のドラマです。すごく面白くて夢中になるようなドラマではありませんでしたが挿入歌の”顔(オルグル)”や、出演者の演技で何故か心に残るドラマでした。
 全16話。イ・ヨウォンとリュ・ジンとイ・ジョンウォンが兄と妹、殺人犯、刑事、恋人として絡んでいくお話で、その頃の派手さのないKBSドラマです。
 印象的なのは離れ離れになった妹イ・ヨウォンをイメージ 2黙って見守るイ・ジョンウォンです。イ・ジョンウォンを私は高く評価しており、彼の代名詞として「葛藤のイ・ジョンウォン」と称したいと思います。今は世俗的な感じになっていますが、90年代後半の、数々のドラマを観れば、俳優イ・ジョンウォンは葛藤に苦しむ抑えた演技が素晴らしく、もっと高く評価されてもよいのではと思います。
 
 
 
 「純情」では兄と名乗れず、妹に付きまとう人として誤解されます。妹の養父母を助けるために殺人の容疑者として追われ、逃亡中に匿ってくれたヨム・ジョンアと深い大人の恋愛をします。終始影を感じさせる男として、大変印象深く残っています。
 新米刑事リュ・ジンの捜査課の刑事たちが個性派揃いです。イメージ 3
 刑事部長のチョ・ンホジン。リュ・ジン刑事の恋人の叔父役で彼もくせのある俳優です。「コッチ」でウォンビンを苦しめるチョ社長役はとっても印象に残っています。
 
 
 
 
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同僚のハ刑事パク・ヒョンジュが刑事で出演していてちょっとびっくりでした。でも「ランラン18歳」などで検事役が多いので納得かも。でもアクションは合わなかったように記憶しています。「故郷駅」で主役していたので、頑張ってほしいと思っていましたが、出演作は結構あります。
 
 
 
 
 
 
 
             イメージ 5パク刑事役のソン・ジョンボム。私が付けた彼のあだ名は「KBSの人」 「”19の純情”ですぐ死んじゃったグッカさんの結婚相手」「”冬のソナタ”でチェ・ジウの事務所にいた人」「”折鶴”でリュ・シウォンとスーパーで働いていた人」「”コッチ”でイ・ジョンウォンの同僚」「”遥か遠い国”でキム・ミンジョンの友達だった人」などです。もう名前を覚えないといけませんね。
もう名前を覚えないといけませんね。それにしても出演作はすごく多くて、脇なのに顔を忘れない俳優です
 
 
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 ムン刑事役のイ・ジョンヨン。マッチョ、タフガイでリュ・ジンと衝突ばかりしていました。「ピンクのリップスティック」ではヒモ男をトホホで演じていました。「東洋劇場」では悪い日本人の警察を演じていて怖かったです。
悪役が多いし、「王たちの夢」では砂漠出身なのか、金髪で気持ちの悪いさそりのような悪役を演じています。
 この4人の捜査イメージ 7課の刑事たちが良かったです。  
 
                    リュ・ジンはこの写真のように清潔なイメージなので、ワイルドでハードな刑事には合わなかったと思います。破けたジーパンも似合わなかった。毅然として正義感だけが強い融通のきかない刑事という設定だったら、もっとリュ・ジンを生かせたのにと、残念に思いました。リュ・ジンで一番良かったのは「三銃士」の性格の良い清潔なジュンギ役です。 
 
 採点5.5点
 ☆                               
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ユン・ヨンソン 『顔』(オルグル)

 

   

 

「コンサート7080」で知った歌手です。この歌”顔(オルグル)”は、KBSドラマ「純情」(2001年)の挿入歌でした。このドラマは一言で言うと淋しいドラマでした。童謡風な単純なメロディで、生き別れた兄妹を想うような淋しい歌で心に強く残っていたのです。

 「7080」にオリジナルを歌ったユン・ヨンソンが出演し、この歌を歌った時はすごくうれしくて、曲名も”顔(オルグル)”ということがわかりました。その後も何度か「7080」に出演しています。他に『孤児』というとっても悲しい歌を歌っていました。
 
 「純情」は「善徳女王」のイ・ヨウォンがヒロインです。病気持ちなので、お金持ちの家の前に捨てられ、そのお金持ちに大事に育てられる女の子を演じていました。そのやさしい義父は事故で亡くなり、不幸になってしまいます。けれども体は弱くても気丈夫で、リュジンと愛し合うようになります。イ・ジョンウォンはイ・ヨウォンの別れた兄で、彼女を影ながら見守っている役でした。
 リュ・ジンがワイルドなジーパン刑事役でしたが、ワイルドさに欠け似合わないなあと思いました。
 
 
  「顔」
 円を描こうとして 思わず描いた顔
 この想いに咲いた 白いあの頃の夢は
 草葉にできた露のように輝いていた瞳
 円く 円く 渦巻いては去る顔
 
 円を描こうとして 思わず描いた顔
 虹を伝い昇った 五色の空の翼
 雲の中の蝶のように舞っていた過ぎし日
 円く 円く 渦巻いては去る顔
 円く 円く 渦巻いては去る顔

 

 
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チェ・ヘヨン 『それが人生』(クゴスン インセン)

 

 


 チェ・ヘヨンの『それが人生』も「コンサート7080」で知りました。1980年代のアイドルです。初めて聴いたとき「あっ、このメロディ好き!」でした。聴いていて日本のアイドル「を思い浮かべるようなソフト歌謡です。
 1983年と1984年の「それが人生」を歌っている画像をYouTube で見ましたが、今よりずっとキーが高くて、若さ溢れる歌です。
 年を重ねた今のチェ・ヘヨンのほうが、高音もやさしくて声に丸みがあり、魅力的です。
 歌詞を見るととても20代の女性歌手が歌う内容ではありません。人生を多く生きた人の歌ですが、若いチェ・ヘヨンの魅力的な高音が歌詞をメルヘンチックなものにしていると思います。
 
 
 「それが人生」
 
 赤ちゃんの時は乳をやれば喜び   子どもの時は遊ぶのを喜び
 過ぎゆく歳月がすべてを変えていく  それが人生
 
 大人になって友達も増えて   恋をして 時にはさまよい
 過ぎゆく歳月がすべてを変えていく  それが人生
 
 始まりも終わりも予測できない   永遠の時の中でふと立ち止まる
 得た物は何なのだろう   失った物は何なのだろう
 過ぎゆく歳月の中をさすらう   それが人生
 
 少女の頃は母に甘え   年頃になれば恋人に甘え
 過ぎゆく歳月がすべてを変えていく   それが人生
 
 答えのない問いにもがきながら   もう一人の自分を見出す 
 過ぎゆく歳月がすべてを変えていく   それが人生
 
 始まりも終わりも予測できない   永遠の時の中でふと立ち止まる
 得た物は何なのだろう   失ったものは何なのだろう
 過ぎゆく歳月の中をさすらう   それが人
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筒美京平と日本のアイドル、歌謡曲文化

   

 

   私はアイドルや歌謡曲が大好きです。YouTubeの動画「筒美京平コレクション1~」までよく聞いています。

 GSオックスの『ガールフレンド』から始まり、好きな歌はほとんどと言っていいほど、筒美京平の作曲です。というか筒美京平の曲が好きなのかもしれません。
 
 職業作曲家として人々の琴線に触れる歌を作り続け、世に送った曲は大ヒットの連続です。ヒットメーカーであり、多くのアイドルをいっぱい輝かせてくれたありがたい方です。
  詞と歌手の個性に合わせて作曲する。そしてその曲はアレンジでお化粧して、振付、衣装で一つの作品が出来上がる。
 
  郷ひろみの『男の子女の子』、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』は筒美京平の曲です。同じ作曲家でも、郷ひろみの歌は尾崎紀世彦には合いません。歌手の個性はとても大事です。それを最大限に生かした曲作りは素晴らしいと思います。
 
 筒美京平の曲は新鮮でPOPな感覚があります。演歌や民謡とは全く違う、1967年以降の日本の歌謡曲、JPOPSを確立した方だと思います。大衆が喜ぶ、大衆が幸せを感じる歌を作り続けました。ポップス、ソウル、ディスコ、テクノなど流行っている最新の音楽を取り入れた、それは立派な日本の大衆文化です。
 
 今や大衆に支持されなくなってしまった日本の歌謡曲。歌謡曲は無くなってしまうのでしょうか。
 筒美京平コレクション2をUPしました。1は1967年~です。2は1970年~。3は1973年~。4は1978年~。5は1981年~。6は1985年~。7は1986年~1992年。
 ピチカート5の小西康陽氏は筒美京平を好きだそうで、私の好きな曲と比べてみました。                                                                                            ☆彡 ☆彡 ☆彡 小西康陽         私の好きな曲
 オックス 『ダンシングセブンティーン』『ガールフレンド』
 尾崎紀世彦 『また会う日まで』      同じ
 平山三紀  『真夏の出来事』       同じ   
 南沙織  『魚たちはどこへ』     『色づく街』
 郷ひろみ  『恋の弱み』       『よろしく哀愁』 
 岩崎宏美  『センチメンタル』        同じ
 少年隊  『ABC』          『仮面舞踏会』
 CCB   『空想Kiss』        『ロマンティックが止まらない』
 小泉今日子『午後ヒルサイドテラス』    松本伊代 『センチメンタルジャーニー』 
 堺正章 『さらば恋人』       Kとブルンネン『あの場所から』 
                       野口五郎『甘い生活,私鉄沿線』(編曲のみ)
                                            本田美奈子『1986年のマリリン』                                                                                           田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』
 
 岩崎宏美の『センチメンタル』を高く評価していました。フィリー歌謡ということでした。私も大好きな曲です。アレンジがとっても素敵です。
 
 
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