Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

不要不急…(セグロヘビギンポ)

2015-05-11 19:24:30 | ヘビギンポ科

朝の予報では一日中曇り空な感じだったのですが、午前中から日差しあり、午後には陽光サンサンになった本日のやんばるです。

台風6号は着実に沖縄島に迫っておりますが、今日のところはフツ~に凪な海でした。

まあ、明日の朝には大荒れになってそうですが…。

強い台風6号は、暴風域をともなった状態で、明日の前半に沖縄島に接近・通過しそうな予報。

コンパクトな台風のようで、接近時に急激に荒天化するようで、どうなることやら。

もっともこれから速度がググンっと上がるそうで、明日の後半には晴れ間が見られるような予報だったり。

台風対策の方はもうバッチリ終わってますし、テレビのニュースで『不要不急の外出は控えて下さい』って言ってましたから、明日はぐうたらして過ごします。

といっても、もともと明日は休みの予定だったのですが…。

風は南東。曇のち晴れ。

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属セグロヘビギンポ Enneapterygius tutuilae 15年4月15日 沖縄島安和〉

婚姻色あるいは求愛色の個体。

僕のイメージでは、ヘビギンポ科が婚姻色を出し始めると、春だなぁ…って感じたり。

婚姻色とは、繁殖期に雄の全身や腹面の体色が著しく変化すること。精巣から出る雄性ホルモンによるのだそう。求愛行動で触発刺激の役割をすることも多いとか。

ヘビギンポ科は赤系、濃い赤や黒みがかった赤に染まる種が多い印象ですが、それが雌へのアピール、あるいはシグナル(蛍のような?)になっているのでしょうか。

それとも雄性ホルモンの分泌からの抑えきれない興奮が、体色に現れているのか。

いや、その興奮自体を雌にアピールしているわけか。

一方で、この体色は雌へのアピールだけではなく、ライバルの他個体雄へのシグナルでもあるという意見も。

自身の興奮度や攻撃性の強さをアピールしているということでしょうか。

何にしても格好いい……。

色もそうですが、それよりも開ききったトサカ、じゃなかった第一背鰭も格好良すぎる。

この全開の鰭も、雌やライバル雄へのアピールになっているのでしょうか。

見れば見るほど、格好いい被写体です。

もっとも、頭部の装飾や赤い体色に格好良さを感じるのは、特定の世代だけかもしれませんが……。

 

コメント
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