Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

Former president(プラキダ・バラクオバマイ)

2019-06-04 20:13:15 | ウミウシ

前半は青空も見えましたが、後半は雨交じり、さらにそのあとは雷交じり…だった本日のやんばるです。

まあ、梅雨ですからね…。

もっとも、明日から数日は晴れアイコンが並ぶ予報になってます。

風は南西。曇ときどき晴れ、のち雷雨。

■■

2017年10月19日にハワイで観測された天体は、天体観測史上初となる太陽系外から飛来した恒星間天体であると目される天体でした。

2017年11月7日、この恒星間天体に対して『Oumuamua(オウムアムア)』と名付けられました。

最初この名称を聞いたとき、すごく不思議な響きの言葉だなぁ…と思ったものですが、これはハワイ語なのだそう。その意味は、『斥候』あるいは『最初の使者』というような意味なのだとか。

ハワイ語の不思議な響きと言えば、『パパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメント』なんていう舌を噛みそうな国定海洋保護区もあります。2006年にジョージ・W・ブッシュ大統領によって設立された海洋保護区なのだそうで、その名称は、ハワイの母なる大地の神『パパハーナウモク』と父なる天空の神『ワーケア』が合体した名前なのだとか。

これは、『パパハーナウモク』と『ワーケア』が合体することによってハワイ諸島が生まれ、ハワイ先住民も誕生したというハワイ人の宇宙論が由来なのだそうです。

イザナギとイザナミの国産みのような感じなのでしょうか。男神と女神によって島が産まれるというのは、日本だけではないのですね。

それはともかく、この『パパナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメント』は、2016年にバラク・オバマ大統領によって4倍以上に拡大され、151万平方キロという規模になりました。これは米国の国立公園を全て合わせた面積を超える広さで、日本国土の約4倍にあたるのだそうですよ。

■■

さて、このことを踏まえた上で…

〈ハダカモウミウシ科ツマグロモウミウシ属プラキダ・バラクオバマイ Placida barackobamai 19年4月23日 沖縄島崎山〉

学名種小名は、『バラク・オバマ氏の』の意。

バラク・オバマ前大統領への献名です。

本種は以前はツマグロモウミウシ(Placida cremoniana)とされていましたが、Placida cremoniana の中には3種の別種が含まれているとして、2017年にその3種が新種記載され、4種に分割されました。

その内のハワイ産の本種に Placida barackobamai の学名が付きました。

前述の『パパナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメント』を世界最大級の面積に拡張した業績に対してなのだそうです。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Naraka(タキベラ) | トップ | 我が輩は…(ケラマコネコウミ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。