ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

医師研修制度・途中

2005-05-21 16:54:55 | Weblog
 昨春から、医師の研修制度が変わり、新卒医師が今までの殆ど大学の状態から、外の病院へ出て卒後研修を始めるということが多くなり、今春は更に外での研修医が増えてきている。
 その昔までは、大学で選ばれた患者から診療研修し、外へアルバイトに出て一般診療や当直で実地を修練するというような、あやしいいい加減さの混在する研修が多かった。私の頃は半日週2回のアルバイトは公認だった。当直は日勤に穴を空けなければ、し放題だった。元気なのは週に2回位していたかな、朝夕の食費も浮くしね(但し、正規の手当は安かった)。
 今までのこのやり方は日の当たる所へは出しにくいし、診療するということを学習するにはやはり、良くある疾病を経験してから、それ以上を知り学ばねばならないでしょう。
 それに、この頃の学習はレールの引かれた上を歩んでいるようなのも多いし、丁度良いタイミングだったかもしれない。
 今日の新聞にもあった。大学病院側もやり方の見直しをも考えているようだと。
 体験を学ぶ、体験に基づかない学習は心もとない。
(JRでも、テキストにはない制限以上の速度で時間を取り戻すのは、体験学習しかなかったでしょう。取り戻せない以上の時間の場合を無謀行為と言う。アインシュタインさんに実力で勝つのは大変だよ。)
 「こんな病気、診たことありません」といわれたら困るよ。でも、どこかに最初はあったはずだから、先人の誰かは、「こんな病気、診たことありません」と言いたかっただろう。
 そこを言わずに診療したから、“第一人者”とされたのでしょうか。

 大学も漸く、一般診療の大切さを学ばせなければならなくなったのだろう。外へ行くと、元に戻るかどうかわからない不安もありそう。
 でも、日本中が回ればどうってことはないんじゃないの。
 今までは回らなかっただけなんだから。
 もがけば成長するし、もがかないと溺れてしまう。私の所は今はもがいているよ。
 考え方が軽すぎるかな ?
コメント
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