Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

中休み…(ヒポカンパス・バージバンティ)

2015-05-26 19:11:05 | ヨウジウオ科

梅雨っ梅雨した日が何日が続いていたやんばるですが、今日は青空がひろがりました。

風向も変わり乾いた心地よい風が吹いてたり…。

強めの陽光と涼風とのバランスがちょうどいい感じの一日でした。

水温の上昇と共に、潜水時間も長~くなっていってるこの頃です。

風は北東。晴れ。

〈ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属 Hippocampus bargibanti (通称ピグミーシーホース) 15年4月27日 沖縄島ホーシュー〉

属名のヒポカンパスはギリシャ神話に登場する半馬半魚の生物。

ポセイドンの戦車を引く獣なのだそう。

何とも勇ましい感じがしたり…。

本種にはそれに見合う勇ましさは…、まあ…ないですねぇ。

うちわ状に枝が広がる八方サンゴ類に住む本種。

その八方サンゴ類と同じ体色で、体表にはその八方サンゴ類のポリプが閉じた状態と非常によく似た突起を持っていたり。

見事な隠蔽擬態。

戦うより隠れろって感じですか。

これ、閉じた状態に似ていることがミソなのではないでしょうか。

敵が最接近したときは、当然ポリプは閉じるはずですから。

危険度が高まれば高まるほど、擬態の効果もアップするということではないのかな。

画像のポリプが閉じてしまっていることの言い訳ではないですよ…。

 

コメント
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