無意識日記
宇多田光 word:i_
 



常に現役で新曲を作る歌手はツアーの度新曲の割合に頭を悩ませる。光の場合ボヘサマは曲不足、ヒカ5は卑近の新曲COLORSから1年という逸機の為、何れも"新譜を伴うツアー"の雰囲気はなかった。UU06は漸く新譜UB後の興行となったがコンセプトが"集大成"だった為選曲はベストヒットであった。ITF10は、その意味でボヘサマに最も近い位置づけになるが、DDをシングルカットするとなると俄かに新譜TiTO中心の雰囲気に移行する。このダイナミズムが齎す影響は大きい。今迄ライブといえば"スペシャルなもの"だった光が、曲作りと同じ"日常の感覚"で今後ツアーに取り組んでいく可能性が出てくるのである。

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なのを見るにつけ「つ歌の難易度」というコメントを加えたくなる。あの歌、カンタンよ(比較的)。何故光が生放送で緊張するかといえば、レコーディングを通して如何にワンテイクで自分の歌を歌いきるのが難しいかを痛感してるからだ。今回はMikaとコミュニケーションを取りつつ詞もうろ覚えで歌う気楽な客演で、適当になってる所も多々あるのだが、サビで確り見栄を切っているのでソレで全体の印象がよくなっている。光の書く歌はメロディで埋め尽くされている為手を抜くと途端に印象に直結する。集中力と記憶力を総動員して歌う必要のあるUtaDAの歌ではまた別の話となる筈なのである。

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