つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

たまたま見たら

2023年07月08日 | 時代劇

少し前、テレビを付けたら偶然『新必殺仕置人』の最終回を放送していました。

『新仕置人』の最終回は必殺シリーズの最終回の中でも出色の最終回と言う評価が多く
一度私も最後の方だけ見た事がありますが、ちょっと見始めると、すぐに引き込まれて
ラストまで見てしまいました。

話は、松っつぁん(中村嘉葎雄さん)が奉行所に捕まるが
これは鉄っつぁん(山崎努さん)を己の殺し屋組織に取り込もうとする
辰蔵(佐藤慶さん)の策略だったのです。
奉行所同心諸岡(清水紘治さん)とつるむ辰蔵は
卑劣なやり口で鉄っつぁんの殺しの武器である必殺の腕を焼けただれされ
松っつぁんも廃人同様の状態に追い込みます。

ここで、遂に主水さんが動き出すのですが
主水さんの動きを不審に思った諸岡が「貴様、まさか・・・」と言った所で
「そう、あんたの思った通りだよ 諸岡さん」
と正体を明かした上で、諸岡を散々斬って、刺した上で
辰蔵の手下を次々に切り殺してゆくのが格好良いんですよ。

廃人状態の松っつぁんも中尾ミエさんと火野正平さんのアシストで殺しを成功させ
一人残った辰蔵を鉄っつぁんが、辰蔵のドスを受けながらも
焼けただれた手で仕置を成功させるのも良いし
その後、鉄っつぁんが女郎屋で女としけこんだ後に息絶えるのも
らしくて良いんですよね。

全体的には、ベタな任侠映画っぽい感じの作風ですが
(脚本の村尾昭先生は高倉健さんの任侠映画等の脚本を多数執筆されています)
追い詰められての逆転劇っぽいラストは、爽快感すら感じられて
良い作品(実際、悲惨な所もあると言えばありますが)だったと思います。


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