つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(第105話)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはアイちゃんのピンチと色々な見せ場がある
105話「コレクター博士だコロン」

(あらすじ)ガンちゃんは連続失踪事件の容疑者にされてしまい
アイちゃんは容疑者と思われるコレクター博士に捕まってしまうが…
 
 (解説)今回はアイちゃんが危機に陥るシーンや、
意外な活躍シーンもあったり、アイちゃんの見所が沢山ある回です。
正確な所は分かりませんが、元ネタは映画「コレクター」だと思われます。
 
事件はガンちゃん達が連続少女誘拐事件に巻き込まれた所から始まります。
ガンちゃんが容疑者として警察に連行されてしまい、
単独行動する事になったアイちゃん
ドクロストーンを守ろうと張り切っている姿が格好良くて良かったですが
怪しげなコレクター博士(声は宮内幸平さん)と出会うと、
一瞬の隙を突かれ拉致されてしまいます。

アイちゃんを捕まえた博士は
「亡くなった娘以上に大切なもの」
としてアイちゃんをはく製にしようとしていたのです。
博士からドクロストーンの在り処を聞き出そうとするドロンボーに対し
アイちゃんは自分の身も省みず
「駄目よ、ドクロストーンだけは渡さないで!私はどうなっても良いから…」
とドクロストーンを守ろうと、博士に迫りますが
この場面の台詞回しと態度が毅然としたアイちゃんの姿が良かったです。
ところが、博士はドロンボーを落とし穴に落とし、
満を持してアイちゃんに迫ります!

首を絞め上げられたアイちゃんが「ガンちゃん~!」と叫ぶ辺りは
恐怖が真に迫った台詞回しを、茉利さんが見事に表現していました。
一方、アイちゃんが博士に
無理やり食事を食べさせられそうになって嫌がる台詞回しは
ちょっと色っぽいような気もしました。
 
事態はドロンボーが再登場して博士と揉めている所に、
ようやくガンちゃんが登場し
アイちゃんはオモッチャマに助けられます。
助けられた際の「ありがとう!」の言い回しも良かったですが、
直後の登場シーンの
「エイッ、エイッ、オー!ヤッターマン2号、改めて参上!」
と言う台詞が最高でした。

特に「エイッ、エイッ、オー!」と言う際は、
「エイッ!」と言う台詞に合わせてアイちゃんのポーズが付くのですが、
この台詞は一つ一つの言い回しが実に可愛いらしいと思いましたし
「ヤッターマン2号改めて参上!」の台詞も
茉利さんの気合が乗っていた感じで、いつも以上に良い口上でした。
ところが、気合の入った口上を披露したアイちゃん、
ふと目の前を見ると「あらっ!?」と驚くのでした。
 
何故かと言うと、
またしてもドロンジョ様がガンちゃんとイチャイチャしていたからでして、
これに怒ったアイちゃん
「ヤッターマン2号只今参上!」
再びドロンジョ様相手に口上を披露しますが
反応が無いのでアイちゃん「参上ったら~!!」と、
なおも自分の存在をドロンジョ様にアピールします。
この場面の必死なアイちゃんの演技も面白いですが
「参上だか四畳半だか知らないけど邪魔しないで…」
とドロンジョ様に振り払われてしまいます。
 
するとアイちゃん、ドロンジョ様に見捨てられたボヤやんから
「恋を無くした者同士、仲良く人生論なんか論じ合わない?」
とモーションをかけられますが、
アイちゃんは「触らないでよ!」と、間髪入れず拒絶します。
このシーン、アイちゃんの突っ込みが抜群のタイミングだったので
とても面白かったですが、
ボヤやんの立場から考えれば、アイちゃんちょっと酷いような…

結局、怒りに燃えるアイちゃんはガンちゃんとドロンジョ様に対し
「二人ともシビレステッキ~!!」
二人まとめてシビレステッキをお見舞いします
アイちゃんの「シビレステッキ~!!」の言い回しが、
非常にテンションが高いのが良かったです。
 
ゾロメカ戦は善悪のケーキメカの披露宴
と言う、一見しただけでは話が掴めない展開ですが
要は新郎と新婦の結婚が成立し、
ケーキカットで使われるウエディングケーキに入刀する事で
ケーキの中の花火マシーンが作動出来ると、
多く攻撃できて勝てると言うルール。

最も結婚が成立し、マシーンを作動させるのは善玉ばかりと言う有様に、
新郎新婦ではなく、牧師が入刀するようボヤやんが工作するのですが、
牧師がやった事で攻撃が外れまくって、結局は敗北となるのでした。
披露宴の司会が
富山ドクロの敬(ドクロ顔の司会者で声が富山さん)だったり
サービスでドロンボーも正装、ヤッターマン側も正装しているのも見所でして
和服姿に正装しているアイちゃんは、
一瞬しか見られませんが実に良かったです。
 
ラストは、博士が逮捕されて終わる
と言う『ヤッターマン』とは思えない珍しい終わり方をしますが
あんな目に遭ったのに、アイちゃんは博士に対し
「(博士のせいで博士と同じような悲しみにくれる人が出る事なら)
きっとマリーさん(博士の娘)があの世で悲しみますわ」
と博士に優しいけど重い言葉をかけるのでした。
そりゃ、正義の味方だからと言うのもあるでしょうが、
いつまでも怨みを引き摺るアイちゃんと言うのもどうかと思いますので、
こう言うフォローがあるのは良かったです。

直後のガンちゃんの
「人間には時として心の中に悪の根が潜んでいるのかもしれないな」
と言う台詞は台詞自体も重い言葉ですが、
ガンちゃんの言い回しがいつもと違って
非常に真面目な感じで、特に印象に残りました。

これを受けてのアイちゃんの
「そうね、その為にも逆境に負けてはいけないのね。強く生きなきゃ」
と言う台詞は、
気丈に強く生きようと決意するアイちゃんの心境が強く感じられる台詞で
ファンとしてはとてもジンときました。
 
インチキ商売はドロンボー神社、今回は手が込んでいます。
まず、訪れた客全てに大凶のおみくじを引かせて、
10万円で客に厄払いを行おうとします。
そこに、商売をインチキだとバカにするボヤやんが現れますが、
偶然か仕込み通りか?おみくじを蔑ろにしたボヤやんに
罰が当たった姿を見せ
これに恐れをなした客に10万円の厄払いを行います。
 
一方、ドロンボー神社の近くの神社に偶然いたガンちゃんとアイちゃん。
世界平和でも願っているのか?と思ったら
「どうかガンちゃん(アイちゃん)が
いつまでも私(俺)の事好きでいてくれますように…」
なんて願を掛けていたんですね。
その上「好き~」なんて言い合って、
単に二人のアツアツ振りを見せ付けてるだけでは?
オモッチャマが「見ちゃおれないでコロン、いい加減にしてくれでコロン」
と言うのも分かるような…

ただ相思相愛は良い事ですし、
アイちゃんもガンちゃんも互いに惚れ合うのも分かりますけどね。

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