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夜の銀狐

2023-05-26 16:58:07 | 中産階級ハーレム
ソログリースデラノーチェ、愛しているのさ。小さなマンション探しておいたよ、2人で住みたい。

「小さな」ってのがミソかな、小坂明子。典型的なムード歌謡である「夜の銀狐」、長期入院から復職した2001年、労組の隣の分会で書記長をやっていた人が同僚になっていて、カラオケの十八番がこの曲。電話局時代のならわし的に、どの分会でも書記長が金庫番のような形で飲み会や旅行を仕切る。親分肌タイプが多く、会社での先は知れているからか、組合活動に付随する夜遊びの方が主体になってしまい、その人の場合は離婚後、小料理屋でバイトしていたバツイチ子持ち女を愛人にして、その女をママとして店を持たせ、仲間を店で飲ませる。私もその1人で、会社を辞めてからもよく誘われた。

あるときママが眼帯をしていて、どうしたのかなと思ったら、元書記長が携帯で呼び出されて席を外した際に「殴られたの」と眼帯を外して腫れた瞼を見せてくれた。女を殴るような人に見えないのだが、親分肌のB面は暴力というわけか。私が組合活動をやっていた分会の書記長は、やはり離婚して、定年前に病気で死んでしまった。



1) 斉条史朗 / 夜の銀狐 (1969 - Single)



2) Culture Club / Do You Really Want to Hurt Me (1982 - Single)



3) Clifford Brown & Max Roach / Time (1956 - At Basin Street)



4) Erasure / Always (1994 - Single)



5) Ian Neal / Kingdom of the Birds (2008 - A Monstrous Psychedelic Bubble, Vol. 1: Cosmic Space Music)



6) Them / Don't Look Back (1965 - The Story of Them Featuring Van Morrison)



7) Broadcast / Before We Begin (2003 - Haha Sound)



8) Joe Wilder / Darn That Dream (1956 - Wilder 'n' Wilder)



9) ゆらゆら帝国 / EVIL CAR (1998 - 3×3×3)



10) David Axelrod / The Human Abstract (1969 - Songs of Experience)



11) 金井克子 / 他人の関係 (1973 - Single)



12) Stereolab / Come and Play in the Milky Night (1999 - Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky Night)


13) 美川憲一 / 柳ケ瀬ブルース (1966 - Single)



14) Jerry Goldsmith / Galaxy a Go-Go! or Leave It to Flint (1966 - Our Man Flint OST)



15) James Brown and the Famous Flames / Lost Someone (1963 - Live at the Apollo)



16) 増位山太志郎 / そんな女のひとりごと (1977 - Single)


17) Beach House / Zebra (2010 - Single)



18) Tubby Hayes / Israel Nights (1964 - Tubbs' Tours)



19) 黒沢明とロス・プリモス / ラブユー東京 (1966 - Single)



20) Julie London / Cry Me a River (1955 - Julie London Sings Film Songs)




会社を辞めてしばらくこのようになってました。先述の元書記長が、会社員時代末期の私にキャバクラ遊びを教え、金で買えるならというわけでソープで童貞を捨ててキャバ・風俗に散財。2009年ころには「ベニスに死す計画」など称してジャニー喜多川みたいなことをやろうとして当ブログの黒歴史にもなっている。そもそもヴィスコンティが糞ヤクザだったんですね。空しい。飲む打つ買う系の遊びは依存症を招きやすく、やればやるほど喉が渇き、卑屈になる。借金や、健康を損ねたり元も子もない。

とはいえ、主語が大きくてごめん、日本人なんてみんな卑屈ですよ、強者に媚びへつらい、弱者を見下しいじめる。中抜き大好き、多重下請け、外国人技能実習。個々はマジメで優しいとしても集団になるほど卑屈で尊大で無責任になる。集団の和を乱す者、人付き合いの苦手な者は蔑まれ、のけ者にされ、無力な状態に置かれる。といってもし集団内で上手く立ち回ったとしても、たとえば会社員であれば長時間の拘束と監視、通勤、住宅ローン、子どもの教育問題などなど足枷がたくさん。いっときでもそれらを忘れてお気持ちお立場を分かち合いましょうというわけで、労働者向け飲む打つ買う娯楽がさまざま用意されている。

パチンコやったことない。もしパチンコの題材になっていないとしてもガンダムや北斗の拳は嫌いだ。風俗なんかくだらないって分ってる。ホストに騙されてとかも、性病もある。心から好きなのは高校の友人(もちろん同性)だけなんだから童貞を貫いて堂々と生きるべき。でも無理なんだ、テレビや漫画、学校教育、会社勤めと、一人分の人生よりもっと前から「代官の接待を受ける鎌倉時代の図太い百姓」が日本人のロールモデルになっていて、英国で産業革命が起って中流階級が形成されるより早く、井原西鶴は結局は世間(という人間マーケット)には勝てないから浮いたり沈んだり打算的に生きるしかないという小説を書いている。そして私はこれまでの曲がりくねった卑屈な人生を糧にして当ブログを土台にエロ同人誌作りの道を歩むことになった。


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