湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

敗戦の悲劇と反省への疑問

2015-08-16 14:12:24 | Weblog
日本の”戦後”とは何かといえば
それは、戦争に負けたことから始まった時代ということです
負けたことが全ての始まりでしたから
それまでの日本を批判することが、日本の戦後思想となりました

負けたのは、軍隊が弱かったのか、作戦がまずかったのか
おそらく、その、どちらでもあったでしょう
ところが、戦後の日本で優勢なのは、軍隊と作戦に対する批判ではなく
戦争をしたこと自体を批判することでした

これは、おかしなことです
戦争は日本一国ではできません
相手がいたから、できたのです
しかも、その相手は、日本を上回る軍事力と
日本を打ち負かす見事な作戦を持っていたのです

日本人が味わった、大東亜戦争における大きな不幸は
日本が劣勢になってからのものです
敗戦が近付き、終戦の工作を始めてからのものです
空襲も、原爆も、ソ連の参戦も、そうです
日本が優勢であれば、勝っていれば
味わわなくてよい不幸でした

日本は、日本を打倒すべく待ち構えていた
強大な敵と戦い、敗れたのです

戦争それ自体が悪という考え方は、思想としては正しくとも
大東亜戦争を反省する方法として間違っています
そういう考え方であれば
アメリカもソ連も、批判されてしかるべきであり
むしろ、戦後も戦争をし続けた彼らをこそ批判すべきなのです





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