Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

見る・視る・観る(キンギョハナダイ)

2018-12-31 19:06:51 | ハタ科

朝と夕方にどんより雨交じり…、という感じの空模様が続いてますやんばるです。

年が明けてもこんな感じが続きそう。

冷え込みはだいぶやわらぎ、風も弱まりつつあります。

風は北東。曇一時弱雨。

■■

人の情報入力の大部分は視覚からの入力なのだとか。大部分というのがどのくらいかというと諸説あって、80パーセントだとか83パーセントだとか87パーセントだとか…、とにかく8割から9割は目から情報を得ているわけです。

生物がいつ視覚的な能力を身につけたかは定かではないようですが、爆発的な進化を遂げたのは、約5億2000万年前のカンブリア紀なのだそう。

いわゆるカンブリア爆発と呼ばれる現象のなかで、目が生存に有利な機関として進化と多様化を進めたのだそう。

日本語で目を使う基本的な入力行為には、『見る』と『視る』と『観る』がありますね。

『見る』は物の形や色を感じたり、状態を判断したりすること。

『視る』は対象を注目して見る。対象物を認識すること。

『観る』は念を入れてものを見る。ぐるりを見回すこと。

といった感じの使い分けのよう。

水中では、まずは見て、次に視て、そして観る。という感じではないしょうか。

■■

というわけで…

〈ハタ科ハナダイ亜科ナガハナダイ属キンギョハナダイ Pseudanthias squamipinnis 18年12月3日 沖縄島安和〉

人間の場合には、目は非言語コミュニケーションの役割も大きく担っていますよね。

魚と見つめ合っても、知性を感じずにはいられません。

 

コメント
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