無意識日記
宇多田光 word:i_
 



今朝私が日記書いてる間にヒカルさんがツイートしてたのね。後から知ったわ。


@utadahikaru : 新曲「Gold ~また逢う日まで~」が
7月28日(金)にリリースされます。映画『キングダム 運命の炎』の主題歌です。冒頭の1分ちょっとが流れるトレーラー🤗

My new song “Gold -Mata Au Hi Made-” is coming out on July 28th! The first minute and a half can be heard in the trailer for the film “KINGDOM: The Flame of Destiny”

posted at 2023/7/10 7:55

https://twitter.com/utadahikaru/status/1678176064630038528


@utadahikaru : またA. G. Cookと一緒にプロデュースしました。早くフルで聞いて欲しいな👩🏻‍🏫

Co-produced it with A. G. Cook again. Can’t wait for you to hear the whole song!

posted at 2023/7/10 7:59

https://twitter.com/utadahikaru/status/1678177191341744132


と、2件立て続けに。ヒカルさんが『Gold ~また逢う日まで~』という曲名をツイートするのはこれが多分初めてだが、やっぱりスペースは全角なんだ…! 作詞者のこだわり、作詞者からの指定であったか。特に疑っていた訳ではないのだが(私も最初からずっと全角スペースで書いてるしね)、これで漸く安心してこの表記を使えるよ。…いや待てヒカルさんが公式の記述をコピペしたからというだけの可能性も…いやいやいやいや、もう観念して安心しなはれやあんさんも(笑)。


ということで、出ました『早くフルで聞いて欲しいな』ツイート! これは結構頻繁に出てくるヤツで、『Goodbye Happiness』でも『花束を君に』『真夏の通り雨』でも『誓い』でも言ってたみたい。あれだね、作曲者としては小出しにせず全編にわたってのファースト・インパクトを体験して欲しいってのが本音なのかもしれないねぇ。小出しにした方がプロモーション上効果が高いとかで了承はしているものの。そこは商業音楽の宿命みたいなとこですね。

なので、フル解禁まで聴くのを我慢してる人はヒカルさんに感想めっちゃ期待されると思うので是非そこは頑張って…! しっかり聴いた直後の新鮮なメッセージを届けてあげてね。

あたしは前回書いたとおり、もうワンコーラスだけで大変満足感が得られたのでこのあとこの曲がどんなことになっていようがオールOKですたい。アンビエントになってようがデスメタルになってようがPJハーヴェイになってようがシガーロスになってようがね(笑)。もうこの歌詞とピアノのトーン、そして圧倒的な歌唱力が堪能できたので既に「宇多田ヒカルの新曲」としての役割は果たした感じ。あとは商業的成功がどれだけ得られるかというPop Musicianとしての価値基準軸での評価がどうなるか話が移りそうだが、それについても当日記で追々触れていくとはいえ、それは私の価値基準ではなく単に話題のひとつという感覚になりそうね。逆の方が辛いのよねぇ、自分が気に入ってるのにめっちゃ世間で(どこだいそれは?)ウケてるってのが。今んとこそうなったことないからいいんだけども。

しかしこんな優しい歌声で今まで子守歌を歌って貰って眠りに就いていたとすると、ダヌくん、今後生きてく上でそれ以上の幸福感を得られるかちょっと心配になってくるよ。でもそれと引き替えに(?)圧倒的な自己肯定感を得られる気がするので、やっぱり歌声というのは大切なものなのだなと実感し直してますわ今。『Gold ~』のワンコーラスを聴いてね。このまま静かに終わる曲だったら、タイトルの割に結構サウンドがうるさい『Good Night』と共に「寝入る直前に聴く宇多田曲リスト」に仲間入りすること請け合いだぁね!

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土曜日の朝に『Gold ~また逢う日まで~』の新たなるパートが解禁、公開になった。これで前の部分と合わせるとワンコーラスが判明したことなりそう。

『No, No, 知らないよ
 あなたのように輝けるもの
 No, No, 飾りにも
 誰のものにもならない Gold』

歌詞はこんな感じかな? 冒頭の「のううぉうお、のううぉうお」は、その後の文が「知らない」「ならない」と否定文なので多分「No」だろう。でその「ならない」のあとに何て歌ってるのかわからなかったのだが「Goldでは?」というコメントを発見。そうか、ここでタイトル回収すんのか! なるほどね。そう思って聴き直してもそれでもあんまりGoldには聞こえないんだけど位置的にタイトルだとしっくり来るのでこれで正解かな。

で、率直な感想を申しますとですね、「もう映画館行かなくていい気分」になってしまいまして。なんというか、宇多田ヒカルの新しい曲のひとまとまりを聞けて満足してしまったというか「もうこれで全部でいいでしょ」という気分になっちゃいましたのよ。

実際のところ、先に公開されてるパートからは想像していない方にメロディが推移した印象でな。優しく静かに軽やかな、ジャズのようなフォークのような、そしてそのどちらでもないあたりの感覚よね。ピアノのコードとリズムの取り方、そして歌い方の素朴さの割にかなり凝ったコーラスワーク。全く音楽性は違うが、ボサノバが出てきた時の「技術も理論も要るのにメチャメチャ聴き易い!」っていうそういう感想が出てくる曲になってそう。

勿論、前から様々に妄想してるように、『BADモード』アルバムかの流れを汲めばここから「予想もつかない展開」が更に押し寄せてくるだろう、という見立ては勿論出来る一方で、このままシンプルに終わってくれるんならどちらかというとアルバム『初恋』の路線に近くて、宇多田ヒカルウォッチングの視点からしたら「『BADモード』のエレクトロニカ路線からの「揺り戻し」で『初恋』のオーガニック路線に回帰するのもアリかな」なんていう見立ての方も可能かなと。

そうなのよね、次のステップに進む時には今までの作品から「推し進める」場合と「揺り戻しする」場合の両方があるからね、なんだかこれでますますわからなくなったわ。新しいパートが聴けてますますわからなくなるってどういうことなの(笑)。普通は情報が更新されたら予想の幅が狭まるもんなのにねぇ。やれやれ。

いずれにせよ、この『Gold ~また逢う日まで~』という歌は、そんな周囲の喧騒を他所にしっかりとひとつの世界を確立して届けるべき人に届く歌になっているということを知れたので、あたしゃ満足してるっすよ。

でも、うむ、ヒカルさんが『ぜひ大音量で』と言ってくれてる以上、私も結局映画館に足を運ぶことになりそうですわね。そのコメントがどういう意味なのか、ますますわからなくなった上で、ね!(笑)

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