Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

Short picture(タイワンマトイシモチ)

2018-08-31 19:59:19 | テンジクダイ科

気持ちのいい青空と凪の海…、という日が続いてますやんばるです。

嵐の前の静けさ…、とかでなければ良いのですが…。

台風21号は、今のところ大東島の東側を北上していきそうですね。

沖縄島に、どのタイミングでどのくらいの影響があるのかは微妙な感じです。

猛烈な強さですからねぇ…。

風は南東。晴天。

■■

マウリッツ・コルネリス・エッシャーはオランダの画家で、〈トロンプ・ルイユ〉つまりだまし絵で有名な人物です。

たぶん誰でも、彼の作品を一度はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

例えば流れ落ちているはずの滝の水が、いつの間にか滝の始点に戻っている『滝』という作品や、その構造がとても不可思議なちぐはぐになっている建物を描いた『ベルヴェデーレ(物見の塔)』という作品などが有名です。

エッシャーの作品そのものではなくても、それをモチーフにした作品などにはあちらこちらで出会えるような気がします。

その彼の作品に『メタモルフォーゼⅡ』というものがあります。

この作品、縦の幅は20センチメートルなのですが、横の長さはなんと約4メートルという非常に細長い作品です。

変身という意味を持つメタモルフォーゼという言葉が、その言葉通りにいろいろな図柄に変容して、最後にまたメタモルフォーゼに戻るというものなのですが、こう書くだけではこの絵の面白さは全然伝わらないでしょうね。

エッシャー展は今日本を巡回中ですので、興味のある方は『メタモルフォーゼⅡ』の実物をご覧になって下さい。

東京展は終わってしまいましたが、大阪展は11月から始まるようです。

ところで長さ4メートルの絵画は世界で一番長い絵画ではないだろうか、と思って調べてみたら…

いやいや4メートルどころではありませんでした。

世界で一番長い絵画は3444.1メートルなのだとか。

これ、世界一長い絵画としてギネスに登録されているのだそう。というか、ギネス記録に挑戦するプロジェクトで制作された絵画のようです。

■■

さて…

〈テンジクダイ科タイワンマトイシモチ属タイワンマトイシモチ Foa brachygramma 18年7月24日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

学名種小名は『短い絵(図柄)』の意。

長い絵があるのだから、短い絵もまああるのかな…とか思ったりもしましたけど、長い絵というのはイメージできても短い絵というのは上手くイメージできなかったり。

図柄というか模様が、近縁種と比べて短いとかでしょうか。

この学名も、いろいろと妄想を誘う系の名前だなとか思えたりも…。

 

コメント
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