つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(完結編)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
そして、ついに最終回となります。
108話「アワテルローの戦いだコロン」
 
(あらすじ)チビレオンの辞書に
最後のドクロストーンの在り処があるとの情報を受けた善悪
最後のドクロストーン探しに向かうが…
 
(解説)話はインチキ商売の楽屋裏からスタート。
しかもドロンジョ様、ガンちゃんのピカッと光る目に悪の心が洗われた
ドロンボーから足を洗い、後任のリーダーにボヤやんを指名します。
しかし、以降はいつものようにドクロストーン探しから
メカ戦を行うと言う一連の流れを経て
ラストに大どんでん返しがあると言う内容。
 
見方によっては打ち切り漫画の最終回っぽい気もします
ドクベエ様の「マンネリとか何とか言われながらも二年もの月日が流れ、
お仕置きのアイデアも乏しくなってきた」
とか
「今日こそヤッターマンをやっつけろ~!」とのドロンジョ様の命令に
トンちゃんの「と言い続けて二年と一ヶ月、ほな行きまっか~!」
と言う突っ込みが入ったり
最終回と言う概念を逆用したギャグもあり、最後まで面白かったです。
 
インチキ商売は
”奇跡の作家・現代の救世主”トンズラー・サッサー大先生の
新作『火の焼き鳥』販売記念サイン会
当然、疑問を持つ客に対しては
『ブターウォーズ』、『黄金のひび割れ土瓶』と言った
面白そうな読み物をセットに付けた上、
「百万円以上の価値のある物がたった十万円で買える」
と××効果(何だったかな?)で巧みに騙して売り付けるのでした。
(なお、本の中身は”全くの白紙”と言う代物)

このドロンボーの動きに当然ガンちゃん達も気付きますが
直前のガンちゃんとアイちゃん、
公園で「ガンちゃん」、「アイちゃん」、「好き~」
と二人でいちゃいちゃしてるのは、最後までらしいと言えばらしいですね。

あと、インチキ商売の本を見て
(騙されたから)泣いてる人を見たアイちゃんが
「貴方もね。分かったわ、その物語悲しい話なんでしょ?」
と尋ねるシーンは
アイちゃんの優しさが光っていて良いですが、
ずれた事言ってるのが何とも可笑しかったです。
 
メカ戦は、ワンとゾウ以外の全てのヤッターメカに、
ドロンボーは今世紀最大の力作であるブックタンクで応戦!
これに対しガンちゃんが、全てのヤッターメカにメカの素を投入しますと
全メカの出したゾロメカが合体し、巨大なミサイルを作り出されます。
このミサイルに対し、いつもは慌てるドロンジョ様が何故か落ち着いていて
ボヤやんの突っ込みに対しても
「これが最終回の雰囲気だからよ」
と、最終回を逆用したネタで返します。
これに対し、動揺するボヤやんが
「来週からボスになれる」と自分に言い聞かせるのも悲しい所?
 
最後のドクロストーンは、アワテルロー博物館の地下にあったのですが、
ここが何とドクベエ様の住まいで、
ドクロストーンもドクベエ様が丁度今見つけたとの事。
これでドクロストーンが全部揃ったものの、
ドロンボーが追い求めていた「大金塊の鉱脈の地図」自体
ドクベエ様曰く「欲深い地球人を利用するための嘘」
と明かされ、二年もの間のドロンボーの行動は
全て骨折り損である事が判明します。

おまけに「ドクロストーンとは、ドクベエ様そのもの。
そしてその実体はドクロ惑星XYZ星人」と言う強引さ。
そして本体を取り戻したドクベエ様は宇宙へと帰って行くのでした。
 
個人的には、ラストのドロンボーの解散シーンが特に良かったです。
中でも、ボヤやんとトンちゃんに対してドロンジョ様が
「良い女は振り向かないもんなんだよ!」
と言って、二人の前から去って行くのは
涙無しには見られないシーンかもしれません。
あと「う~可哀想可哀想」と言うなげきブタの台詞も泣かせる所でした。
ところでドロンジョ様、
ドロンボーを辞めた後でガンちゃんに告白する気だったのか?

一方、ヤッターマンの二人のラストシーンが
具体的に無かったのはちょっと残念でした。
(『タイムボカン』ではあったのに…)
特にアイちゃんの最後の台詞が
「そうね…」ってのはもう少し何とかならなかったでしょうか?
 
長くなりましたが以上です。

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