人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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イ・ソニ ”Jへ” ”思い出のページをめくれば” ”美しい山河”
(日本語/ENG/ESP) 이선희 Lee Sun Hee イ・ソンヒ - J에게/ Dear J/ Jへ /Querida J
とんぼめがねのアラレちゃんのようでボーイッシュな歌手が、なぜこんなにも人気があるのか理解出来ずにいましたが、細く清い声にもかかわらず声量があり、中性的で伸びる声、小さな体にパワフルな歌唱力が魅力だったのでしょう。
1984年にデビューして以来現在まで、不滅のビッグアーティストとして韓国歌謡界に君臨するイ・ソニ。デビュー直後から爆発的な人気で、2014年の最新アルバム『15集』まで、発売されるアルバムがすべてがヒットチャート上位を占めています。
今年6月のKBSTV「不朽の名曲イ・ソニ編」では、このような紹介で番組は始まりました。
”1984年新しい伝説の誕生、韓国を揺るがした「イ・ソニ・シンドローム」、胸に響く爆発的な声量、神がかった歌唱力、絶対的なカリスマ性、熱狂、少女たちの偶像、ファン部隊の元祖”
イ・ソニは1984年に南怡島(ナミソム)で開催された「MBC第5回川辺歌謡祭」で”Jへ”で大賞に輝き、歌手としてデビュー。”Jへ”はMBC 歌謡祭出身としては異例なことに、すぐにKBS 「トップテン」で5週連続 1位を占め、 KBS放送歌謡大賞新人賞, MBC最高人気歌謡賞, 新人賞, 10代歌手賞と初の 3冠王を獲得するなど、デビュー直後から爆発的な人気を博しました。
イ・ソニはヘアースタイルや服装が話題になった、当時の歌謡祭のエピソードを次のように話しました。
”初めて歌謡祭に出たときはパーマ頭でしたが、あの後数十年間パーマはしていません。両親にばれたくなくて変装のためにパーマをかけたんです。あんな髪型になるとは想像もしなかった。服装もパンツ姿だったので、ナミソムに来ていた小学6年生の女の子から借りたんです。その子は泊まる予定だったのかスカートを取りに来なかったの”
”二度ほど韓国を訪れたマイケル・ジャクソンの父親の目に留まり、一緒に歌わないかと提案されました。一度は歌うと決めたのですが。彼はアジア系の5人組ガールズグループを作る予定でした”
イ・ソニが出演した「不朽の名曲」は同時間帯視聴率で1位を記録したそうです。番組では2週に渡り放送され、歌唱力のある後輩歌手たちが参加してイ・ソニの歌をアレンジして競いました。
イ・ソニは2011年にニューヨークカーネギーホールで、韓国の大衆歌手では 4番目に単独公演を行いました。2800 席余りにのぼる座席が皆売り切れという記録を作り、韓国人として最多の観客を動員しました。
”Jへ”
J 吹き行く風に J あなたの姿を見つけると 今日も静かに あなたを懐かしむ
J 昨夜夢の中で J 出会った姿は 胸の奥深くに 残っている
*J 美しかった夏の日が 遠くに消えたとしても
J 私の愛は今も変わらない J あなたを忘れられない J あなたを愛してる
J 二人で歩いた J 思い出のあの道を 私は今夜淋しく歩いてる*
*~*
”思い出のページをめくれば”は、1990年発売の『第6集アルバム』収録曲。イ・ソニが音楽的な変身に挑んだ第6集。叙情的な感性に満ちた、ソフトな起承転結を感じる曲。
”思い出のページをめくれば”
薄れ行く思い出のページをめくれば
結ばれなかった悔いとみじめな贖罪が
*昔話のように 窓辺のホコリのように
胸に積もる遠ざかるあなたの笑顔のように
雨風がなくても 春は訪れ 夏は過ぎ
オオ あなた
涙がなくても 花は咲き 落ち葉は舞う
残りの恋しさを歳月に乗せ
眠りにつく 夢を見る*
1988年にはシン・ジュンヒョンの”美しい山河”をリメイクしました。オリジナルにはない爆発的なアドリブを取り入れて、イ・ソニを代表する曲となり、ソウル五輪オリンピック以降、国際舞台でフィナーレを飾る歌手になりました。
当時イ・ソニは女子学生の間では、男性歌手より人気があり、『お姉さん部隊』といわれるファンクラブができたそうです。
”美しい山河”
*空は青く 雲は白く そよ風に吹かれ ふくらむ心*
木の葉は青く 川の水も青く 美しいここに 私がいてあなたがいる
手をつないでいこう 広野を駆けていこう みんな集まり希望を語ろう
*~*
私たちはこの地で生まれ 美しいこの地で 誇らしいこの地で生きる
燦然とと輝く赤い太陽 青い波がゆらめくあの海がある
なんと素晴らしい私たちの住む場所で 愛するあなたと歌おう
今日もあなたに会って言わなきゃ いつか二人で暮らそう
永遠にこの地で 新しい愛を作り上げてみたい
春夏が過ぎれば 秋冬が来る 美しい山河
あなたの気持ち 私の気持ち あなたと私の気持ちは一つ
永遠に 永遠に みんなみんな果てしなく 仲がいい
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韓国ドラマ「危機の男」 (2002年 MBC 全20話)
韓国ドラマ「危機の男」はBSでも放送されていたので、見た人も多かったと思います。私は中古DVDを買って最近見終えたばかりです。一言いってドラマというより、よその夫婦の痴話喧嘩、別れ話を延々見させられた感じでうんざりでした。
小学生の長女を頭に三人の子供がいるキム・ヨンチョル、ファン・シネ夫婦の前に、大学時代の友人で世界的な女流画家として成功したペ・ジョンオクが、アメリカから帰国して現れます。キム・ヨンチョルとペ・ジョンオクは若い頃愛しあっていたのに、親の意向でむりやり別れさせられた過去があります。今でもヨンチョルを愛しているペ・ジョンオクと妻ファン・シネの間で、葛藤し迷い揺れ動くキム・ヨンチョル。
ただ面白いのは4話までで、それ以降は安っぽい不倫・離婚ドラマになり、泣き顔のアップと、わめいて騒いで叩いて物をぶつけるだけの物語になってしまいます。
ファン・シネ、キム・ヨンチョル、ペ・ジョンオクという演技派揃いなので多少期待感はありましたが、脇の俳優が3人に比べると演技力が落ちてしまうのも残念でした。
キム・ヨンチョルとその親友とシン・ソンウの男3人が情けなさすぎて、タイトルは「危機の男」というより、「駄目な男」と変えたほうがいいかなと。
「危機の男」 2002年 MBC 全20話
演出 イ・グァンヒ
脚本 イ・ソンシ キム・ギホ
出演 ファン・シネ ペ・ジョンオク キム・ヨンチョル シン・ソンウ パク・ミソン キム・ハギュン
1話では社会派の面もありました。キム・ヨンチョルは建設会社に勤務していて、日常的な不正に対して正義を貫く人。下請け会社の社長が自殺したことをきっかけに、会社を退職し、田舎で農業をする生き方を選びます。帰農するも妻のファン・シネを説得できず、農業の計画性もなく、一人で荒地と古い民家を買って暮らします。近所の農民たちの嫌な面も描いています。昔の恋人ペ・ジョンオクと再会し、浮気をしてしまいます。
ファン・シネは浮気を知って涙、涙。最初は泣くシーンに演技が上手だと感動もしましたが、延々悔しくて泣くシーンばっかり続くと飽きてしまいます。浮気相手の売れっ子画家でクールなペ・ジョンオクも涙、涙。
ファン・シネを愛する出版会社社長のシン・ソンウは、禁じられた愛のせつなさがなく、権力者の義父に頭も上がらず、弱い者は強い者にはただ従うだけという夢のない展開。
最後にはファン・シネは自作の絵本がベストセラーになってお金持ちになり、大きな家で子供たちと暮らします。夫の浮気で泣き、妻ある男に想われて、作家として成功する女性の物語でした。
韓国ではファン・シネの生きかたが女性たちに支持されてスカっとしたということでした。でも男たちの描き方がとても哀しい。キム・ヨンチョルの友人も離婚し、最後はガンになって家族にも看取られずに死んでしまう、農業に失敗し一文無しのキム・ヨンチョルはお金持ちのペ・ジョンオクと所帯を持ち田舎暮らし、シン・ソンウはお金持ちの妻と離婚できずに韓国を離れるなど、冴えない男たちを描いた後味が良くないドラマでした。
採点(10点満点中/2点)
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韓国ドラマ「危機の男」(2002年 MBC) OST~鮫を愛した人魚 「マイガール」(2005年
この画像は「マイガール」のOSTですが、”鮫を愛した人魚”は元々、韓国ドラマ「危機の男」(2002年 MBC 18話)のタイトル曲です。ドラマでは歌手はパク・ヘギョンではありませんが、女性歌手が歌っています。全編ドラマでこの曲が流れます。
UPした画像のパクヘギョンのアレンジと違い、「危機の男」のOSTはもっとしっとりとしています。「危機の男」OSTで検索しても、ドラマで使われた歌はありませんでした。
「鮫を愛した人魚」
言葉にすることは できなかったけど
初めて会った あのときのよう
初めて会った あのときのよう
私のところに来て 私を傷つけることも 私は知ってる
あまりにも多く 驚くことも ときめくことも 苦しむことも なく
あまりにも多く 驚くことも ときめくことも 苦しむことも なく
辛くも意外に 少しずつ
ときたま退屈だと 駄々をこねる 愛
君は他の言葉を言おうとするけど
愛してると先に言えば 君はどんな顔をするのか
本当に気になる とても知りたい
*~*
*平凡でもそんな恋がしたい 私の心分かる?
知らんふりする君が憎くて やめたくもあるけど
君なしにはダメなの 君さえも知ってるから
君に負担を与えることはいやだけど
君に負担を与えることはいやだけど
今も君のそばで*
悲しい私
君は他の言葉を言おうとするけど
愛してると先に言えば 君はどんな顔をするのか
本当に気になる とても知りたい
*~*
言葉で言えない恋 そうすれば
私の心分かる?
知らんふりする君が憎くて やめたくもあるけど
私の心分かる?
知らんふりする君が憎くて やめたくもあるけど
君なしにはダメなの 君さえも知ってるから
君に負担を与えることはいやだけど
今も君のそばで 悲しい私
君に負担を与えることはいやだけど
今も君のそばで 悲しい私
「マイガール」OST チョ・グァヌ”鮫を愛した人魚”
イ・ダヘ主演の韓国ドラマ「マイガール」(2005年 SBS 16話),のOSTとして”鮫を愛した人魚”は有名です。ドラマもコミカルでせつないラブシーンもあり、人気の高いドラマです。チョ・グァヌのせつない歌声が恋人たちのバックで流れると、いっそうドラマが引き立ちました。
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韓国ドラマ「スター(スター誕生)」 (KBS 1997年)
「スター」
オム・ジョンファ、イ・フン、キム・ホジン、チャ・テヒョン出演の韓国ドラマ「スター」(スター誕生)は日本ではKBSワールドで2008年に放送されました。途中まで観ていましたが再放送がなく、続きを観たくて中古DVDを買って観る事にしました。
「スター」(スター誕生)は1997年のKBSのドラマです。最近観た1996年制作の「八月の花嫁」(SBS)に比べると垢抜けなくて古臭く感じましたが、ドラマ撮影の雨降りのシーンなどカメラが瑞々しくて、90年代の息吹を感じることができたドラマでした。
芸能界の世界を描き、オム・ジョンファがスター俳優、イ・フンは人気歌手、キム・ホジンは明るいキャラクターで新人俳優として主役に抜擢され、チャ・テヒョンは「H・O・T」のようなダンスアイドルグループのメンバーとしてデビューします。
スター (KBS 1997年 全10話)
演出 チン・スワン
脚本 チェ・ギルギュ ピョ・ミンス
出演 オム・ジョンファ イ・フン キム・ホジン チャ・テヒョン チョン・ホジン チェ・ラン キム・ジョンギュン キム・ジャンフン キム・ドンス
オム・ジョンファは人気女優ですが、新人にCMの仕事や主役を奪われててしまいます。現実でも超人気歌手のオム・ジョンファ。人気にかげりがみえ、焦る様子が観ていて辛くなりますが、アイドルから演技派女優に転向するオム・ジョンファには、ドラマの中ですが応援したくなりました。
イ・フンは過去の盗作疑惑で一時芸能活動を休業、数年ぶりにカムバックします。イフンの異母兄の音楽家のキム・ジャンフンの曲を盗作したのではないかと疑われたのですが、キムジャンフンも音楽活動を休止しまったので、真実ははっきりしていません。
オム・ジョンファとイ・フンは小さい頃から、合唱団で一緒に活動しお互いに好意を持っています。普段のタフで親しみやすいお兄さんと違った、すごくカッコつけたイ・フン。ステージで歌うシーンは映像だけで音がなく、イ・フンの歌が聴きたかったのに残念でした。
いつも笑っている大学生のキム・ホジン。明るくて爽やかな好青年で、オム・ジョンファもキム・ホジンと一緒だと、明るい笑顔を見せます。キム・ホジンの下宿先には芸能界へのダンスデビューを夢見て練習に励むチャ・テヒョンがいます。キム・ホジンはテレビ局のADのバイトをして、ひょんなことからスカウトされドラマデビューをします。下宿の大家のおばさんや息子のキム・ドンスがほのぼのとしていて、下宿のシーンは楽しいです。
マネージャー役のチェ・ランと、キム・ジョンギュン(「明日は愛」でイ・ビョンホンの友人を演じていました)がドラマを引き立てていました。
芸能界の裏話など興味深く観ていましたが、途中から”こんな美人の脚本家いないよー”と思ってしまう、お洒落すぎる脚本家がイ・フンの元恋人として登場すると話にまとまりがなくなってしまいます。イ・フンに捨てられた美人脚本家の復讐話になり、ドラマ前半の明るい雰囲気が変わってしまいました。
イ・フンの異母兄のキム・ジャンフンはダークで気持ち悪い雰囲気で、イ・フンとの間に深くて暗い溝があります。そして盗作問題の真相と謎を残したまま、ラストを迎えるのですが、”いったいこれはなんなんだ”という最終回でがっかりしてしまいました。「八月の花嫁」に続く、『韓国ドラマ最終回でがっかりシリーズ』になってしまいました。
キム・ジャンフンとの盗作問題と、復讐を狙う元恋人の登場がなければ、イ・フン、オム・ジョンファ、キム・ホジン、チャ・テヒョン主演の明るいスター誕生のドラマになったことでしょう。
採点
1話~9話(10点満点/5点)
10話(10点満点/0点)
星なし
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ヤン・ヒギョン&100% ”浪漫ネコ” カン・プジャ&キム・テウ ”君そして僕” ホン・ウニ&
http://youtu.be/JwMd9wLBODE ←ここをクリックしてください
5月31日放送のKBSTV「不朽の名曲”俳優編”」は楽しい企画でした。大御所女優カンプジャ、大ベテランヤン・ヒギョン、かわいらしい中堅女優ホン・ウニ、男優のイ・ジフン、オ・マンソク、コメディアンのキム・ジュノが出演しました。
上の画像はヤン・ヒギョンと男性アイドルグループ「100%」のメンバーで、ミュージカル仕立ての”浪漫ネコ”を披露し、優勝しました。”浪漫ネコ”はロックバンド「チェリーフィルター」の2002年の「アルバム2集」収録曲です。
ヤン・ヒギョンは今年60歳の還暦女優です。1982年にデビュー、現在まで太った脇役女優として数々のドラマに出演し第一線で活躍しています。”朝露”のヤン・ヒウンの妹で、張りのある声が似ていて歌も上手です。”浪漫ネコ”の構成もヤン・ヒギョンが手がけたようで、ミュージカルの舞台もこなせるマルチの女優なのです。「100%」の若者たちは道端の野良猫を演じ、ヤン・ヒギョンは野良猫の世話をするおばさんを演じています。
「浪漫ネコ」
”みんな来て 僕たちの飼い主をみました?見ていませんか 良かった”
♪ 夜になると2つの目が星になる 僕の家は路地裏 月と星が浮かぶ
二度とお魚屋さんで魚を盗まない 悲しく泣いた日々 僕は独りぼっち
海へ行こう クモの糸のアミで魚をとろう ♪
”みんな~ あらあら そろそろ来る時間なのに おかしいわね どこへ行ったの
みんな~ ごはんよ~”
♪ 君は夢見るネコ 美しい都会を照らす小さな星明り
君は夢見るネコ 独りで旅立つ 深く悲しい君の海 ♪
ニャーン ニャーン
♪ 深い海を自由に飛んでいた僕が どんどん沈んでいく
海へ行こう クモの糸のアミで魚をとろう ♪
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1988年「ソリセ」のヒット曲”君そして僕(クデクリゴナ)”はカン・プジャの18番(おはこ)なのだそうで、男性歌手のキム・テウとデュエットしました。73歳のカン・プジャは若い頃はスリムな女性だったそうです。ユーモアのセンスに溢れ、若い人たちにも多いに受けていました。その場の雰囲気に合わせた話題で会話をして、大御所の威張りがなくとても好感の持てる女性でした。
カン・プジャは1962年にデビューして以来、数多くのドラマに出演しています。国会議員も務めました。
「君そして僕」
青い波をかき分ける白帆をかけた船のように
君そして僕
落ち葉が敷かれたあの道を仲良く歩いた
君そして僕
白い雪が降る冬を好んだ
君そして僕
時には悲しみに暮れいつまでも泣いていた
君そして僕
僕たちは空しい心を癒そうと黙ってうつむいた
君そして僕
僕たちは別れお互いが恋しい
君そして僕
http://youtu.be/31436FiYOT4 ←ここをクリックしてください
”あの人”は男性のチェ・ビョンゴルと女性のチョン・ソニョンのデュエット曲で、1978年にヒットしました。現在放送中のKBSTV「王家の家族たち」で歌われて、再び話題になりました。女優のホン・ウニがかわいらしい声で、「ユリサンジャ」のイ・セジュンと歌っています。
ホン・ウニは1980年生まれの34歳です。1998年にMBC公募27期生でデビュー、一番印象深いドラマは「星を射る」(2002年MBC)の悪役でした。
23歳で男優ユ・ジュンサンと結婚、芸能界のおしどり夫婦として有名です。B型のホン・ウニは見た目はおとなしそうなのに、あっけからんとしてさばさばした女性でした。夫のユ・ジュンサンと性格も似てそうで、仲良しなのが伝わってきました。
「あの人」
なぜだかこのまま帰るのは惜しい人 あの人
なぜだかごこでもあえそうな人 あの人
私を好きになってくれそうなあの人
私を愛してくれそうなあの人 そうあの人
”ストップ お前 セジュン 僕だ僕だよ その人とは 僕のことだぞ”(ユ・ジュンサン)
イ・ジフン(「君は僕の運命」(2008年KBS)などに出演)とエイリーのデュエット”ピナリ”もミュージカル仕立てでした。元々歌手だったイ・ジフンは、現在ミュージカルで活躍中だそうで、「不朽の名曲」で本物のミュージカルを楽しめてラッキーでした。画像がないのが残念です。
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韓国ドラマ「八月の花嫁」(SBS 1996年 全16話)
韓国ドラマ「八月の花嫁」は、大好きなキム・ジホの主演で、共演がイ・フンということもあり、中古のDVDを購入し期待して観たドラマです。1996年の作品ですが古臭くなく、キム・ジホの中性的な魅力がとても爽やかでした。
「八月の花嫁」 SBS 1996年 全16話
演出 ムン・ジョンス
脚本 イ・ドクチェ
キャスト キム・ジホ チョン・チャン パク・サンア イ・フン ナム・ソンフン パク・ ヒョンジュン キム・ジョンヒョン パク・ジョンス チョン・ヘソン チョン・ヨンスク
前世の輪廻転生で、現在と26年前の過去が交互に絡みあい、次第に前世があきらかになっていくというストーリーで、謎とサスペンスがあり、次の展開が楽しみなドラマでした。ただ残念だったのは1話から15話までは謎めいて面白かったのに、16話で一気にストーリーが崩れてしまったたことでした。
26年前に死んだ愛し合った二人の主人公が、生まれ変わって、奥深く眠っていた記憶が呼び覚まされます。自分でも分からない何かに導かれるように、二人が前世に成すことができなかった愛を取り戻す過程を描いたドラマでした。 輪廻を通じて継続的につながる愛の連続性を描いています。
カメラマン役のキム・ジホは26年前に亡くなったお屋敷の娘の生まれ変わり。マリン・スポーツのインストラクターのチョン・チャンも26年前に亡くなった男子学生の生まれ変わりです。二人は前世で愛し合い、結婚式をあげる予定でした。
山岳写真の撮影中に嵐に会い、川で溺れて記憶喪失になったキムジホは、山道を彷徨っている時に、暴漢に襲われ重症のナ会長の息子パク・ヒョンジョンを助けます。息子の命の恩人として、ナ会長一家はキムジホを保護し、優しくていねいに接します。
ナ会長は、亡くなった初恋の女性(26年前に亡くなったお屋敷の娘)にキム・ジホがそっくりなので、心をときめかせます。ナ会長は、前世のキム・ジホのお屋敷に仕える使用人の息子だったのでした。中年のナム・ソンフンのねっとりとした視線に違和感を感じるキム・ジホ。
医師チョン・ドンファンの催眠療法で記憶喪失の治療を受けるキムジホはその過程で、序々に前世(26年前の過去)の記憶まで取り戻していきます。そして前世で愛し合ったキム・ジホとチョン・チャンは偶然に出逢い、お互いに惹かれていきます。
ぼけが始まったナム・ソンフンの母親役のチョン・ヘソンの怪演ぶりも楽しめ、娘の死後に外国へ行ったはずの、お屋敷の奥様チョン・ヨンスクの突然の出現にもアッと驚いたりします。
イ・フンはチョン・チャンの友人役で、友人の婚約者、パク・サンアを温かく見守る役でした。
緊張するシーンの後にはイ・フンの後輩キム・ジョンヒョンの軽い演技と、キム・ジホの義姉クォン・ウナのコミカルな演技が笑いを誘いました。
26年前に恋人同士だったキム・ジホとチョン・チャンは現世でもお互いを求め合い、婚約者がいてもその愛を実らせていきます。第一話から描かれる、26年前の結婚式の事件の真相とは何だったのか。殺人なのか事故だったのか、犯人は誰なのか、二人は結ばれるのか、謎が少しずつ解き明かされていき、楽しみに15話まで観ました。
しかしラストの展開にがっかりしてしまいました。15話までのストーリーのつじつまが合わなくなって、謎解きとミステリーが台無しになってしまい、”それはないよ~”と思わず大きな声がでてしまいました。このドラマを観る人は15話までにしたほうがいいのではと思うほどの最終回でした。
1話~15話 採点(10点満点中7.5点)
16話 採点(10点満点中0点)
星なし
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ノ・サヨン&イ・ムソン ”生きるとは何なのか~愛” ノ・サヨン”出会い”
ノ・サヨンとイ・ムソン夫婦。濃厚な二人はお似合いの夫婦で、ラジオやテレビ番組にも出演しているおしどり夫婦です。
夫のイ・ムソンは実業家として活躍。アメリカ育ちで、アメリカの医大を卒業して医学博士でもあります。経営学を学ぶため韓国の大学へ入学、1983年ロックバンドのメンバーとして、「MBC大学歌謡祭」に出場し銅賞を受賞しています。1987年から歌手活動を始め、1992年の2集アルバム収録曲”生きるとは何なのか”がヒットし、2000年までアルバムを発売しています。
2歳年上のノ・サヨンはバラエティ番組などに出演し、タレントとしても活躍中。1978年に第2回「MBC大学歌謡祭」に出場し金賞を受賞。1989年の2集アルバム”出会い”が空前のヒット曲になり、現在でも韓国の中年世代の最も好きな歌として、燦然と輝いています。
1995年に二人は結婚。今ではおしどり夫婦として有名ですが、結婚当初から、何度も離婚の危機があったそうです。イ・ムソンはアメリカ育ちにもかかわらず、古風な家庭環境で育ち亭主関白で、ノ・サヨンは自由な気風の家庭環境だったそうで、そのことが原因で、喧嘩が絶えなかったとか。そんな夫婦でも長年連れ添えば、夫婦としての硬い絆が出来たのだそうです。
「生きるとは何なのか」
愛が何か 痛みが何か まだわからないけれど
縁が終わった後 後悔はしないでしょう
わからない 愛した人たちは こんなことを言う 後悔すると
でも愛さずに 一人で生きていったら もっと後悔する
*愛しながらも 後悔しても一生を さー 皆
馴染んで暮らす人生 大変でも あなただけ愛するよ*
結婚が何か 暮らすのが何か まだわからないけれど
何年か経った後 後悔はしないでしょう
わからない 生きている人々は こんなことを言う 後悔すると
でも二人でなく 一人で生きていったら もっと後悔する
*~*
「愛」
あの頃私は知らなかった あなたの苦しみさえも
与えられることばかり望んだ日々 そんな歳月だけが流れた
暗い夜が過ぎ 夜明けが訪れるように
私へのひたむきな想いを やっと感じられる
*ありがとう長い時 限りないあなたの愛
今また夢を見るすべてを捧げる
日々あなたを見るたび 私は生まれ変わる
数千回幾万回と伝えたい言葉 聞いているの 愛しているわ*
1989年”出会い”は国民的に愛される歌となり、脱北者たちが一番好きな人気曲といわれました。金大中元大統領の愛唱歌としても知られています。
「出会い」
私たちの出会いは偶然ではない それは私たちの願いだった。
忘れるにはあんまりな運命だったから 望みはしないけれど永遠を燃やすわ
*振り返らないで 悔やまないで あーおろかな涙を見せないで
愛してる 愛してる あなたを あなたを愛してる*
*~*
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オム・ジエ 「変わらないわ」「薔薇」
オム・ジエは2010年に「変わらないわ」でデビューしました。2014年春に「好き好き(チョアチョア)」をリリースしています。ハングルで検索してもオム・ジエに関する情報があまりないので、詳しくは知りませんが、Youtubeの画像をみるとフォーク系やアイドル歌謡曲も歌っていて、トロットだけの歌手ではないようです。キム・ヒジンのようにギターでフォークコンサートを行っている画像もありました。
男性フォークデュオ「四月と五月」の”バラ”をライブで。
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デューク・ジョーダン ”ノー・プロブレム” ”アイ・シュッド・ケアー” Duke Jordan ”No Problem" "I Should Care"
デューク・ジョーダン(1922~2006年)はアメリカのジャズピアニストで、1947~8年にチャッリー・パーカー・クインテットの録音に参加、その後スタン・ゲッツなどと共演、1954年に初リーダーアルバム「Duke Jordan Trio」を、1955年にはマイナーレーベルのSIGNALに「Duke Jordan Jazz Laboratory Series vol.1」を録音しました。「Jazz Laboratory Series~」は他に、フィル・ウッズのアルバムがあります。
メンバーがオスカー・ペティフォード(b)、ケニー・クラーク(ds)と最高のリズム・セクションで、アルトサックスが知性派で編曲にも長けたジジ・グライスと、スウィンギーで端正でリリカルなデューク・ジョーダンのピアノに合った編成になっています。
アップしたのはデューク・ジョーダン作曲の”No Problem”で、1974年録音アルバム「Flight to Denmark」(Steeple Chase))からです。、1970年代以降のアルバムでも何回も録音されている、デュ-ク・ジョーダンの代表曲です。
デューク・ジョーダンが1960年に、ブルーノートに録音した「Duke Jordan Quintet」から、”I Should Care”です。
このアルバムは1~7曲目まで、スタンリータレンタイン(ts)ディジーリース(tp)が加わった、典型的なハードバップスタイルの演奏です。8曲目の”I Should Care”だけがピアノトリオで、デューク・ジョーダンのメロディアスなピアノソロを堪能できる名演になっています。
(Kann Dorao)
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1966年の映画音楽 ⑤ ”マリソルの初恋”(Me Conforrno)
「マリソルの初恋」(スペイン・1966年日本公開)は、スペインのアイドル歌手マリソル主演の青春恋愛映画です。映画とテーマ曲が日本でヒットして、シングルだけでなくアルバムも発売され、テレビCMにも出演しました。
テーマ曲”マリソルの初恋(Me Conformo)”は、文化放送「ユア・ヒット・パレード」で3月1日に16位で初登場、3月28日、4月4日、4月11日に1位、6月6日13位までランクされました。1966年の「「ユア・ヒット・パレード」年間ベスト10では9位にランクされました。洋楽ヒットチャート大事典(八木誠著)では、「1966年間ベスト100」で14位に選ばれています。
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