無意識日記
宇多田光 word:i_
 



TiTOにライブを意識した歌詞が如何に多いか見てみよう(訳は私)。O&Oは"DJと踊り明かそう"という歌だし、FYIには"ショウを乗っ取る"、A&Cには"この歌を唄うなんて"と各々ストーリーに即して主人公が歌を唄うと匂わせる場面がある。ThisOneにはミュージシャンの名が散見、2h15sは"本編とアンコール"の事かな。音楽家である自分の紹介曲オートマ2は言わずもがなだしDDはラストに"ビート復活!"と宣言する。Poppinの掛け合いを会場でやってみたいと思う人も多いだろう。07年9月のミーティングの時点で『今度のアルバムではキッチリツアーもやりたいですねぇ』という話が双方から出ていたと推測される。

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誤解されてしまうのは、役者がヒットドラマの役名で声を掛けられるのと同様昔ながらの出来事だ。その後のヒット曲人気ドラマでの活躍を通して自らの名を浸透させていけば作品中の"役"から解放されてゆく。この点でもヒカルはデビュー時から特異であって自身の登場自体が世紀末日本最大の物語となった為、タバコのFlavorが問題になる位詞も人も含め全体が連動する事態となった。光も中毒以降その点は心得ていて、Exodusの時は自らのUSデビューが物語の幹になり詞にもソレを反映した。するとTiTOは、ライヴ重視の姿勢が07年末から脈々とあるのではと思ってしまうのだがさて。

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