ギラギラの日差しで海は凪。良い感じだった本日のやんばるです。
南から吹く風が心地よくて、もう真夏は過ぎちゃったなぁ…、って感じたり。
しかし洋上ではまた新たな熱帯低気圧が発生してますね。
今年は本当に多いなぁ…。
風は南~南東。晴天。
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ヨーロッパのアルコールとしてはワインとビールが最も古く、ワインの醸造は6000年前のメソポタミア地方で開始されたとされているのだとか。
エジプトで発見された古代壁画にも、ぶどうの栽培などのワイン作りの工程が描かれていたり、酒壺の文字が残されているのだそう。
今では嗜好品ですが、ワイン等のアルコールは元々は薬としても用いられていたようですね。
赤ワインに含まれるポリフェノールには優れた抗酸化作用があるため、赤ワインを大量に摂取している南フランスでは、動脈硬化の患者が際立って少ないというデータもあるのだそうで、薬とまではいえなくても健康効果はあるようです。
話しは変わって、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンという人物をご存じでしょうか。
キリスト教ローマカトリック教会において、聖人のなかでも特に学識に優れた人物に送られる『教会博士』という称号を持つ修道女です。
約900年前の中世ドイツの人物で、神秘家でもあり、作曲家でもあり、預言者でもあったとされています。
そしてまた彼女は医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とされています。
当時の修道院は祈りを捧げる場所であると同時に治療院としての役割も大きく、彼女は薬草(ハーブ)療法で様々な人々を助けたのだそうです。
薬草療法に使われるハーブはいろいろとあるようですが、ヒルデガルトだけが使ったとされるハーブが幾つかありまして、その一つにニガハッカというハーブがあります。
シソ科の多年草ハーブで、その名の通り薄荷の匂いのする花を咲かせるのだとか。
これを白ワインで煮て飲むと、喉のケアになるのだそう。
それだけでなく、ニガハッカは気管支や副鼻腔などの粘膜にも効果があるとされているのだそうで、何だかダイバーにはありがたいハーブのように思えたりも。
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さて…
〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属アオイソハゼ Eviota prasites 18年7月24日 沖縄島新里〉
画像は幼魚。
学名種小名は『ニガハッカで匂いつけしたぶどう酒』の意。
何がどうなって、こんな学名がついたのでしょうか。
突拍子なさ過ぎて、いろいろな妄想を掻き立てられる学名ですよね…。