無意識日記
宇多田光 word:i_
 



声優の演技は大したことない的な事書いた気がするけど、流石にサーバルちゃん役のおざぴゅあの奮闘は賞賛せねばなるまい…今年分の声優アワード助演女優賞は決まりなんでないかな…主演女優賞は幼女戦記という強力な…(ぶつぶつ)…。

おっとっと、今日で2016年度が終わりなんだよね。簡単に総括しとこっか。

今年度は見事なまでに『Fantome』年度だった。4月の頭から新曲が2つタイアップ、うちひとつは9月末までの半年間、日曜以外の毎朝毎朝毎昼毎夜156回、もうひとつは今日まで!平日夜に52週間、ずっとテレビから流れ続けた。こんなにずっとメディアからヒカルの歌声が届き続けた年度は初めてなんじゃないか。

本体『Fantome』は出荷とデジタルという変則集計ながらミリオンヒットを記録、各種チャートやクリティックでも好評価を叩き出し極めつけは瞬間風速ながらiTunes Store USAで総合チャート3位(か6位)をマークした"事件"な。年明けに『光 Ray Of Hope Mix』EPも同チャート2位を記録してフロックでない事を見せつけた。

テレビ出演も豪華だった。ミュージック・ステーションでの『桜流し』を皮切りにNEWS ZEROではインタビューと『真夏の通り雨』の弾き語り、NHKでは『SONGS』でまるまる50分トークと歌、更にはクリスマスに小田和正と共演し年末には遂に紅白歌合戦に出演とまぁ至れり尽くせりだった。

他のメディアも充実してたぞ。ネットでは14年ぶりの生放送ストリーミングで生パフォーマンスを2曲披露、ラジオでは101局を乗っ取って55分間(地域によっては1時間)『Fantome Hour』を一週間、文字通り日本中で流し続けて"ラジコ・タイム・フリー"の口火を切った。今や皆シェアラジオにお世話になりまくりだ。

ラジオといえば最後の3月にぶっこんできた「MUSIC HUB」が凄まじかった。椎名林檎嬢直々の提供による「丸の内サディスティック」の超公式カラオケ・デュエット。まさかこんなところでヒカルの新たな"カバー"が聴けるとは夢にも思っていなかった。

その3月には長年慣れ親しんだEMI/VirginからSONY/Epicへの移籍。沖田さんのFacebookのニュアンスだとEMI/Virginとの不和などが原因な訳ではなく、純粋に新しい挑戦の為の環境づくりのようだ。クリス"ダディ"デイヴとの共演が発覚したのも移籍と無関係ではない…かどうかは、追々明らかになるだろう。

これだけ全方位から充実した活動を見せつけてくれた宇多田ヒカルの2016年度・平成28年度。何の文句があろうかと。ないよね、と言いかけて「いやいやいやいや」と皆で立ち止まる。「復帰後のライヴ・コンサートがまだぢゃないか?」と。明らかに2017年度の宿題はこれに尽きるのだが果たして会場は確保出来ているのやら。照實さんの呟きが希望の光。

という事で来年度の展望は、あれだけ種々満載だった2016年度すら"踏み台"にして新曲・新作、そして新しいライヴコンサートを期待する年度になりそうだ。一体2015年度までの3年間/5年間/8年間は何だったのか、考えるだけ無駄である。いい未来が待ち受けているのなら、せめていい顔をして迎えたい。今降る雨が新しい春を連れてくることを信じよう。

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やっと「けものフレンズ」最終回を観たですよ。まだ観てない人は急いでこのページを閉じるんだ(笑)。

期待通りの最終回でした。大団円。粗筋を説明すると「ワンピース」に酷似する、という特徴がいちばん出たのがこの回ではなかったか。強大な敵を前にして今まで助けてきたフレンズたちが応援にかけつける。皆の見せ場をはらみつつ、最終的に撃退してめでたしめでたし。そして宴。海を前にして出会いと別れ。ついてくついてかない。もう完全に「ワンピース」。王道って素晴らしい。

勿論たつき監督が「ワンピース」を真似した訳ではなく、物語の王道を突き詰めるとこうなる、という収斂結果だ。「けものフレンズ」は「ワンピース」でいえばひとつの島編をワンクールでダイジェストで纏めてみました、という作品だった。

にしても、最後の最後までブレなかったね。この作品の最大の武器である"ファイン・チューニング"が実によく効いていた。直前のたつき監督のインタビューで、「もしかしたらボスか誰かとはお別れになるかな?」とふと頭をよぎったが、いやはや見事な落としどころ。「ワンピース」ではメリー号をそのまま沈めてしまった(船首は残ってるけども)が、「けものフレンズ」はああやって人格(?)を残した。この、2017年仕様の微調整のセンスが、この作品の陳腐化を大きく防いでいる。

中には、まだ解決されていない伏線が残っている、と不満を漏らす声もあるかもしれないが、続編を期待できると思ってくれれば。OVAでも2期でも劇場版でも。実写化だけは、明らかに変な雰囲気になるのでたとえハリウッドから声がかかっても断るしかない。

まぁそもそも、おまぃら真剣に観すぎ(笑)。残った伏線といっても、ぼーっと観てる分には気にならない要素ばかりだ。先代のサーバルちゃんが何なのか、くらいかねぇ、あからさまに残ってるのは。本来、ゆったりまったり観て癒やされる作品なのだから、伏線回収云々は副次的な楽しみ方だった筈が、人気が爆発し過ぎて謎解き班が頑張り過ぎたな。それも楽しみ方のひとつとはいえ、前回述べたように「この作品に過度な期待は禁物」なのですよ。

だから、順当過ぎる最終回に肩透かしを食らったと感じる向きもあるかもしれない。仕方がない。それくらいバズった。全世界のツイート・トレンドで第2位だったんだって? まさに若干ゃ草生えるですよ。

これからかばんちゃんとサーバルちゃんが次々と他の島を訪れる展開にすれば、第2期以降も制作可能だが、ちょっと売れすぎたので監督の作家性が担保し続けられるかが心配、というのがこれからWebでまとまる総論になるだろう。しかし、この全12話でブレなかったから大丈夫なんじゃないかな。ばけもの仲間の「ワンピース」はご覧の通りネタ切れなどどこ吹く風、加速し続ける一方だからね。私は素直に続編を期待したいと思います。何よりやっぱり癒やされますからなぁ。

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