つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

怒りから破れへ

2015年09月05日 | 時代劇
萬屋錦之介さんのテレビ時代劇での代表作の一つが
『破れ傘刀舟悪人狩り』です。
『破れ傘刀舟』と言えば
「てめえら人間じゃねえ 叩き斬ってやる!」と言う決め台詞が有名ですが
さらに言うと、数ある時代劇の中でも
悪人を退治に行くシーンの描写が珍しいように感じます。
 
普通の時代劇の場合、悪人を退治するシーンになると
普段の着物から、それっぽい装束に着替える場合が多いですし
また、悪人の屋敷にやって来る場合も、
割と丁寧にいつの間にか入り込んでいて
屋敷に殴り込むような感じで突入する事はあまりありません。
 
ところが刀舟先生の場合、
普段と変わらぬ姿で悪人の屋敷に殴りこんで来て
障子を蹴破ったり、配下を蹴散らし親玉が現れるや
「○○って野郎はてめえかい」
と言う挑発的な口調を見せるわ
よその時代劇が可愛く見える
本当の意味での乱暴狼藉振りを度々見せてくれます。
無茶苦茶とも言える所ですが、ここが本当に面白い所なのです。
 
そう言えば、普段の格好以外の刀舟先生って見た覚えがありませんね。
回想とかもあまり見た覚えがありませんし…

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