Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

ホワイトドラゴン(コンシボリガイ)

2018-02-16 19:37:52 | 水中生物

後半雨交じりだった本日のやんばるです。

といっても雨は午後遅くだったので、雨に降られた気分にはなりませんでしたけど。

風は南寄りで、心地よい一日でした。

いい感じのお正月ですね。

そうそう、今日は旧暦の1月1日ですよ。

週末から来週にかけても、寒そうな日は見当たらない週間予報になってます。

風は南~南西。晴れときどき曇、のち雨。

■■

原産地はメキシコまたは中南米の熱帯雨林。その栽培現場では「ピタジャ」とか「ピタージャ」とか呼ばれ、中国語名は火龍果。

分類的にはサボテン科ヒモサボテン属の果実。

この果実は、日本ではピタヤと呼ばれたり表記されたりすることもあるそうですが、しかし一般的に知られている名前は…

『ドラゴンフルーツ』

断然、こちらの名前の方がなじみがありますよね。

もちろんこの名前は、中国名をそのまま英語にしたもの。

初めてこの果物を見たとき、『龍のタマゴみたい…』とか思ってしまいました。

まあ、龍のタマゴの実物を見たことはありませんが。いやその前に龍自体の実物を見たことがなかったりもしますが…。

ところで、ドラゴンフルーツとは厳密にはヒモサボテン属の一品種 Hylocereus undatus の果実につけられた商品名なのだとか。

この品種の果肉は白いので、厳密にはドラゴンフルーツの果肉は白色なのだそう。

しかしドラゴンフルーツには、この白肉種以外にも赤肉種や黄皮白肉種等があり、それぞれホワイトドラゴン、レッドドラゴン、イエロードラゴンなどと呼ばれているのだそうです。

当地では夏にあちこちで目にしますが、全国的にはどうなのでしょう。

マイナーなフルーツなのでしょうか…。

■■

さて…

〈ミスガイ科コンシボリガイ属コンシボリガイ Micromelo undatus 18年1月18日 沖縄島安和〉

学名種小名は『波動した、鈍波形の』の意。

ホワイトドラゴンと同じ種小名です。

ホワイトドラゴンの方は、その葉の縁が尖っていない波形状、つまりは鈍波形。

本種の方は、貝殻の模様。茶色の螺帯が3本入り、この間に弓状に曲がった縦線(つまり鈍波形の線)が入るところからでしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

貝なのか、後鰓類なのか、境界線上にいる生物です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする