薄曇りの空からときどき陽光が…、という感じだった本日のやんばるです。
風はゆるやかで、海も穏やかな日が続いてます。
年末から年始にかけても、そんなに冷え込む日はなさそう。
空模様の大きな崩れもなさそうな感じです。
風は北東。曇ときどき晴れ。
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『白点』
この漢字、何と読みました? 『はくてん』ですか、それとも『しろてん』ですか。
どちらに読んでも正解です。
『白点』と書いて『はくてん』と読む方は知っていましたが、『しろてん』の方は今日まで知りませんでした。
『白点(しろてん)』とはテストで答案用紙に何も書き込めず、その結果の無回答0点のことなのだとか。
因みに、テストでの落第点は『赤点』、落第点をギリギリ免れた点数を『桃点』と言うのだそう。
『赤点』という言葉は学生時代によく使いましたけど、『桃点』や『白点』なんて言葉は使ったことがありません。
新しい若者言葉らしいのですが、最近の学生さんたちはテストの結果をこれらの言葉で表現しているのでしょうか。
一方『白点(はくてん)』と読む方の言葉は、胡粉などを用いて白色で加点した訓点のこと。
胡粉とは東洋画に用いる白色顔料。そして訓点とは、ヲコト点・返り点・送り仮名・振り仮名などの総称。
つまり、漢文を訓読するために、漢字の上や脇に小さく書き加えられた文字や記号のことです。
すると今どきの学生さんは、
「この前の漢文のテストで白点(はくてん)が解らなくて白点(しろてん)になっちゃったよ」
なんて会話をしているのでしょうか。
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さて…
〈Samlidae科Samla属ハクテンミノウミウシ Samla riwo 17年11月27日 沖縄島安和〉
和名の通り、褐色の背面に細かな白点が密に入っています。
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あと『白点(はくてん)』には、鋼材の破面に現れる白色の光沢をもった斑点という意味もあり、これは鉄鋼用語なのだとか。
『白点』
この二文字、結構広範な意味を持つ言葉だったのだと気づかされたり…。