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坂本龍一の20曲

2020-03-26 18:57:31 | 音楽
ツイッターを開くと動悸が高まり肩凝りがキリキリ痛む。コロナウイルスによる各国の恐ろしい光景、数値やグラフ、要人の発言などが連続で目に入るのでパニック映画のような効果を挙げるのだ。イタリアだって大半の人は元気に暮らしている筈で、赤ちゃんをあやす母、室内でダンスする人、あいくるしい動物、花見を楽しむ日本人などの様子も挿入してくれたらと思うが、逆に考えれば映画・その原作小説・ニュース番組などは恐怖で人を扇動するプロパガンダとして使えるということだ。きょうも煽られて食品を買い込む人びとの姿が(週末のため・東京&近県限定)。

かつてゴキブリみたいな小説家の都知事が自己宣伝のため誘致を目論んだオリンピックが、わが国のコロナウイルスへの対応を遅らせ、経済的な損失を膨らませる厄介物になってしまった。オリンピックも開催都市と国威発揚のプロパガンダ。わが国は末端の国民、現場の労働者ほど優秀で、社会的地位が高く責任が重くなるにつれ反比例してBAKA・無能になる。世界の同じ階層と比べ。国民の優秀さにエリートが甘えてしまって堕落する傾向が強く、コロナへの政府のゆるふわ対応も、元気な高齢者が多くきれい好きな自助努力の気風によって助けられている状況だ。もちろんこれは各国の模範にはならない。韓国の迅速果敢な対応は模範になる。J-popがゲロ以下であるのに対しK-popが世界の商品になっていることとも通じる。

「世界のサカモト」も例外ではない。彼はボーカルが弱くインスト曲が多くなるが、「テクノ」「映画音楽」というジャンルに助けられた面があり、電子音楽本来の才能としてはエイフェックス・ツイン、オウテカ、ボーズ・オブ・カナダといった真の天才とは差がある。また日本には他にスター性のあるポピュラー音楽家がいないことも、工業輸出大国「日本代表」的なイメージで彼が認知されるのに寄与したろう。

そして彼は80年代の広告人間だ。テクノブーム・解散商法・化粧品CMソングで清志郎とキス・映画出演と音楽担当・多くの歌謡曲の編曲・今だから・アカデミー賞・各国の著名ミュージシャンと交流やゲスト参加。ごっつええ感じのアホアホマン。Energy Flowがインスト曲としては唯一オリコン1位になったこともCMソング+知名度の効果であろう。サッカー協会会長・グレタさん・志村けんさん・チャールズ皇太子などなど、コロナウイルスの広まるスピードは、飛行機で飛び回りたくさんの人と会うセレブを象徴している。しかし最も勇敢にウイルスと戦っているのは現場の医療関係者や公務員なのである。





Thousand Knives (1978 - Thousand Knives of Ryuichi Sakamoto)



Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic (Tong Poo) (1979 - Yellow Magic Orchestra)
東京都中野区出身・68歳。子どものころからピアノを習い、東京藝術大学在学中にスタジオ・ミュージシャンとして活動するように。細野晴臣のアルバム『はらいそ』に参加したことから高橋幸宏を加えた3人でYMOを結成。このアルバムは78年11月の1stをリミックス及びジャケ差し替えた米国向けで80年初めにシングルComputer Gamesとアルバム両方で米英チャート入り。



Neuronian Network (1979 - Summer Nerves)



Yellow Magic Orchestra / Technopolis (1979 - Solid State Survivor)
Yellow Magic Orchestra / Behind the Mask (1979 - Solid State Survivor)
♪トキヨ~。鮮烈であった。80年2月末だったか、高校の合格発表を見たあとテクノポリスのシングルを買った記憶。坂本の母校と私の母校は都立高同士でスポーツ系部活の対抗戦を毎年行う。Behind the Maskは彼の最高傑作で、わが国の音楽としては最も米英的なロックンロールに迫った曲の一つではないか。



WAR HEAD (1980 - US: Ultimate Solo)



Thatness and Thereness (1980 - B-2 Unit)
Riot in Lagos (1980 - B-2 Unit)
この年のテクノブームはすごく、とくに坂本は「教授」として次第にテクノにとどまらない存在感を獲得。しかしYMO最初の2作の分りやすさに対しこのソロは「難解」とされた。それは業界としてはアイドルや演歌歌手に分りにくい曲を歌わせるわけにはいかないだろう。



Japan / Taking Islands in Africa (1980 - Gentlemen Take Polaroids)



David Sylvian & Ryuichi Sakamoto / Bamboo Houses (1982 - Forbidden Colours CD Single)



Merry Christmas Mr. Lawrence (1983 - Merry Christmas Mr. lawrence OST)
Pitchforkの80年代アルバム200選で163位。誰か忘れたが有名な黒人ミュージシャンが「このタイトル曲の影響でピアノの練習を始めた」と語っているのを聞いた。坂本自身はドビュッシーとバッハの影響を受けたそう。私がこの映画の情報を初めて耳にしたのはビートたけしのオールナイトニッポンで「ラロトンガ島で映画を撮っている」と。キャストの話題性に頼ったよくない映画だとも思う。



Self Portrait (1984 - 音楽図鑑)



The Last Emperor (1988 - Gruppo musicale)
Sweet Revenge (1994 - US: Ultimate Solo)



中谷美紀 / MIND CIRCUS (1996 - Single)
私の年間チャート24位(96年)。オタク・オリエンテッドなアイドルポップ。中谷美紀って人は有名になれれば何でもよかったのかな。↓の曲の日本語版も歌っている。



The Other Side of Love (feat. Sister M) (1997 - Single)
Energy Flow (1999 - US: Ultimate Solo)



Undercooled (2004 - Single)



Alva Noto + Ryuichi Sakamoto / Berlin (2005 - Insen)
Christian Fenneszともコラボしているようだ。「(映画のあと)デビッド・ボウイに連絡を取らなかったことが悔やまれる」発言はおこがましい。共演相手を選ぶのはボウイだ。あなたは選ばれなかった。



Solari (2017 - async)





人権派義士 @hakubaek31 3月22日
人はなぜ■通案件だと冷めてしまうのか。■通イズムを暴露して「■通に踊らされる人は偏差値40以下」と教えてくれたこの人の功績ではないだろうか。■通の企業体質が反感を買うのは当然で、■通を批判すること自体は問題ないが、作品や作者まで叩くのはやり過ぎだと感じる。戦犯企業■通は謝罪しろ!

かぶ1000 @kabu1000 3月18日
ブログを更新しないと逃げたと言われ、更新したらフルポジじゃないのかと言われ、一体私はどうしたらいいんでしょうか。これだけ前例のない暴落の中、専業投資家の私はまずは生き残らないと行けません。そのため方針転換する事もあります。それも許されないんでしょうか。投資は自己責任のはずなのに…

マガジンひとり @magazine_hitori 3月24日
どうして小池じゃなくて安倍なの? やっぱ財界のCMガールに過ぎないの? ガールじゃないけど

dowachang @dowachang 3月21日
ツイッター、何の価値もない、デマに惑わされ、憎悪を煽り合い、質の低いコンテンツが蔓延し、悪貨が良貨を駆逐し、広告代理店がアガリを持っていく90年代に人々が夢見た自由で未来あるインターネットの断末魔のようなSNS

Kohei Kawaguchi @mixingale 3月25日
富裕層の税金上げると富裕層は海外に出てくっていうけど、いま出ていく海外がないからある意味上げ放題じゃない?
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