Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

静かな人(ハワイトラギス)

2019-07-09 20:20:42 | トラギス科

もどり梅雨でぐずついた天気が続いてますやんばるです。

あと数日、こんな天気を引きずりそうです。

気温は夏日か真夏日なんですけど…。

風は南~南西。曇ときどき弱雨。

■■

僕が小学生の頃、『ハメハメハ大王』という童謡がみんなのうたで流れてました。

南の島のロマンチックな王様の歌で、その王様の名前が『ハメハメハ』。

この歌の設定では、『ハメハメハ大王』は、『カメハメハ大王』の友達ということになっているのだとか。

『カメハメハ大王』とは『カメハメハ1世』のことで、ハワイ王国を建国し、初代国王となった人物です。

古い文献では『ハメハメハ』と表記される例も見られるそうで、まあつまり童謡のほうの『ハメハメハ大王』は『カメハメハ大王』がモデルなのでしょう。

『この石を動かした者は、ハワイ全体の王様になる』という言い伝えのある重量3.5トンの『ナハの石』を青年時代に動かし、その通りにハワイの王になったという伝説を持つ人物でもあります。

アーサー王が石から剣を引き抜いたような感じの物語ですね。王様にはありがちな伝説なのでしょうか。

ところで『カメハメハ大王』で画像検索をしますと、ハワイ州の3箇所にある銅像の画像がヒットしますが、これらはカメハメハ大王本人の姿ではないのだそう。

像の建立当時の王であるカラカウアが宮廷の中から選んだ、特に見た目が美しい男性がモデルなのだとか。

やっぱり建国の大王はイケメンでないと、ということなのでしょうか。

見た目はともかく、性格はどうだったのでしょう。『カメハメハ』はハワイ語で『孤独な人』・『静かな人』という意味なのだそうですから、常に冷静で寡黙な王様だったのかもしれませんね。

因みに、某スーパーサイヤ人が使う技の『かめはめ波』は、この大王の名前が由来なのだそうです。

■■

さて…

〈トラギス科トラギス属ハワイトラギス Parapercis schauinslandi  19年5月21日 沖縄島安和グスク〉

学名種小名は『schauinsland氏の』の意。

末尾が i で終わる献名ですね。

『ハワイ』という名前も当然ハワイ語でして、『生命と水がある場所』という意味なのだそう。

そういう場所がタイプ産地のトラギスです。

 

コメント
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