Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

皐月(ツユベラ)

2015-05-01 18:56:07 | ベラ科

穏やかな晴れ空…という表現がピッタリくるような空模様だった本日のやんばるです。

リズミカルに前線が発生・通過していき、それにともなって風向もリズミカルに変化する日々が続いてます。

まあ、そういう時期ですからね…。

予報によると、早ければ4日、そこで入らなければ7日にって感じのよう。

梅雨入りタイミングのことですよ。

どちらにしても秒読み段階ってところでしょうか。

もっとも、明日までは気持ちよく晴れそうですけど。

風は北西~西。晴れのち曇りがち。

〈ベラ科カンムリベラ亜科カンムリベラ属ツユベラ Coris gaimard 15年4月2日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。

ツユといってもこちらのツユは『露』のほう。

成魚体側の青色点模様を露と見立てたのでしょうか。

老成するとともにその青色点は消えていきますので、それもまあ露っぽいかな…。

画像のような幼魚には、露っぽさはまったくありませんが。

この鮮やかな体色と意味ありげな模様には、何らかの防衛的な効果があると思われるのだとか。

いわゆるベーツ型擬態か、それに近いような役割を発揮しているのかも。

しかしこの幼魚に特定のモデルがいるとは思えず、この体色・模様が有毒生物や不味い生物の一般的シグナルのような機能なのならば、それはミュラー型擬態かそれに近いものかも、とも思えたり。

さらには画像をじ~っと見てると、あちらこちらが欠けた枯れ葉のように見えるかも、とか思えてきたりして、すると隠蔽擬態とうい気もしてきたり…。

そしてもし幼魚時代に摂餌しやすくするために、そういった静物を模倣しているのなら、それはベッカム型擬態かもという気も…。

あれ、妄想の領域に踏み込んでるかな……。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする