風と陽光のバランスが心地良かった本日のやんばるです。
今週は暖かな日が続きそう。
水温もボトムは過ぎたような気がしたり…。
南風の比率も増えているような気もしたり…。
春が着実に近づいている感じ。
あちらこちらの路上にサトウキビが落ちてるこの頃です。
風は北東。晴れたり曇ったり。
■■
少し前から『陽キャ・陰キャ』って言葉をよく目にするようになりました。YouTubeなんかで。
陽気なキャラクターを『陽キャ』、陰気なキャラクターを『陰キャ』と言うのだそうですが、元々は1990年代後半から2000年代半ば頃に、近畿地方の学校で一部の生徒が使用していた言葉なのだとか。
いわゆるスクールカーストに関する言葉なのだそうで、中学生の学校生活を描く某ドラマでも取り上げられたことがあるのだとか。
ですがこの言葉は全国区にはならず、2010年代に入る頃には死語になっていたのだそう。それが2016年頃からネットスラングとして再び使用されるようになったのだとか。そして全国区の言葉になったよう。言葉ってこんな風に流行ったり廃れたり、いつの間にか意味が変化したり…、とかして面白いですね。
『陽キャ・陰キャ』と同じような表現として、『ネアカ・ネクラ』という言葉が以前からありました。
どちらの言葉で表現するかで、世代が別れてしまいそうですね…。
『ネアカ・ネクラ』という言葉は、ずっと以前からある言葉なのだろうと思っていたら、そうではありませんでした。
この言葉は漫画家のいしかわじゅんによる造語で、1970年代後半から森田一義、つまりタモリさんが流行らせた言葉なのだそう。
意外と、というか全然最近生まれた感じですよね。僕の方が先に生まれてますから…。
『ネアカ・ネクラ』の意味なんですが、ネアカは根っからの明るい人。ネクラは根が暗い人。これって、対義語として微妙におかしくないでしょうか。
『ネアカ・ネクラ』が対義関係なら、根が明るい人と根が暗い人、になるのでは…とか思えたり。
実はタモリさんも本来はこういう意味で使ったのだとか。つまり見た目や立ち居振る舞いが暗く見えても根が明るい人間はいる、という意味。またはその逆の人間もいる、という意味で。
この言葉も少し意味合いが変化しているように思えたり…。
■■
さて…
〈ヨツスジミノウミウシ科ハクセンミノウミウシ属ネアカミノウミウシ Cratena sp. 21年1月15日 沖縄島安和〉
背側突起の中腸腺が透けて見え、その根元が赤い本種。
つまり本種のネアカは、根が赤いという根赤の方ですね。
ただの赤の語源は明るいの明(アカ)ですから、全くかけ離れていると言うわけでもないような…。
〈同種同個体 同日 同ポイント〉
この個体は卵を背負っていました。
どうやら寄生者の卵のよう。
ネアカミノウミウシの背側突起は、先細った先端が刺胞嚢。
戦略としては的確なのではないでしょうか。