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「1968年のポップス 」 ⑰ ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ「I Can't Quit Her」「 You've Made Me So Very Happy 」

 

 

 

 ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ(Blood Sweat & Tears)のファースト・アルバム「Child Is Father To The Man(子供は人類の父である)」(1968年)から、アル・クーパー(Al Kooper)の作曲で「I Can't Quit Her」です。 ”I Can't Quit Her”はメロディーだけでなく、ピアノのイントロやオーケストレイション、ギター・ソロ、中間部からのブラス・セクションのアレンジがセンスが良く最高です。

 アル・クーパーは1967年にブルース・プロジェクト(Blues Project)を脱退後、スティーブ・カッツ(Steve Katz)、ボビー・コロンビー(Bobby Colomby)、ジム・フィールダー(Jim Fielder)と音楽活動を始め、さらにホーン・セクションのロック・バンドを作るためにフレッド・リプシウス(Fred Ripsius)、ジェリー・ワイス(Jerry Weiss)、ディック・ハリガン(Dick Halligan)、ランディー・ブレッカー(Randy Brecker)のホーン奏者をメンバーにして、8人組のブラッド・スウェット・年アンド・ティアーズを結成しました。アルバムのプロデューサーは、ポップ・グループのサークル(Cyrkle)や後にザ・バンド(The Band)の1枚目、2枚目をプロデュースし有名になったジョン・サイモン(John Simon)です。

 

 

 

 ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズはファースト・アルバム・リリース後ヴォーカルが弱いと言う理由で、バンド創設者のアル・クーパーが解雇され、デビッド・クレイトン・トーマスがヴォーカリストになりました。

 セカンド・アルバム「Blood Sweat & Tears」はブラス・ロックのシカゴと同じジェームス・ウィリアムス・ガルシオによってプロデュースされ1968年12月にリリースされました。シングル”You've Made Me So Very Happy”は1969年3月にリリースされ、全米2位にランクされるヒットになりました。ベリ-・ゴーディー Jrとブレンダ・ホーロウェイの作品です。

 

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