無意識日記
宇多田光 word:i_
 



次の「MUSIC HUB」があさって放送だ、と今言われて愕然としているところ。ほんとすぐ来るんだな一週間って! 『KUMA POWER HOUR』が1ヶ月とか2ヶ月とか待たされていた事を思い出すと「矢継ぎ早」と形容したくなるほど早い。いやぁ楽しみだね。

番組アカウントによると次回は2人のカラオケらしい。ほんまにただの飲み会垂れ流しやんけ(笑)。だがそれがいい。椎名林檎を歌うとあるので期待大だ。もしこれを小袋君の方がフルで歌っていたとなるとこちらの期待感を粉々に砕け散らした罪で彼の好感度は地の底の底まで落ちるであろう。ヒカルの林檎嬢のモノマネは古いファンにはお馴染みだが、果たして真似て歌うのだろうか。寧ろ宇多田ヒカルの歌声で椎名林檎の楽曲を歌って欲しい気もするがラジオでそんなんオンエアしたら「光の速さで音源化しろやこの六本木界隈のドグサレどもが!」と悪態を吐きたくなる事必至なのでモノマネ披露くらいがちょうどいいかもしれない。

しかしヒカルに酒を飲ませるとここまでノリがいいのか。ならばリカちゃん(※ミラクルひかる)を呼んでお互いのモノマネをして貰うというのはどうだろう。宇多田ヒカルによる宇多田ヒカルのモノマネをするミラクルひかるのモノマネである。何ともややこしいが、面白そうだ。大橋彩香のモノマネをする西明日香のモノマネを大橋彩香が…とかなかったっけ。そういうヤツだわな。

昔は幾らかヒカルがオンエアで歌ったテイクあったよねぇ。「いとしのエリー」とか"Moon River"とか。ほんのちょっとでも嬉しかったもんだ。いつかヴァネッサ・ウィリアムズの"Save The Best For Last"や「リトル・マーメイド」の"Part Of Your World"をフルコーラスで歌って欲しいわい。まぁ、トークの中で一瞬だけ歌うからインパクトが強い、ってのもあるかもわかんないけど。

でも、歌が上手い人は沢山の歌を歌って披露して記録する事は神様から才能を与えられている以上人としての義務であるように思うのですが(←いつもと言ってる事が違う)。ヒカルくらいになると歌われた歌の方が喜ぶので、まぁ歌を喜ばせると思ってどんどん歌ってくれればな。いいんだけどな。

しかし、さっきは評価が地に落ちる恐れとまで書いたが、この三週間(正確には二週間と一日、十五日間)で宇多田ファンの中での小袋君に対する評価・位置付けってどうなるんだろうねぇ。ヒカルのアルバムでヒカルより長い時間マイクを占拠した廉でKOHHちゃんはえらい散々な言われようになり申したが(笑)、小袋君の場合目立たないバックコーラスだったから、はっきり言ってどうでもよかった。しかしこうやってヒカルにタメ口で馴れ馴れしく話し掛けつつ子育てをはじめとしたプライベートなエピソードを聞き出し(写真で性格を当てる話とか、普通のインタビューじゃなかなか引き出せないぜ)、挙げ句マイクを持たせて歌を歌わせるだなんてヒカルがゲストできた番組のホストがした仕事の中ではトップクラスの偉業じゃないか。一方で、だからこそヒカルの懐に入っている感じがして主にヒカルファンのお姉様方から評判がよろしくなくなる可能性もあり。あと2週、まだまだ油断と予断を許さないぜ。

こちらとしては、カラオケにまで引っ張り出してくれてどうもありがとうという気持ちしかない。寧ろこのままヒカルが「MUSIC HUB」を乗っ取ってくれればいいのに、と。或いは対抗して「MUSIC MONGOOSE」という番組をだな…(没)。

いずれにせよ明後日が楽しみだ。実況にも気合いが入る。あとは金曜深夜という眠い時間にどうやって番組開始まで起きてるか、だわ。何か妙案がありましたら提案よろしくw

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一昨年から昨年にかけて、「え、そこ思い切って行く?」と唸らされる声優アーティストデビューが続いている。その程度のキャリアと知名度でプロジェクトしかけて果たして大丈夫なのかと。しかし、個別の例をみてみると、どちらかといえば、アイマスとラブライブの成功で声優アーティスト・ブームに乗っかっているのかと思いきや、関わっているスタッフたちが個々の声優さんに惚れ込んで頑張っているケースばかりが目に入る。へぇ、ならいい傾向じゃん。

で、なんでそんなに声優アーティストたちが音楽業界で人気なんだろうと考えてみた。

歌をプロデュース/作詞/作曲をする立場にたってみると、なるほど、まず彼ら/彼女らは例えばアイドルのジャンルに区分けされる人たちと比べると抜群に歌が上手い。ジャニーさんの「歌の練習をする隙があるならダンスの練習をしろ」主義がアイドル業界には根強いのかアイドルの皆さんの歌唱力はとても低い場合が大半だが、声優の場合ハズレにあたる確率がグンと減る。なぜなら殆ど全員が声優の専門学校や養成所で発音や発声の訓練を受けているのだから当然だわな。作曲家としては、歌の巧拙より歌心というのは勿論真実だけど上手いにこした事はないというのもまた本音だ。

また、そうやってしっかり訓練を受けてきている分、声を出す仕事に対するプロ意識がおしなべて高い。例えば、ボーカルのスキャットのみでアルバムを作ろう、となっても根気よく地道な作業に付き合ってくれるし、ボーカロイドの音録りみたいな苦行な仕事もしっかりこなしてくれる。プロデュース側が実験的なアプローチをとりたくなった時に実際的な困難を乗り越えるだけの技術的な基礎をもっている。これはかなり有り難い。

また、声優というからには役者であるのだから"演技力"もまた高い。様々な作詞家作曲家から楽曲提供を受けるシステム上、曲調がバラエティーに富むのは必定だが、それぞれの歌のキャラクターに合わせて芝居がかった歌唱を聴かせるのはお手のものだ。普段からキャラクターソングで別人になりきって歌っているのだから容易い話だろう。

そういった職人肌に伴って、アーティストとしてのアクの強さみたいなのが希薄なのもポイントが高い。これがインディーズからのシンガーソングライターさんだと確固たる自分の世界を持っていてこちらからの提案はなかなか聞き入れてもらえないが、声優さんの場合もともとアーティストとしてのエゴが無いので、こちらからの音楽的アイデアを具現化するのに非常に協力的だ。

なるほど、音楽業界の作り手側としてはアイドルやシンガーソングライター/バンドより、余程自分たちの"音楽的な夢"を叶えるのにうってつけの存在だな、声優は。

更に、ある程度の声優さんなら固定ファンがついているのでCDの売上やイベント・ライブの集客力にあらかじめメドがたつ。レコード会社としても予算をくみやすい。また、ルックスも時代の要請に従って非常にレベルが高いのでミュージック・ビデオもアイドル並みに作りやすい。様々な世界観を表現できる。


こうしてみてみると、音楽業界で声優アーティストの人気が高く、次々とデビューが決まるのも納得である。作り手側だって音楽ファンだ。こういう音楽をやってみたいという夢がある。それを叶える手助けをしてくれる人を探したら声優に多かった、という事なのかもしれない。もう暫くこのトレンドは続くかもしれないね。

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