Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

sp.(ダルマハゼ属未記載種)

2022-02-01 20:37:45 | ハゼ科

朝からたっぷりの日差しを浴びられた本日のやんばるです。

風もゆるやかで、気持ち良~く過ごせた一日でした。

インターバルには陽光が心地良くてうとうとしたり…。

沖縄気象台が、本日ヒカンザクラの満開を観測したと発表しました。

平年値より三日早く、去年とは同じ日の満開となりました。

でも明日からは数日ぐずついた空模様になりそう…。

風は北東。晴れ。

■■

『sp.』

『エスピーピリオド』

今日、生物の学名は属名と種名(種小名)の二語を並べる方法で表記されています。

この方法は二名法、または複名法と呼ばれています。

例えばダルマハゼならば、Paragobiodon echinocephalus と表記され、Paragobiodon が属名、echinocephalus が種小名になります。学名は斜体で表記するのが普通な感じ。

因みにダルマハゼという日本語の名前は標準和名と呼ばれています。図鑑の日本語名は標準和名ですね。対して学名の方はラテン語です。

前述のsp. は種名の特定できない場合に属名の後、種小名の位置に表記されます。つまり属は分かるけど種はまだ分からないということ。

sp. のピリオドは省略していることを表し、『sp.』は『species』のことです。

これを日本語で表すときは、三つの表し方があるよう。

僕の勝手な印象ですが、図鑑でよく見かけるのは〇〇属の1種。ネットニュースなんかでよく見かけるのが〇〇属の新種。

そして論文系の文章等で見かけるのが、〇〇属未記載種…って感じかな…。

あとsp. は斜体にはしません。これは種小名ではありませんから。

■■

さて、この子も未記載種のようです…

〈ハゼ科ハゼ亜科ダルマハゼ属未記載種 Paragobiodon sp. 21年11月17日 沖縄島安和〉

小さなサイズで成熟するダルマハゼ属の未記載種である可能性が高い個体です。

標本に基ずく検討が行われていませんから、はっきりと言い切れませんが…。

体側の白い斑点が特徴です。

 

 


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