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韓国ドラマ 「オンダル王子たち」③

 「オンダル王子たち」で一番楽しいのがチョ・ミンギです。茶髪でブランド好き、口から先に生まれた男。そそっかしくて軽くてわがままでお坊ちゃまのまま。兄弟たちはいろいろな人の好意に遠慮しますが、次男のチョ・ミンギは腰を低くして”ありがたく頂戴します”と受け取ってしまう、ちゃっかり者です。
 このようなキャラクターのチョ・ミンギは初めて観ました。「コッチ」での真面目な先生か、厳しい顔になってしまったチョ・ミンギしか観てなかったので、最初は茶髪のチョ・ミンギに戸惑ってしまいました。チョミンギもまだ軽い演技に乗っていない感じで、回が進むごとにコミカルさが増し、ドラマを引っ張るムードメーカーになっていきます。
 口では相手に負けた事がないチョ・ミンギの口喧嘩相手として、キム・ジスに偶然にいろいろな場所で出会います。先々で口喧嘩になり、お互いイメージ 2にいい気がしません。
 キム・ジスも気が強くて、母親キム・チャンスク相手に言い負かせては、母親をカリカリイライラさせています。でもすぐに仲良しになるさっぱりとした性格の女性で、母娘は仲良しです。
 
 
 キム・ジスの姉が住んでいる部屋の真上に兄弟たちが引っ越してきます。うるさい真上の住人とキムジス姉妹が、わいわい何だかんだと関わってきてドラマは進んで行きます。イメージ 4
 喧嘩するほど仲がいいということがあるので、キム・ジスとチョ・ミンギがカップルになっていくのかしら、仲が悪いのにどうやって?などと考えるだけでも面白いドラマです。
 3男のイ・ジュヒヨンが働く高級料理屋の支配人がチャン・ソヒです。このドラマのあとに、同じ脚本家のイムソンハン「人魚姫」のヒロインに抜擢されます。「オンダル王子たち」のチャン・ソヒは、表情も柔らかく、美しく知的な女性を演じています。「恋の予感」(1997年)「彼女の家」(2001年)「火花」(2000年)のイメージ 3キャラクターとは全く違い、チャンソヒの役作りの見事さには感心してしまいました。両親の死で悲しみを抱えていて、優しいイ・ジュヒョンと関わりあっていきます。
 兄弟たちとキム・ジス一家とチャン・ソヒの勤める料理屋が絡む、ドラマの展開がとてもテンポがよくて面白いの一言なのです
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韓国ドラマ 「オンダル王子たち」②

 「オンダル王子たち」

     演出  チョ・ジュンヒョン(「一枝梅」1993年)
      
  脚本  イム・ソンハン(「ずっと会いたい」「人魚姫」)
 
 
 リッチ家具の社長ピョン・ヒボンは愛人を何人も作る強権的な父。息子たち(ホ・ジュノ、チョ・ミンギ、イ・ジュヒョン)は酔って父に反抗するものの、王のような父に殴られて文句も言えない情けない男たちです。
 そんな父は愛人(チェ・ミンギル)の娘(イ・セヨン)を、目に入れても痛くないほど大事にしています。母親違いの妹として、4兄弟にも愛されてのびのび育っています。天真爛漫な幼稚園児のイ・セヨンに付き合う大人のお兄さんたち。家の中でかくれんぼして遊んでいます。
 ある日から強面だった父が、急に4兄弟のご機嫌取りを始めます。兄弟たちは不思議そうに父親に付き合い、お互いに親近感を感じていきます。それが愛人チェ・ミョンギルの入籍のためだと分かった兄弟たちは、父にあいそをつかせてしまいます。イメージ 5そんな最中にリッチ家具の工場で火災が起こり、会社が倒産、父親も脳溢血で亡くなってしまいます。
 離婚して家に戻ってきた長男のホ・ジュノは会社の常務で大のゴルフ好き、ブランド品を身に付け遊んでばかりいる茶髪の次男チョ・ミンギ、優しくていつでもニコニコの3男イ・ジュヒョン、兄たちに愛されているぼーっとした高校生の4男チュ・ハヌル。
 何不自由なく上流の暮らしをしていた4兄弟は、お金、家、車、家具、洋服などすべてを債権と社員の退職金に使い、一文無しになってしまいます。イメージ 2一年だけ住める知人のアパートでのドタバタな貧乏生活が始まります。
 父の愛人のチョ・ミョンギルは兄弟たちへの援助を断りますが、娘のイ・セヨンはかわいそうな兄たちにお小遣いをあげたり、家のおかずを持っていったり。母親に叩かれても兄たちに会いに行きます。
 チェ・ミョンギルのほかに愛人がいて赤ん坊を置いて逃げてしまい、兄弟たちが弟として育てるはめになり、ミルクを飲まない赤ちゃんの世話に途方にくれながらも兄弟力をあわせて育ていきます。イメージ 3
 強権的な父親の怒るシーンは時代劇を観ているようで、シリアスなドラマかしらと思いながら観ていましたが、兄弟と小さな娘(イセヨン)が家の中でかくれんぼするあたりから、シットコムのようなコミカルな演出になり、抱腹絶倒な面白さになります。
  特に父親が息子たちにご機嫌をとっていくシーンは、怖い父親のキャラクターも変わって滑稽になり、お腹を抱えて大笑いしてしまいました。イメージ 4
 4人兄弟に赤ちゃんまで加わり、てんやわんやの大騒ぎ。母乳を求めるホ・ジュノが面白可笑しくて、何度も見返してしまいました。
 悪役や怖い役を演じることの多いホ・ジュノは、「ずっと会いたい」と同じようないい人を演じています。長男として一家を背負う責任があり、貧しくなっても頼りがいのある優しい兄を演じています。
 
 
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韓国ドラマ 「オンダル王子たち」(MBC 2000年)①

 
 
 久しぶりに夢中になって観ている韓国ドラマ「オンダル王子たち」。1998年のMBC演技大賞総なめの「ずっと会いたい」を観た方なら絶対必見です。脚本が同じイム・ソンハンで、高視聴率をとった第2弾のドラマです。
 「オンダル王子たち」を観ようとレンタル屋さんへ行きましたがありませんでした。次から次へ新しいドラマがうまれるので、古いドラマは店頭からなくなってしまっています。なのでレンタル流れの中古DVDを買い、今楽しく「オンダル王子たち」を観ている最中です。
 面白くて面白くて、演出もシットコムのようで大笑いしています。シリアスな場面ではホロっと涙ぐんでしまいます。
 ホ・ジュノ、チョ・ミンギ、イ・ジュヒョン、チュ・ハヌルと4兄弟は地味な顔ぶれですが、キム・ジス、キム・ヘソン、キム・チャンスク、パク・クニョンが加わり芸達者な俳優陣が楽しくドラマを盛り上げています。
 大金持ちの4人の息子たち。父の会社が倒産し、父も亡くなり一文無しに。お屋敷から知人の小さな部屋へ移り住んだ4人。そこへ父の愛人の赤ん坊まで育てるはめに。貧乏を味わいながらも面白可笑しく展開していきます。お金持ちのお坊ちゃんたちなので苦労を知らないせいか、のほほんとして、かわいそうなのですが、楽しいのです。
 もう一つの家族は優しい父(パククニャン)と明るい母(キムチャンスク)のいる家庭で育った気の強い娘(キムジス)の3人の家族。嫁に行った長女(キムヘソン)もいます。この4人の何気ない日常会話が、ドラマをゆったりとほのぼのとさせています。
 最初はそれほどでもないのですが、10話すぎるとあれあれ?と思うほど乗ってきて面白くなっていきます。次がどうなるか気になって続けて観てしまい、寝不足になりそうです。最近のドラマとは比べ物にならない面白さで、超おすすめです。
 
 
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ヤン・ ヒウン 「限界領(寒渓領)」

 
 
 ハ・ドッキュ作1985年の歌です。題名は「寒渓領」とも訳されています。KBSテレビ「開かれた音楽会」では「限界領」でした。「開かれた音楽会」の歌詞とは違う歌詞もあります。「オ」と「ウ」の一字違いで大きく意味が違うのでどうでしょう。( )で表しました。
 最高に熱い今年の夏。真夏に聴くのは涼しくていいですね。。ヤン・ヒウンは良い曲が多いのでUPする回数も増えます。
 
   「限界領」「寒渓領」
 
 あの山は私に来るな 来るなと(泣かないで 泣かないでと)
 足下(月下)には濡れた渓谷 重なり合う山中
 あの山は私に忘れろ 忘れてしまえと
 この胸を撫で下ろす
 *ああそれでも一筋の 風のように生きてゆきたい
 この山あの山へと涙の雲をつれ 漂う風のように
 (この山と涙と雲と共に 流れる風のように)
 あの山は私に下りろ 下りろと
 疲れたこの肩を強く押す*
 *~*
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キム ボムリョン 1985年のアルバムから「ピョルビッソゲ ニム」「クスンガン」

 1985年に「パラン、パラン、パラン(風、風、風)」でデビューして28年になります。この1985年にリリースしたアルバムから気になった曲をUPします。
 このジャケットのカン違いしているキム・ボムリョンが面白い。
 
 
 
 
 
”ピョルピッソゲ ニム”は”パラン、パラン、パラン”と同じ一押しの曲のようで、ビージーズを意識したファルセットが面白い。一分過ぎから”一人ビージーズ”になります。もともとビージーズが好きなので気にいってます。
 
 
 
 
 
 
 
 
  ”クスンガン(この瞬間)”もお気に入りの曲です。ディスコ仕立てでマイケルジャクソンのスリラーをイメージした感じ。♪あ~、あ~、あ、あ、あ、あ、♪のサビからが面白い。曲調がインドのマイケルジャクソンに似ています。
 このLP欲しいです。韓国音楽の旅をしているので、フォーク、ポップス、歌謡曲まで古いレコードがあれば欲しいのですが、韓国の中古レコード屋さんへ行けばあるのでしょうか。
 
 
 
 
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RIAA(リア )「涙」

 
 
 
 リアの”涙”です。3rdアルバムの中の”涙”は1998年12月にはH・O・T、チョ・ソンモなどの超人気グループ・歌手などを抑えて、ヒットチャートの1位になりました。
 1996年に1stアルバム「個性」でデビューしたリアは、独特な声と抜群の歌唱力で人気を博し”ユートピア””4つしたい話”などのヒット曲をリリース、1998年にはカン・サネとの来日コンサートもありました。4thアルバム発売時に事務所とトラブルを起こし、人気が落ちてマイナーな活動をするようになりましたが、2009年には6thアルバム「元気をだそう」を発売しています。
 「開かれた音楽会」では久しぶりの登場に、司会のファン・スギョンから「とても特徴ある声と、パワー溢れる歌唱力と、個性的なヘアスタイルでわたしたちの記憶に残っています」と紹介されていました。15年の歳月が流れてもこの曲は胸キュンの良い曲ですね。新曲「嘘よ」とホンギョンミンとのデュット「今は」で声量豊かで元気なステージを披露しました。
 
  「涙」
 こうなると思わなかった 愛を感じたの
 さよならという言葉に 泣いてしまったの
 私にはそんな悲しいことは 起らないと思っていたのに
 私たちが初めて会った日 覚えている
 あなたに似てしまった姿 今さらどうすればいいの
 もうあなたに会っても 私だけの一方的な想い
*泣いたの涙を我慢できなくて泣いたの
 泣きはらした目で眠りについた
 苦しすぎて空も泣いてる これが別れだとは知らなかった*
 
 一人残ってしまった 信じられなかった
 世界が私を捨てて みんな私を捨てたの
 もう駄目になりそうなのに どうやって生きていけばいいの
*~*
*~*
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イ・イェリン 「いつも変わらず」「夜来香」

 
 
 2009年3月の「7080」で司会はイ・イェリンを「1990年代に大人気を博した、清純かつセクシー女性歌手です。女性歌手の人気は軍人に聞くと一番に分かります。当時軍人たちに大人気でした」と紹介しています。
 イ・イェリンは1994年に”ポプラの木下で”清純派アイドルとしてでデビュー。1996年にリリースした”いつも変わらず”で、アップテンポのダンスナンバーに大きく変身し、人気を不動のものにします。イ・イェリンの詳しい記事はこちらでhttp://contents.innolife.net/lista.php?ac_id=13&ai_id=3454
 
 
 
 
 
 
 
 
 当時のライブの模様です。90年代のダンスの振り付けが今と違い、ひとつひとつのアクションが大きくて見ていて楽しいです。
 
  「いつも変わらず」
 
 愛するひとがそばにいて あなたの瞳には私が溢れる
 この世のすべてが変わるとしても 私を離さないで
 朝の日差しが窓をたたくとき あなたの腕で眠りから覚め
 年をとり姿形が変わっても いつも変わらず 私を抱きしめて
 Come on Baby Tonight
 愛してるの言葉はもっと甘く この世が過ぎても忘れないで
 あなたを見る私の姿が変わらないように
 寂しかった過去は忘れて あなたの愛を受け入れるわ
 隠してきたあなたのどんな言葉も感じられる
 私たちを取り巻く噂が邪魔しても いつまでもずっと惑わさないで
 私の小さな過ちに未熟さを感じても いつも変わらず私を信じて
 Come on Baby Tonight
 愛してるの言葉はもっと甘く この夜が過ぎても忘れないで
 あなたを見る私の姿が変わらないように
 
 
2011年「夜来香」
 
 清純派アイドルからセクシーダンスアイドルへ。そして事務所の関係で芸能界を引退し、中国料理店の事業家へ転身し成功。2008年には英国留学。そして大人の歌手としてカムバック。2011年にはトロットの歌手として、今までのカリスマを完全に捨てて、街角テレビでも歌うトロットのお姉さんとして戻ってきました。”夜来香”のコンセプトは中国風のオリエントです。扇子を使った踊りがポイントです。
 変身に次ぐ変身。自身は次はジャズアルバムかもしれないし、民謡歌手かもしれないといいます。イ・イェリンはジャンルを超えた歌手です。
 中華風のアレンジも冴えて、トロットの枠を超えた良い曲ですね。
 
 
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チェ ソンス 「伴侶」

 

 

 「コンサート7080」200回記念で、”7080世代”が選ぶ「ベスト30」の20位に選ばれたチェ・ソンスの”伴侶”です。1987年のヒット曲です。2013年の「開かれた音楽会」では司会のファン・スギョンが♪愛したい~最後の日まで♪のフレーズを歌いました。
 チェソンスは1980年代後半に活躍し、1995年に突然アメリカへ渡りバークレー音大で学生として学び、自身の音楽の世界を探求します。
 帰国してからは、大人のためのチェソンスの濃厚な音楽の世界を披露しています。現在、長安大学の実用音楽科の教授として招かれています。
 
  「伴侶」
 まだ僕には悲しみがかすかに残っている
 あの日を思い出そうとすると いつしかかかった霧
 空しい夜を行きかう日は どこへ向かえばいい
 暗闇に行き場を失い 独り彷徨う迷路
 誰か僕と一緒に 泣いてはくれないだろうか
 誰か僕と一緒に 歩んでくれるだろうか
 愛したい 空しい心を満たすまで
 愛したい 生きる最後の日まで
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キム ジョンホ 「白い蝶」「名前も知らない少女」

 
 
  「コンサート7080」200回記念で7080世代が選ぶベスト30の14位に選ばれたキム・ジョンホの”白い蝶”。1976年のヒット曲です。
 1970年代稀代のシンガー・ソングライターであるキム・ジョンホは多くのヒット曲を残し、1985年に33歳の若さで肺結核で亡くなりました。彼の残した曲はいろいろな歌手がリメイクし、国民的な歌として歌い継がれています。
 
  「白い蝶」
 
 う~ 考えないで 過ぎた事は う~ 恋しがらないで 行ってしまう人なのに
 花びらは散る
 *悲しまないで 時がくればまた咲くのだから 寂しがらないで*
 う~ どこに行ったの 道に迷った旅人は 
 う~ どこに向かうのでしょう あの人を探す白い蝶
 花びらは散る
 *~*
 ほかに代表曲としては”名前も知らない少女””雨の中を二人で””あの星と月も””小さな鳥”があります。
 チュ・ガヨルがキム・ジョンホの3曲をメドレーで歌っています。
 
 
 
 
 
 ”名前も知らない少女”
 
 柳の葉を摘み 池に浮かべ
 寂しげに見つめる 名前も知らない少女
 夜は深まり 山鳥は眠りにつき
 誰も訪ねてこない 小さな池に
 月影に濡れた金色の波
 風にゆらぐ 
 ゆらぐ波に 心をなだめようと
 静かに待っていて 寂しげに振り返ると
 霧の中へ 消えていく
 名前も知らない少女
 
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